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東京都稲城市に位置する東京よみうりカントリークラブは、日本のゴルフ界に革命をもたらした歴史的なコースです。都心から車で約40分という好立地でありながら、本格的なチャンピオンコースとして国内外のプレイヤーを魅了し続けています。一度訪れれば、その品格と戦略性の高さに、思わず引き込まれることでしょう。
日本ゴルフの夜明けを告げたコースの誕生
東京よみうりカントリークラブの歴史は、1960年代初頭の日本ゴルフ界の転換期とともに始まります。当時、ゴルフはまだ一般大衆にとって縁遠い存在であり、国際水準からも大きく遅れをとっていました。そんな状況に危機感を抱いたのが、読売新聞社主であった正力松太郎氏です。「日本のゴルフを世界に通用するレベルへ」という強い意志のもと、同社はゴルフ事業部門を新設し、国際的チャンピオンコースの建設に着手しました。
1960年にコースがオープンし、1964年4月に正式開場を迎えた東京よみうりカントリークラブは、以来60年以上にわたって日本のゴルフの聖地として君臨してきました。その設計を手がけたのは、日本が誇るコース設計の巨匠・井上誠一氏。自然の地形を最大限に活かしたダイナミックなレイアウトは、戦略性の高さとともに、プレイヤーに常に新鮮な挑戦をもたらします。
井上誠一が描いたチャンピオンコースの美学
18ホール・パー72のコースは、稲城市の豊かな丘陵地帯を舞台に展開されます。井上誠一氏の設計思想は「自然との対話」にあり、各ホールは地形の起伏を巧みに活用した個性豊かなレイアウトが特徴です。なだらかなフェアウェイと思いきや、グリーン周辺に巧妙に配置されたバンカーやアンジュレーションが、プレイヤーの判断力と技術を試します。
特筆すべきは、コースが体現する「戦略性」です。飛距離だけで押し切れる単純なコースではなく、風読み・クラブ選択・コース管理能力が問われる設計になっています。少々起伏の激しいホールもありますが、それこそがこのコースの醍醐味。プロも認める難コースを攻略したとき、格別な達成感が得られます。
なかでも語り継がれるのが最終18番ホールです。プロトーナメントでも幾度となくドラマが生まれてきたこのホールは、コース設計の巧みさが凝縮されており、スコアを読みきれない緊張感が漂います。「18番を体験してほしい」というクラブの言葉には、そんな誇りが込められています。
輝かしいトーナメントの歴史
東京よみうりカントリークラブが国内最高峰のコースとして認められる最大の証が、数々のトーナメント開催実績です。男子プロツアーの「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、その年の各ツアーで優勝した選手のみが出場資格を持つ、シーズン最終戦の頂上決戦として知られています。年間王者を決める名実ともに日本最高峰の戦いが、毎年このコースで繰り広げられてきました。
また、女子ゴルフにおいても「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」など国際的なビッグトーナメントの舞台としても使われてきた歴史があります。世界トップクラスの選手たちが凌ぎを削った舞台を、自分の足でラウンドできるという体験は、ゴルフファンにとって何物にも代えがたい喜びです。スコアカードを手にしたとき、日本のゴルフ史の一ページを自らが歩いているような感覚に包まれるでしょう。
四季折々の表情を楽しむ
東京よみうりカントリークラブは、季節によって全く異なる顔を見せてくれます。春は芽吹いたばかりの新緑がフェアウェイを縁取り、フレッシュな空気の中でラウンドを楽しめます。コース内の桜が開花する時期は特に美しく、花見ゴルフとして訪れるゴルファーも少なくありません。
夏は青々と茂る木々が木陰をつくり、都心の喧騒を忘れさせてくれる緑豊かな空間が広がります。秋には紅葉がコース全体を染め上げ、黄金色のフェアウェイと赤く色づいた木々のコントラストが目を楽しませます。この時期はトーナメントシーズンとも重なることが多く、プロたちが同じ景色の中で戦う緊張感を追体験できます。冬はコースのラインが際立ち、戦略的なコース攻略を純粋に楽しめる季節です。
充実した施設とホスピタリティ
チャンピオンコースとしての格式を誇りながら、施設やサービス面でも高い水準を保っています。クラブハウスは機能的かつ落ち着いた雰囲気で、ラウンド後にゆったりと過ごせる空間が整っています。レストランでは食事も楽しめ、ラウンドの疲れを癒しながら仲間と語り合う時間も格別です。
練習施設も充実しており、本番のラウンド前にしっかりとウォームアップができます。スタッフの対応も丁寧で、ゴルフ初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせたサポートを受けられる環境が整っています。
アクセスと周辺情報
東京都稲城市に位置し、都心からのアクセスの良さも大きな魅力です。京王線稲城駅やJR南武線稲城長沼駅からタクシーで約10〜15分程度でアクセスでき、車の場合は中央自動車道の稲城インターチェンジからも近く、首都圏各地から日帰りでのラウンドが可能です。
周辺エリアには多摩川が流れ、自然豊かな環境が広がっています。稲城市は東京都内でありながら緑が多く、三沢川沿いの桜並木なども知られています。ラウンドの後は近隣の温泉施設でゆっくりと体を癒したり、多摩地区の個性的な飲食店で食事を楽しんだりと、ゴルフ以外の楽しみも充実しています。
日本ゴルフの歴史そのものを刻んだコースで、トーナメントの舞台を自ら体験する。東京よみうりカントリークラブでのラウンドは、単なるゴルフの枠を超えた、忘れられない体験となるはずです。
Access
中央自動車道稲城
Hours
Budget
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