
山梨県庁セントラルマーケット(暮らしのモーメント)
GALLERY
山梨を拠点に、会場を変えながら開かれる青空市と企画展のプロジェクト。「thirty three and a third」という運営事務局が手がけるこの催事は、工芸作品と海外製古物が並ぶ蚤の市的な空間を軸に据え、"暮らしのモーメント"という名が示すとおり、日常の中に豊かな一瞬を持ち込む場として設計されている。
青空市と企画展、二つの顔
屋外催事では市の賑わいと喫茶の時間が一体となり、屋内展示では工芸作品をゆっくりと鑑賞する静かな場が広がる。この二つのスタイルをプロジェクト全体で使い分けながら、工芸作品や海外製古物に親しむ機会を届けている。出展者は山梨県内にとどまらず県外からも集い、一つひとつの会に独自の顔ができあがる。
これまでの開催実績
2021年に東京・TEGAMISHA GALLERY(soel)で開いた企画展「CAFE BLEU」(vol.1)と「パラレルライン」(vol.2)がプロジェクトの初期の活動にあたる。その後、山梨県庁噴水広場での「やまなし central market」(2024年10月・2025年2月)、東京オーヴァル京王閣での「Flower and Crafts 暮らしのモーメント」(2025年5月)と活動の場が広がり、2026年は甲府市歴史公園を舞台に「青空佳日」シリーズとして複数回の開催を重ねている。2026年10月には「青空佳日 甲府蚤の市」の名も冠され、蚤の市らしい古物市の色合いをより前面に出した回となった。また、「春を重ねる洋品雑貨展」など洋品・雑貨を軸にした企画展も手がけており、ジャンルの幅は一定ではなく、回ごとにテーマが変わるのもこのプロジェクトの面白みといえる。
キュレーション型の小さな市
出展者の公募は行っておらず、主催者側が選んだ出展者で構成されるキュレーション型の催事。問い合わせはメール対応のみ、SNSはInstagramを主な発信チャネルとするなど、大規模なイベントとは一線を画した、こじんまりとした運営スタイルを一貫して保っている。
訪れる際のポイント
常設の店舗ではないため、開催日・会場は公式サイトまたはInstagramで事前に確認することが必須。会場は甲府市歴史公園や山梨県庁噴水広場など屋外の広場が多く、天候によって雰囲気も変わる。東京での開催実績もあるため、山梨在住でない人にも訪れる機会が生まれることがある。次の開催をこまめにチェックしておきたい催事プロジェクトだ。
アクセス
山梨県甲府市 山梨県庁周辺
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