
愛荘町立歴史文化博物館
GALLERY
愛荘町立歴史文化博物館は、滋賀県愛知郡愛荘町の歴史と文化を伝える拠点として、南北朝時代から江戸時代にわたる貴重な文化財を収蔵・公開する施設です。常設展示から限定公開の絵巻物、子ども向けの能楽教室や古文書講座まで、展示と学びが一体となった構成が特徴で、地域の歴史文化を幅広い世代に届けることに力を入れています。
常設展示室の見どころ――中世を刻む文化財
常設展示室では、南北朝時代の貞和4年(1348年)に作られた木造獅子狛犬(愛荘町指定有形文化財)が公開されています。670年以上前に彫られたこの一対の像は、中世の職人技を今に伝える存在です。
同じく常設展示として、室町時代の懸仏 阿弥陀如来立像と漆塗太鼓形酒筒(ともに金剛輪寺蔵、漆塗太鼓形酒筒は愛荘町指定有形文化財)も鑑賞できます。地域の名刹・金剛輪寺に伝わる品々が、博物館という公共の場で一般に公開されている点は、訪問の大きな価値といえます。
特別展示室で出会う限定公開の絵巻
常設展示とは別に、特別展示室では限定公開の作品に出会えます。室町時代の享徳2年(1453年)に描かれた「紙本著色矢取地蔵縁起絵巻」(愛荘町指定有形文化財)と、江戸時代の「紙本著色愛智河架橋絵巻」(愛荘町指定有形文化財)がその代表例です。前者は中世の信仰世界を色彩豊かに描いた作品、後者は地域の河川と人々の暮らしを伝える絵巻で、いずれも公開機会が限られています。
年間を通じて展示替えが行われ、令和8年(2026年)の夏季特別展は6月6日から8月30日まで開催中です。
能楽教室・古文書講座――参加して学ぶ文化施設
この博物館が他の施設と一線を画すのは、展示鑑賞にとどまらない参加型のプログラムにあります。
子ども能楽教室は毎年度受講生を募集しており、日本の伝統芸能である能楽を実際に体験できる機会として地域に根付いています。また愛荘知る学講座(古文書講読会)では、地域に残る歴史資料を直接読み解く講座が提供されており、受講を通じて郷土史への理解を深めることができます。さらに博物館実習の受け入れも行われており、学術的な場としての側面も持ちます。
西澤眞藏記念館とスタンプラリー
博物館に隣接する形で郷土の偉人館・西澤眞藏記念館が設けられており、愛荘町ゆかりの人物の足跡をあわせて辿ることができます。
また、博物館と近隣の愛知川びんてまりの館を組み合わせた「れきはくイベントスタンプラリー」も開催されており、複数施設をめぐりながら愛荘町の文化的な厚みを体感できる仕組みが整っています。歴史文化博物館単体の訪問にとどまらず、エリアを面で楽しみたい方にも適した企画です。
アクセス
滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺878番地
営業時間
9:00~17:00
料金目安
500円~700円
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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