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札幌市立大学は、北海道札幌市が設置した公立大学です。「デザイン」と「看護」という個性的な2学部を擁し、地域に根ざした専門教育を展開しています。豊かな自然環境に囲まれたキャンパスで、創造性と人間理解を深める学びが待っています。
公立大学として地域に根ざす教育機関
札幌市立大学は、札幌市が設置・運営する公立大学法人です。2006年に開学し、北海道の地域課題に応える人材育成を使命として掲げています。「デザイン学部」と「看護学部」の2学部体制というユニークな構成が大きな特徴であり、一見異なる分野に見えるこの2つの学部が「人と社会をつなぐ」という共通のテーマのもとに共存しています。
公立大学であるため授業料は国立大学と同水準に設定されており、比較的リーズナブルな学費で専門的な高等教育を受けられる点も、道内外の学生に広く支持されている理由のひとつです。
デザイン学部:社会課題を解決するクリエイターを育成
デザイン学部は、プロダクトデザインやビジュアルコミュニケーション、環境デザインなど、幅広いデザイン分野を横断的に学ぶカリキュラムが特徴です。単にモノを美しくつくる技術だけでなく、「デザイン思考」と呼ばれる課題発見・解決のアプローチを重視しており、社会の問題をデザインの力で解決できる人材の養成を目指しています。
学部内では実習授業が充実しており、1年次から実際に手を動かすプロジェクト型の学びが始まります。地域の企業や自治体と連携したデザインプロジェクトも多く、在学中から実社会のニーズに触れる機会が豊富です。卒業生はグラフィックデザイン、UI/UXデザイン、プロダクトデザイン、建築・インテリア、広告、ゲーム・映像制作など多彩な分野へ進んでおり、道内外の企業・団体で活躍しています。
看護学部:地域医療を担う看護師・保健師を育成
看護学部では、看護師・保健師の国家資格取得を目指す4年間の一貫教育が行われています。北海道という広大な地域における医療・福祉の担い手を育てることを意識し、地域包括ケアや在宅医療、予防医学など、地域に密着した看護の視点を重視したカリキュラムが組まれています。
臨地実習は札幌市内をはじめ道内の病院・施設で実施されており、学内での学びを実践の場で深めることができます。少人数教育により教員との距離が近く、個々の学生の成長をきめ細かくサポートする体制が整っています。卒業後は病院・クリニックのほか、保健センターや訪問看護ステーション、福祉施設など幅広いフィールドで活躍する卒業生を多く輩出しています。国家試験の合格率も安定して高水準を維持しており、看護職を目指す学生にとって信頼できる進学先として認知されています。
芸術の森キャンパス:創造性を育む自然豊かな環境
キャンパスは、札幌市南区の「芸術の森」エリアに位置しています。周辺には「札幌芸術の森」という野外彫刻美術館や工芸工房群を有する文化施設があり、アートと緑に囲まれた独特の雰囲気の中で学生生活を送ることができます。都市の喧騒から離れた静かな環境は、デザインや看護という集中力を要する学びに適した空間を提供しています。
キャンパス内の建物は設計段階からデザイン性を重視しており、スタジオ型の実習室や最新の医療・看護実習設備が整備されています。図書館や情報センターも充実しており、専門書・デザイン書籍・医療文献を幅広く収蔵しています。学生食堂や休憩スペースも整っており、勉学と生活の両面で快適なキャンパスライフを支えています。
アクセスは、地下鉄南北線「真駒内駅」からバスを利用するルートが一般的です。やや交通の便に時間がかかる立地ではありますが、その分キャンパス全体がゆったりとした広さを持ち、緑豊かな自然の中で過ごせる落ち着いた学習環境が魅力です。
こんな人におすすめ
札幌市立大学は、次のような方に特に向いている大学です。まず、デザインやクリエイティブな仕事に興味があるが、単純にアートを学ぶだけでなく「社会に役立つデザイン」を探求したいと考えている方。次に、北海道の医療・福祉を支えたいという志を持ち、地域に密着した看護師・保健師を目指したい方。また、公立大学ならではの学費の手頃さと教育の質の両立を求める方にも、選択肢として検討する価値があります。
少人数制の環境を活かして教員や仲間と深く交わりながら、自分の専門性を着実に磨いていきたいという学生には、とりわけ居心地のよい環境です。デザインと看護という一見異なる分野が同じキャンパスで交わることで生まれる多様な視点と刺激も、この大学ならではの魅力と言えるでしょう。
Access
北海道札幌市南区芸術の森1
Hours
Budget