
GALLERY
函館の雄大な自然を全身で感じながらプレーできるゴルフ場として、北海道道南エリアのゴルファーから高い支持を集めている函館ベイコーストカントリークラブ。眼前に広がる函館山と津軽海峡の絶景を望みながら、戦略的なコース設計が生み出す挑戦の18ホールを楽しめる。
コースの概要と特徴
函館ベイコーストカントリークラブは、北海道道南の上磯エリアに広がる丘陵コース。旧称「アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース」として親しまれてきたこのコースは、名称変更後も変わらぬ高い評価を保ち続けている。
コースの最大の特徴はそのスケール感だ。バックティーからのトータルヤーデージは7,000ヤードを超え、道南エリアでも屈指の距離を誇る。フェアウェイには起伏があり、ただ飛ばすだけでは攻略できない。各ホールが異なる地形的特徴と戦略性を持っているため、何度プレーしても新鮮な発見がある。フラットなコースでは味わえない豪快なショットの快感と、丘陵特有のライへの対応力が同時に試される。
コース全体を通じて開放感が際立っており、北海道の澄んだ空気の中でプレーする心地よさはここならではのもの。広大な空の下に広がるコースは、都市近郊の窮屈さとは無縁の、本来のゴルフの楽しさを存分に味わわせてくれる。
函館・上磯エリアのロケーション
コースが位置する上磯エリアは、函館市の南西に隣接する北斗市の一角。かつての上磯町として独自の歴史を歩んできたこの地域は、津軽海峡に面した豊かな自然環境に恵まれている。晴れた日には海峡越しに青森県の下北半島が見えることもあり、北海道の「玄関口」ならではの地理的なスケール感がある。
標高を活かしたコース設計により、プレー中にはたびたびその絶景が視界に飛び込んでくる。フェアウェイに立ったとき、木々の向こうに見える函館山のシルエットや、きらめく津軽海峡の水面は、ゴルフというスポーツに旅情という要素を加えてくれる。「いいコースでラウンドした」という満足感に加え、「いい旅をした」という感覚が残るのが、このコースの魅力のひとつだ。
周辺には函館という日本有数の観光都市が控えており、ゴルフ遠征の前後に観光を楽しめる恵まれた立地でもある。函館山の夜景、元町の洋館群、朝市の新鮮な海の幸など、ゴルフ以外の楽しみも豊富だ。
攻略の醍醐味 ─ 注目ホール
コース内で特に印象的なのが、12番ホールだ。ティグラウンドに立つと、正面に広がる津軽海峡の青い水平線と、その右手に横たわる函館山の堂々たる姿が視界いっぱいに広がる。「海に向かって打つ」という体験は、ゴルフを愛する者にとって忘れがたい瞬間として記憶に刻まれるだろう。
このホールの戦略的なポイントは、インパクトゾーン以降のフェアウェイにある。フェアウェイが2段構造になっており、上段から下段へのつながりがそのままグリーンまで続く。縦の距離感の読みと、上り・下りの傾斜への対応力が問われるレイアウトだ。コース設計者の意図を理解した上でルート取りを考えると、右サイドからのアプローチが最も安全かつ効果的な攻め方となる。左サイドへの欲張りなラインはリスクが高く、経験豊かなゴルファーほど右からの丁寧な組み立てを選ぶ。
15番ホールもまた、戦略的な判断を迫る名物ホールとして知られている。ティグラウンドの左側から大きな沢が深く切れ込んでおり、第1打から心理的なプレッシャーがかかる。さらに難しいのはアプローチだ。グリーン手前約100ヤード地点に谷が横切っており、2オンを狙うか手前に刻むかの判断を迫られる。スコアカードの数字だけでなく、その日の風・ライ・自分のコンディションを総合的に判断する「コースマネジメント」の真価が問われる場面だ。積極的に攻めて2オンを成功させたときの達成感は格別だが、谷に飲まれたときのダメージも大きい。このホールに代表されるリスクとリターンのせめぎ合いこそが、コースの攻略のしがいとなっている。
季節ごとの楽しみ方
北海道の短い春は、ゴルファーにとって特別な季節だ。例年、コースは積雪が解けた4月下旬から5月にかけてオープンを迎える。芽吹いたばかりの木々の鮮やかな若緑と、残雪をいただく山々のコントラストが美しく、1年のプレーはじめにふさわしい清々しい景色が広がる。
夏は北海道ゴルフのベストシーズン。本州の夏のような蒸し暑さがなく、さわやかな高原の風を感じながら快適にラウンドできる。日が長いこの季節は、早朝スタートや夕暮れ近くまでのプレーも楽しめる。7,000ヤードを超すコースを爽快に歩き回ることができるのは、北海道ならではの特権だ。
秋は紅葉がコースを彩る。落葉樹が赤や黄に染まり、フェアウェイの緑とのコントラストが鮮やかな景観を生み出す。気温が下がってボールの飛距離が落ちやすい時期でもあるため、クラブ選択に一工夫必要だが、その分「秋の北海道でゴルフをした」という特別感は増す。シーズン最後の一打を大切に噛みしめながらプレーできる、感傷的な美しさがある。
アクセスと周辺情報
函館ベイコーストカントリークラブへのアクセスは、函館市内からのドライブが基本となる。道南エリアを訪れるゴルフ旅行では、函館空港を起点とするのが便利だ。函館駅周辺には多様な宿泊施設が揃っており、前泊・後泊を組み合わせることで充実した旅程を組むことができる。
ラウンド前後には、函館の観光スポットを巡ることをおすすめしたい。函館朝市では新鮮な海産物を使った朝食が楽しめ、プレー前のエネルギー補給にも最適だ。夜は函館山ロープウェイで山頂に上り、日本三大夜景のひとつに数えられる函館の夜景を満喫する。西洋と日本の文化が交わる元町・ベイエリアの散策もゴルフ旅行に旅情を加えてくれるひとときだ。
北海道の雄大な自然と、戦略性に富んだコース設計、そして函館という観光地の魅力が融合した函館ベイコーストカントリークラブ。評価3.8という安定した支持を集めるこのコースは、道南を訪れるゴルファーならば必ずプレーしておきたい一枚として、多くのゴルフファンに語り継がれている。豪快なショットとコースマネジメントの両方が求められる18ホールは、初心者から上級者まで、それぞれの楽しみ方で向き合えるコースだ。
Access
Hours
Budget
RELATED SPOTS
Related Spots(3 spots)


