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三重県桑名市の豊かな丘陵地帯に広がる桑名カントリー倶楽部は、深い松の森に囲まれた風格ある18ホールのコースです。四季折々の自然美と戦略性の高いレイアウトが調和し、初心者からベテランゴルファーまで幅広い層に愛され続けてきた、東海・関西エリアを代表するゴルフ場のひとつです。
松林が生み出す静謐な世界観
桑名カントリー倶楽部の最大の特徴は、各ホールを隔てる深い松の林です。コース内に立ち入ると、背の高い松がそそり立ち、まるで別世界へ迷い込んだかのような静寂と荘厳さに包まれます。この松林はただの景観的な装飾ではなく、隣のホールとの間に明確な境界を作り、プレーヤーが自分のコースに集中できる環境を生み出しています。
松特有の清々しい香りが漂う中でのラウンドは、日常のストレスを忘れさせてくれる独特の体験です。朝の霞がかかった時間帯には、松林の間から光が差し込み、フェアウェイに美しい陰影を描き出します。この光景はゴルフというスポーツの枠を超え、ひとつの芸術的な風景として多くのゴルファーの記憶に刻まれています。フェアウェイには適度なアンジュレーションがあり、平坦なコースにはない立体的な攻め方が求められる点も、このコースならではの醍醐味といえるでしょう。
アウトコース——戦略と美しさが交差する9ホール
アウトコースは、コースマネジメントの重要性をプレーヤーに問い続ける9ホールで構成されています。1番から3番ホールにかけては、左サイドにOBゾーンが設けられており、ティーショットから正確なコントロールが要求されます。スライス系の球筋を持つゴルファーにとっては比較的有利に見えるかもしれませんが、フェアウェイの起伏がボールの転がりを予測しにくくし、単純には攻められない面白さがあります。
逆に8番・9番ホールでは右サイドにOBが設定されており、左右どちらのホールでも油断のできないコース設計が続きます。コースをひと通り経験すると、設計者がプレーヤーに対して常に異なる判断を迫るよう、意図的にOBの配置を変えていることがわかります。
そして4番ホールは、アウトコースの中でも特別な存在感を放つ美しい池越えのショートホールです。ティーグラウンドから眼前に広がる水面と、その先に配置されたグリーンの組み合わせは、思わず息をのむほどの景観を誇ります。距離の選択と風の読み方がスコアを大きく左右するこのホールは、桑名カントリー倶楽部を訪れるゴルファーが必ず語り草にする名物ホールです。
インコース——変化に富んだ難関9ホール
インコースはアウトコースよりもアップダウンが激しく、コースの表情がより豊かになります。グリーンに至るまでの地形の変化を読みながらショットを組み立てる力が問われ、スコアカードと実際のプレーのギャップに驚かされることも少なくありません。
11番ホールは、インコース最大の名物として知られています。フェアウェイを1本の川が2度も横切るという、全国的にも珍しいレイアウトです。ドライバーで豪快に飛ばしたボールが、思わぬ場所で川に阻まれるケースも多く、距離と方向だけでなく着地点の管理が重要なポイントになります。自然の地形を巧みに活かしたこのホールは、プレーヤーに対して常に謙虚さを求めてきます。
14番ホールは谷越えが待ち構えるドラマチックな設計で、ティーショットに勇気が必要なホールです。谷の向こうに見えるフェアウェイを目指して打ち出す一打には、ゴルフならではの高揚感があります。15番ホールは打ち下ろしの美しいショートホールで、グリーン手前には池が広がります。上から見下ろすようにターゲットを狙う感覚は爽快ですが、距離感を誤ると池に吸い込まれてしまいます。
最終18番ホールは、距離が長く、しかもグリーンに向かって打ち上げていくレイアウトです。疲れた足腰に追い討ちをかけるような上り斜面は、パーオンを困難にし、最後まで気を抜けない締めくくりを演出します。18ホールを戦い抜いた後にこのホールが待ち受けているという設計は、コース全体のドラマ性を高める見事な仕掛けといえます。
四季を通じたコースの魅力
桑名カントリー倶楽部は、季節によって全く異なる表情を見せてくれます。春には松林の緑が鮮やかさを増し、フェアウェイには新緑の爽やかな色彩が広がります。コース内の池や川には花々が映り込み、スコアとは別の豊かさをラウンドにもたらしてくれます。
夏は松林が強い日差しを遮り、木陰の中での快適なプレーが楽しめます。三重県の夏は蒸し暑い日が続きますが、緑豊かなコース内では都市部よりも比較的過ごしやすい環境が保たれています。早朝のラウンドは特に清々しく、蝉の声を聞きながらのプレーは夏のゴルフならではの風情です。
秋には松と混在する広葉樹が黄色や赤に色づき、コース全体がまるで絵画のような彩りに包まれます。秋晴れの空の下でのラウンドは、視界も気持ちも開放的になり、スコアにもよい影響をもたらしてくれるかもしれません。冬は静寂の中での集中したプレーが楽しめ、空気が澄み渡る晴天の日には遠くの山並みを望むこともできます。
アクセスと周辺情報
桑名カントリー倶楽部へは、東名阪自動車道の桑名東インターチェンジが最寄りとなります。名古屋方面からも大阪・奈良方面からもアクセスしやすく、東海・関西両エリアからのゴルファーに広く親しまれています。高速道路を降りてからのルートも比較的シンプルで、初めて訪れる方でも迷いにくいのが特徴です。
桑名市は「蛤の名産地」として古くから知られており、ラウンド後には地元の新鮮な蛤を使った料理を楽しむことができます。焼き蛤や蛤鍋は地元グルメの定番で、ゴルフの疲れを癒やしてくれる絶品の味わいです。また、近隣には三重県を代表する観光地も多く、ゴルフと観光を組み合わせた充実した旅行プランを組むことができます。ゴルフ場から足を延ばせば、国宝・犬山城や世界遺産の地にほど近い伊勢神宮方面へのドライブも楽しめ、三重・東海の旅をより深く味わうことができるでしょう。
Access
東名阪自動車道桑名東
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Budget
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