グルメ
神戸の朝市・市場ガイド|早起きして味わう地元の食文化
神戸で市場の買い物を楽しむなら、三宮の東側にある公設市場の大安亭市場と、ふだんは業者向けの卸売市場が一般に開放される東部市場の「お買物デー」が手がかりになります。この記事では、二つの市場の基本情報と楽しみ方を、神戸市の公式観光サイト「Feel KOBE」や市場の公式サイトなどの情報をもとにまとめます。開催日や営業時間は変わることがあるため、出かける前に最新情報を確認してください。
下町の市場「大安亭市場」
大安亭市場は、神戸市中央区にある市場です。神戸市小売市場連合会の案内によると、1975年に創立された大安亭市場協同組合が運営しており、「安いから大安亭」と誰からともなく言われてきたと紹介されています(神戸市小売市場連合会:大安亭市場)。
- アクセス:JR三ノ宮駅から東へ徒歩約10分、阪急春日野道駅から西へ徒歩約5分
- 定休日:不定休
神戸で最も古い商店街のひとつに数えられる小野中道商店街に、鍵の手状に延びていたのが大安亭市場の始まりで、通りの端には「大安亭」という浪花節の小屋があったことが名前の由来とされています。鮮魚や精肉、青果、総菜などを扱う店が並び、地元の人の日々の買い物を支える下町の市場です。三宮の繁華街から歩いて行ける距離にあるので、観光の合間にのぞいてみるのもよいでしょう。観光地の市場とは違い、地元の人が夕飯の材料を買いに来る日常の市場なので、にぎわう時間帯は店の人も忙しくなります。ゆっくり話を聞きたいなら、比較的落ち着いた時間帯を選ぶとよいでしょう。
卸売市場で買い物ができる「お買物デー」
神戸市には、本場・東部市場・西部市場の三つの中央卸売市場があります。そのうち東灘区深江浜町の東部市場は、1969年に開設された卸売市場で、青果・水産物・花きの3部門がそろい、朝4時40分からせりが始まります(Feel KOBE:東部中央卸売市場でディープな神戸グルメ旅)。
卸売市場は業者向けの施設で、ふだんは一般の人が市場の商品を買うことはできません。ただし、東部市場で開かれる「お買物デー」では、一般の人も卸売市場での買い物を体験できます。同じ日に開かれる「横丁まつり」では、関連事業所棟でさまざまな催しが行われます。東部市場の公式サイトによると、どちらも原則として奇数月の第4土曜日に開催され、次回は2026年9月26日(土)の8時30分〜12時に予定されています。イベントでの買い物は現金のみとされているので、小銭を用意して出かけましょう(神戸市中央卸売市場東部市場:お買物デー・横丁まつり)。
東部市場への行き方と市場の食堂
東部市場は、阪神本線の深江駅から南へ徒歩15分ほど、三宮からは車で約20分の場所にあります。Feel KOBEでは、市場の関連事業所棟にある創業50年を超える食堂なども紹介されています。市場の食堂には、休みが市場の開市日によって決まる店もあるため、東部市場の休開市日カレンダーで確認してから出かけると安心です。
市場で出会える神戸の味
神戸は、瀬戸内海の魚介と、兵庫県内の山や平野で育った農産物が集まる街です。春には明石海峡周辺で水揚げされるイカナゴの新子を甘辛く炊いた「くぎ煮」が、神戸・明石の春の味として知られています。秋から冬にかけては、淡路島の玉ねぎなど兵庫県産の野菜も店先に並びます。
市場の店先に何が並ぶかは、季節とその日の入荷次第です。店の人に、今の時期においしいものや食べ方を聞きながら選んでみましょう。旅先で出会った食材の話は、帰ってからも思い出に残るものです。
市場で買い物をするときのポイント
- 現金を用意する:お買物デーは現金のみ。大安亭市場でも、支払い方法は店ごとに確認しましょう
- 保冷バッグを持参する:鮮魚や精肉を買うなら、保冷剤と保冷バッグがあると安心です
- 早めの時間に行く:人気の品は早い時間に売り切れることがあります
- 市場のルールに従う:卸売市場は仕事の場です。案内に従い、車両や作業の邪魔にならないよう注意しましょう
神戸の朝の過ごし方
三宮周辺に泊まるなら、午前中に大安亭市場を歩き、下町の市場の雰囲気を味わってから、北野や旧居留地の散策に出かける過ごし方が手軽です。奇数月の第4土曜日に神戸にいるなら、朝は東部市場のお買物デーに足を延ばしてみてください。卸売市場ならではの品ぞろえと活気を、一般の買い物客として体験できる貴重な機会です。
この記事のエリアでグルメを探す
RELATED COLUMNS
関連するコラム








