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対馬野生生物保護センター

対馬野生生物保護センター

※写真はイメージです。

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対馬野生生物保護センター(TWCC)は、環境省が対馬に設置した、ツシマヤマネコ保護活動の中心拠点です。国内でも対馬にしか生息しない固有亜種ツシマヤマネコは、生息数が極めて少なく絶滅が危惧されており、本センターはその命運を左右する保護・研究・普及啓発の要として機能しています。

島内での保護活動(域内保全)

センターは対馬島内において、野生のツシマヤマネコを守るための多様な取り組みを継続しています。中でも注目されるのが交通事故対策です。ツシマヤマネコにとって自動車との衝突は深刻な脅威であり、センターはその発生件数をリアルタイムで追跡・公表しています。2026年度の交通事故件数や無事故継続日数を可視化することで、島全体での意識醸成を図っています。また、目撃情報の市民投稿を随時受け付けており、地域住民や訪問者も野生個体のモニタリングに参加できる体制が整っています。

島外の動物園と連携した保全(域外保全)

対馬島外の動物園とも連携し、絶滅を防ぐための種の保存と繁殖、飼育下でしか収集できない科学的知見の蓄積、さらには一般向けの普及啓発活動を展開しています。センターで暮らす個体「かなた」はその象徴的な存在ですが、現在は公開が一時中止されており、訪問前に最新情報の確認が必要です。ライブカメラによるツシマヤマネコの観察機会も提供されており、直接対面できない時期でも生きた姿に触れることができます。

野生に戻すための技術開発

域内・域外の保全活動の先にあるのが、「野生復帰」という目標です。センターでは、飼育下の個体が野生環境に適応して生存できるよう、必要な技術の開発と体制構築を進めています。これは日本国内では前例の少ない取り組みであり、共同研究者の募集も随時行っています。

地域社会との共生

ツシマヤマネコの保護は、保全だけを切り取っても成立しません。センターは、島の経済活性化や地域振興とツシマヤマネコ保護を両立する「地域社会づくり」にも力を入れており、野生生物と人間が共存できる島のかたちを模索しています。

学びと参加の場として

センターでは学習プログラムの提供もあり、来訪者が対馬の生態系や保護活動の現状を深く理解できる場となっています。関係機関・団体と連携した普及啓発活動も継続的に行われており、公式インスタグラムでは日々の活動やツシマヤマネコに関する情報が発信されています。保護の現場をリアルタイムで追いかけたい方は、訪問前後にフォローしておくと理解がより深まります。

アクセス

長崎県対馬市上県町棹崎公園内

営業時間

開館時間:10時〜16時30分。休館日:毎週月曜日・火曜日、年末年始

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