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犬の狂犬病予防接種・登録義務完全ガイド2026|手続き・費用・忘れた場合の対応まで解説
日本では犬を飼う際に「狂犬病予防法」に基づく2つの義務が課されています。ひとつは犬の登録(生涯1回)、もうひとつは狂犬病予防注射(年1回)です。これらを怠ると20万円以下の罰則が科される可能性があるにもかかわらず、手続きを知らない飼い主も少なくありません。本記事では、犬の登録・狂犬病接種の制度の仕組みから、実際の手続き・費用・よくある疑問まで詳しく解説します。
なぜ狂犬病予防接種は義務なのか
狂犬病は狂犬病ウイルスを持つ動物(犬・コウモリ等)に咬まれることで感染し、発症後の致死率がほぼ100%という非常に危険な感染症です。日本国内では1957年以降、国内での発症が報告されていませんが、これは狂犬病予防法に基づく徹底した予防接種と管理体制のおかげです。
アジア・アフリカ・中南米などでは今も狂犬病が流行しており、海外から日本に持ち込まれるリスクはゼロではありません。日本の「狂犬病清浄国」の状態を維持するためには、飼い犬全頭への年1回の予防接種が不可欠です。
犬の登録:生涯1回の手続き
犬を飼い始めたら、30日以内に住所地の市区町村役場に登録申請を行う必要があります(生後91日以上の犬が対象)。
登録の流れ
- 市区町村役場(環境・生活衛生課など窓口)に申請書を提出
- 登録番号が割り当てられた鑑札が交付される
- 鑑札を犬の首輪・胴輪に装着する(外出時も常時着用)
費用 登録手数料は市区町村によって異なりますが、おおむね3,000円前後です(例:東京都3,000円、大阪市3,000円)。一度登録すると住所変更や犬を譲渡した場合でも同一の登録番号が使われます。引越しの場合は転出先の自治体に変更届が必要です。
動物病院での代行登録 多くの動物病院では、狂犬病接種と同時に登録の代行手続きを行ってくれます。初めての接種時に病院スタッフに確認してみましょう。
狂犬病予防注射:年1回の義務
接種時期 狂犬病予防注射は毎年4月1日〜6月30日の間に実施することが原則とされています(年1回)。4〜6月に集団接種会場(役所・公民館・公園など)が設けられる自治体が多く、動物病院でも通年で接種を受けられます。
接種から注射済票の交付まで
費用目安
- 狂犬病予防注射(動物病院):3,000〜4,500円
- 注射済票交付手数料:550円前後(自治体による)
- 集団接種会場での合計:3,000〜4,000円程度
動物病院での接種は集団接種より割高ですが、同時に健康診断・相談が受けられるメリットがあります。
注射の猶予・免除申請について
高齢・病気・妊娠中などで狂犬病ワクチン接種がペットの健康に影響を及ぼすおそれがある場合、獣医師が接種猶予証明書を発行し、当該年度の接種義務が免除されることがあります。
猶予申請の流れ:
- かかりつけ動物病院で接種不適のと判断してもらい証明書を発行してもらう
- 市区町村窓口に証明書を提出
- その年度の注射済票が免除扱いで交付される
猶予は原則1年単位です。翌年度も必要な場合は再申請が必要です。
接種を忘れたら・転入した場合の対応
接種を忘れた・期限切れの場合 7月以降でも動物病院での接種は可能です。年度内(翌年3月31日まで)に接種すれば義務を果たしたことになります。罰則(20万円以下の罰金)の実際の適用例は稀ですが、万が一の野外での事故・咬傷事故発生時に接種記録がないと行政手続きが複雑になる場合があります。
引越し・転入した場合 転入先の市区町村に変更届(転入届)を提出し、新しい鑑札の交付を受けます。古い鑑札・注射済票は不要になります。手続き方法は自治体ごとに異なるため、引越し後早めに市区町村の窓口に確認しましょう。
まとめ:ルールを守ることが愛犬と社会を守る
犬の登録と狂犬病予防接種は、愛犬自身を守るだけでなく、地域の公衆衛生を守るための大切な義務です。特に愛犬を迎えたばかりの方は、最初の動物病院受診時に登録手続きと初回接種を一括で済ませると手間が少なくなります。年1回の接種をカレンダーに登録しておき、忘れないようにしましょう。ルールを守ることが、犬と人が共存できる社会を継続させることにつながります。
犬のワクチン接種スケジュール全体像
狂犬病予防接種は法定義務ですが、愛犬の健康を守るためには混合ワクチン(任意接種)との組み合わせも重要です。
子犬の場合の基本スケジュール
- 生後6〜8週齢:混合ワクチン(コアワクチン)初回
- 生後10〜12週齢:混合ワクチン2回目
- 生後14〜16週齢:混合ワクチン3回目(このタイミング以降に狂犬病接種可)
- 生後91日以降:市区町村への登録+狂犬病接種(4〜6月が基本)
成犬になってからは、混合ワクチンは年1回または3年に1回(製品・動物病院の方針による)、狂犬病予防接種は毎年4〜6月に継続して接種します。
混合ワクチンとの接種間隔については、同日に接種する場合と2週間程度間隔を空ける場合があります。かかりつけ動物病院に相談して最適なスケジュールを立てましょう。
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