メインコンテンツへスキップ
SOROU.JP日本全国情報ポータルサイト
瑞巌寺宝物館青龍殿

瑞巌寺宝物館青龍殿

※写真はイメージです。

GALLERY

この店のオーナーですか?注目枠に掲載できます詳細

松島の国宝・瑞巌寺に附属する宝物館青龍殿は、寺院が長年にわたって守り伝えてきた文化財を公開する登録博物館です。臨済宗の禅寺が持つ豊かな文化的蓄積を間近に体感できる場として、日本三景松島を訪れる人々にとって外せない存在となっています。

活きた博物館の始まり

昭和27年(1952)、博物館法の施行とともに宮城県内でいち早く登録を受けた施設のひとつとして、住職・三浦承天老師を初代館長に迎えて発足しました。国宝指定を受けた本堂をはじめ、庫裡・廊下・御成玄関といった建築群そのものを博物館施設として公開しながら、禅寺の年中行事も変わらず執り行われ続けているのが大きな特徴です。昭和49年(1974)に現在地に旧館が開館し、平成7年(1995)に規模を拡大した新館(現在の青龍殿)へと生まれ変わりました。地階を主な展示スペースとして、古代から現代にわたる多様な資料が公開されています。

重要文化財の核心——五大明王像と障壁画

館内の目玉のひとつが、重要文化財に指定されている木造五大明王像5躯です。平安時代に造られたこの像群は、密教的な力強さと精緻な彫刻技法を今に伝えます。同じく重要文化財である本堂障壁画161面(附50面)は、元和6〜8年(1620〜22年)に制作されたもので、筆者は長谷川等伯の高弟とされる長谷川等胤。伊達政宗公に招かれて描いたこれらの作品は、のちに取り壊された仙台城大広間の往時の姿を知ることができる貴重な遺構でもあります。

部屋ごと再現した障壁画収蔵・展示室

宝物館内には、本堂の「上段の間」と「上々段の間」の2室を原寸大で再現した特設室が設けられています。上段の間は仙台藩主が着座した格式ある空間で、「梅竹図」「牡丹図」「花木図」が障壁を彩ります。一段高い上々段の間は天皇・皇族をお迎えするために造られたと伝わる部屋で、「紅白椿図」「竹図」のほか、天袋の戸襖には天女や迦陵頻伽が舞う場面が描かれています。

この障壁画の保存には長い経緯があります。昭和60年(1985)からの事前調査で現地での保存が限界と判断され、修理と並行して復元模写を制作し本堂に建て込む方針が採られました。現状模写ではなくあえて「描かれた当初の姿」を再現する復元模写を選んだこの試みは、後の各地における模写事業に影響を与えたとされています。平成9年(1997)に全事業が完了し、現在の本堂には精巧な復元模写が飾られ、原本は宝物館で大切に守られています。

多彩な収蔵品と企画展

障壁画や五大明王像のほかにも、鎌倉時代(嘉暦元年・1326年)の雲版、伊達家歴代藩主の画像、政宗公の命日(5月24日)に因んで2代藩主・忠宗公が奉納した脇差(明暦元年・1655年、重要文化財)、北条政子が見仏上人に寄進した舎利など、松島と仙台藩の信仰・歴史を物語る資料が充実しています。宮城県指定文化財の仏涅槃図や蘭溪道隆像、能面、日本三景松島に関する絵画・書跡なども収蔵しています。

年間を通じた企画展・特別展も宝物館の大きな魅力です。現在は「白隠禅画墨蹟展 肆」(令和8年5月〜7月)が開催中で、過去には瑞巌寺専門道場開単100年記念展や障壁画400年を記念した特別展など、禅文化や地域の歴史を多角的に掘り下げてきました。学術的な研究紀要も刊行しており、博物館機能と信仰の場が一体となった「活きた博物館」として、松島の文化発信拠点であり続けています。

アクセス

JR仙石線松島海岸駅から徒歩約8分

外部予約・検索サイトで探す

下記の外部サイトで本店舗・施設の予約・在庫状況をご確認いただけます。

※ 外部サイトへのリンクには広告 (アフィリエイト) を含みます。

シェアする

店舗詳細

対応言語
日本語 / 英語

RELATED SPOTS

関連するスポット(8件)

この情報の関係者の方へ

公式サイト等の情報を元に紹介しています。内容に誤りがあれば、オーナー申請から無料で修正・削除いただけます。

オーナー申請

NEARBY

周辺のスポット(6件)