浅草の路地裏に、ちょっと変わった扉がある。開けた先に広がるのは、都会の喧騒とはまったく異なる、静かで不思議な生き物たちの世界だ。西浅草エリアに構える「ピッコロ ズー」は、トカゲやヘビをはじめとするエキゾチックアニマルと直接ふれあえる体験型のペットショップ。爬虫類をもっと身近に感じてほしいという女性オーナーの思いから生まれた、東京でも珍しい空間だ。
爬虫類との「はじめまして」を演出する場所
トカゲやヘビと聞くと、思わず身を引いてしまう人も少なくないだろう。しかしピッコロ ズーが目指しているのは、そんな先入観を優しくほぐしてくれる場所だ。「見る」「触る」「買う」という3つのコンセプトを軸に、爬虫類や小動物をはじめとするエキゾチックアニマルたちと、ゆっくりじっくり向き合える環境を整えている。
図鑑やテレビでしか見たことがない生き物を、実際に目の前で観察し、手に乗せてみる。その体験は、予想以上に心に響くはずだ。動物たちはどれも人慣れしており、初めて爬虫類に触れる人でも安心して接することができるよう、スタッフがサポートしてくれる。爬虫類ビギナーにも、すでにファンである人にも、等しく充実した時間を提供してくれる場所だ。
個性豊かなキャストたち
店内にいる生き物たちは「キャスト」と呼ばれ、それぞれが個性豊かな存在感を放っている。ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)やクレステッドゲッコー、ヘルマンリクガメといった人気種をはじめ、普段はなかなか目にすることのない珍しい爬虫類も随時入荷している。
ヘビの独特の質感、トカゲの敏捷な動き、カメのどっしりとした存在感——同じ爬虫類でも種類によってまったく異なる個性があり、触れ合うほどに「もっと知りたい」という気持ちが芽生えてくる。公式ブログでは新着生体の紹介や飼育情報も発信されているので、来店前にチェックしておくと楽しさが倍増する。
入場料と滞在時間のルール
ピッコロ ズーはふれあいスペースへの入場料制を採用している。料金は大人(高校生以上)1,500円、小人(3歳以上)1,200円で、2歳以下は無料。公式TwitterまたはInstagramをフォローすることで100円割引が適用されるのも嬉しいポイントだ。
滞在時間は平日が180分制(混雑時は120分制)、土日祝日は90分制となっており、時間を延長したい場合は30分ごとに500円の延長料金がかかる。じっくりと生き物たちと過ごしたいなら、比較的ゆとりのある平日の来店がおすすめだ。
なお、店内は生き物たちへの配慮からいくつかのルールが設けられている。フラッシュ撮影は禁止、走ったりケージを叩く行為もNG。ふれあい後の手洗いも徹底するよう案内されている。動物たちのストレスを最小限にし、来場者全員が安全に楽しめる環境づくりへの真剣な姿勢が伝わってくる。また、においに敏感な方や神経質な方には来店を控えるよう呼びかけており、正直さも好感が持てる。
購入・ペットホテル・レンタルまで対応
ピッコロ ズーはふれあい体験だけでなく、生体販売にも対応している。触れ合って「この子を家に連れて帰りたい」と思ったらそのままお迎えできるのは、体験型ショップならではの醍醐味だ。実際に性格を確認してから選べるため、初めてエキゾチックアニマルを迎える人にとっても安心感がある。
さらにペットホテルのサービスも提供しており、旅行や出張などで留守にする際に爬虫類を預けることができる。爬虫類に対応したペットホテルは都内でも数少なく、すでに爬虫類を飼育しているオーナーにとっては心強い存在だ。加えて、ネットショップも運営しており、来店が難しい場合でも生体や関連用品を購入することができる。
イベントへの出展も積極的で、東京・大阪で開催される爬虫類イベントにも参加。「Reptiles Circle」や「アクアリウムバス」などのイベントでピッコロ ズーのスタッフや動物たちに会える機会もある。
アクセスとおすすめの来店タイミング
店舗は東武浅草駅から徒歩圏内の西浅草エリア、ビルの3階に位置する。観光スポットとして名高い浅草寺や仲見世通りからもほど近く、浅草観光のついでに立ち寄るコースとしてもぴったりだ。
電話番号は090-6023-1156。来店前に営業時間や混雑状況を確認しておくとスムーズだ。週末は90分制のため、時間に余裕をもって来店を計画したい。平日であれば最大180分とゆったり過ごせるので、爬虫類好きにはとくにおすすめのタイミングだ。爬虫類を知らない人も、知っている人も——ピッコロ ズーは、生き物への新しいときめきを見つけられる場所だ。
Access
東武浅草駅から徒歩圏内
Hours
Budget
大人(高校生以上): ¥1,500 小人(3歳以上): ¥1,200 2歳以下: 無料 Twitter・Instagram フォローで¥100引き