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那覇のミュージアム散歩|沖縄県立博物館と沖縄県のアート
観光・体験
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那覇のミュージアム散歩|沖縄県立博物館と沖縄県のアート

那覇観光でアートや文化を深く楽しみたいなら、ミュージアム散歩がおすすめです。沖縄県立博物館・美術館(通称「おきみゅー」)を中心に、壺屋エリアのやちむん文化や周辺ギャラリーを組み合わせると、一日かけてじっくりと沖縄の歴史と美の世界に浸れます。国際通りの賑わいから少し離れ、知的好奇心を刺激する那覇の一面を発見してみましょう。

沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)の全貌

ゆいレール・おもろまち駅から徒歩約10分の場所に位置する沖縄県立博物館・美術館は、2007年に開館した沖縄最大級の文化施設です。独特のシーサーを模した外観は那覇の新たなランドマークとして定着し、県内外から多くの来場者を集めています。

施設は大きく「博物館」と「美術館」の二棟で構成されており、それぞれ異なる切り口で沖縄の歴史・文化・自然を伝えています。博物館の常設展示は「自然」「考古」「歴史」「民俗」「美術工芸」の5部門からなり、琉球王国時代の貴重な文物から沖縄戦の記録、亜熱帯生態系まで幅広く網羅されています。なかでも琉球漆器や染織物のコレクションは国内屈指の質と量を誇り、首里城正殿の復元模型は思わず見入ってしまう迫力があります。

観覧料金は博物館常設展が大人530円、美術館常設展が大人260円で、両館共通チケットは700円。年間パスポートも販売されており、何度も訪れる価値がある施設です。開館時間は火曜〜木曜・日曜が9時から18時、金曜・土曜は20時まで延長されます(最終入館は閉館30分前)。月曜定休のため、旅程組みには注意が必要です。

美術館で出会う現代沖縄アートの世界

美術館部門では、沖縄にゆかりのある作家の作品を常設展示するほか、年間を通じて国内外の企画展・特別展を開催しています。近代沖縄絵画の系譜をたどる展示では、戦前から戦後復興期にかけて活躍した画家たちの作品が時代の証言として並べられており、単なる美術鑑賞を超えた歴史体験ができます。

また、館内のミュージアムショップには沖縄の工芸品や美術書、オリジナルグッズが揃っており、展示を見た後のショッピングも楽しめます。1階のカフェでは沖縄食材を使ったランチメニューが充実しており、観覧の合間に一息つくのに最適です。パッションフルーツゼリーや島豆腐を使ったスイーツなど、沖縄らしい一品を味わいながら余韻に浸る時間は格別です。

壺屋やちむん通り──琉球陶器の里を歩く

おきみゅーでの鑑賞後は、国際通りから徒歩圏内にある壺屋やちむん通りへ足を延ばしましょう。「やちむん」とは沖縄の言葉で陶器のこと。壺屋地区は300年以上の歴史を持つ沖縄陶芸の一大産地で、現在も20軒以上の窯元・ショップが軒を連ねています。

石畳の細い路地には、シーサーの置物や独特の文様が描かれた器が並ぶ店がひしめき、歩くだけで沖縄の民芸文化を体感できます。壺屋焼物博物館(入館料350円)では、やちむんの歴史と製造工程を映像と実物で学べるほか、近年は若手作家のモダンなデザインの作品も展示・販売されています。窯元によっては絵付け体験(要予約・3,000円前後)ができるところもあり、旅の記念に自分だけの器を作るのもおすすめです。

国際通り周辺のギャラリーめぐり

壺屋エリアを抜けると、国際通りや牧志周辺にも個性豊かなギャラリーが点在しています。沖縄の現代アーティストが作品を発表するオルタナティブスペースや、島の染め物・型絵染めを専門に扱う工芸ギャラリーなど、こぢんまりとした空間に凝縮された沖縄文化の深みに触れられます。

特に、牧志公設市場周辺のアーケード街には地元クリエイターが運営するセレクトショップ兼ギャラリーも多く、入場無料で立ち寄れるスペースが多いのも魅力です。琉球紅型(びんがた)の布を使ったアクセサリーや、泡盛瓶をアップサイクルしたガラス作品など、ここでしか出会えない一点物との縁を大切に探してみてください。

ミュージアム散歩の計画のコツ

効率よくミュージアム散歩を楽しむには、まずおきみゅーで午前中をたっぷり使い、館内カフェでランチを済ませた後、午後から壺屋〜国際通りエリアを回るルートが最適です。おきみゅーからゆいレールのおもろまち駅まで歩き、牧志駅で下車すれば壺屋やちむん通りまでは徒歩10分程度。体力に余裕があれば、首里駅で途中下車して首里城公園内の収蔵品展示も組み合わせると、一日で琉球文化の多面的な魅力を存分に満喫できます。

特別展の開催スケジュールはおきみゅーの公式サイトで事前確認を。人気企画展は混雑することも多いため、平日の開館直後か、金・土曜の夜間開館時間帯を狙うと比較的ゆっくりと鑑賞できます。那覇のミュージアムは単なる観光スポットではなく、沖縄のアイデンティティそのものが息づく場所。ぜひ時間をかけて、その奥深さを体感してください。

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Written by

藤田 ゆかり

子育て移住アドバイザー

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