
和倉温泉総湯
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和倉温泉の湯の番人ともいえる存在が、この総湯だ。開湯以来約1200年にわたって湧き続けてきた源泉を守り、旅館客だけでなく誰でも分け隔てなく受け入れる共同浴場として、温泉地の核に位置している。
花崗岩の水晶をくぐり抜けてきた湯
和倉の源泉には、他の温泉地と一線を画す成り立ちがある。地下深くに広がる花崗岩層に含まれる水晶を通り抜け、地上へとこんこんと湧き出してくるのだ。この地質的なプロセスが約1200年の時を経ても変わらず続いており、湯の個性を静かに下支えしてきた。「開湯以来かわらずに湧き出る」という事実そのものが、和倉という土地の豊かさを証明している。
地域住民が主体となって守る源泉
総湯を運営するのは、和倉町民で組織された和倉温泉合資会社だ。温泉資源を商業利益のためだけに使うのではなく、源泉地の保全確保を最優先に据え、「昔日よりかわらぬ泉質を守り続ける」ことを運営の根幹に置いている。地域の人々が自ら管理することで、時代の変化に揺れながらも自然の恵みを損なわない姿勢が貫かれてきた。
湧出直後の湯を、旅館も総湯も同じ泉質で
最大の特徴は、湧き出した直後の温泉をそのままの状態で提供できる環境にあることだ。輸送や長時間保管による変質を最小限に抑えているため、旅館の浴場でも共同浴場の総湯でも、同一の泉質で湯に浸かることができる。宿泊を伴わない日帰り訪問でも、源泉本来の性質をそのまま体感できるのが総湯ならではの強みだ。
利用にあたって
令和8年(2026年)1月より、毎月の定休日が25日に変更となる(25日が土日の場合は翌月曜日)。訪問前に最新情報を確認しておくと安心だ。
アクセス
JR七尾線和倉温泉駅から徒歩約10分
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