
鳥取県立美術館
GALLERY
鳥取県倉吉市に拠点を置く鳥取県立美術館は、中国地方・山陰エリアを代表する総合美術施設として、コレクション展・企画展・参加型イベントを三本柱に、幅広い世代にアートの楽しみを届けている。単なる「作品を眺める場所」にとどまらず、体験・交流・発見を重視したプログラムが充実している点が大きな特徴だ。
注目の企画展――谷口ジローと前田寛治
夏の企画展「マンガを拓く 谷口ジロー」(2026年7月11日〜8月30日)は、漫画家・谷口ジローの世界を深く掘り下げる展覧会。本展の関連イベントとして、ヤマザキマリによるスペシャルトークイベント「ヤマザキマリが語る谷口ジロー 世界が絶賛する『凄み』の正体とは」も開催された。展覧会カタログ(原画集)はミュージアムショップで販売中。
秋には「生誕130年 前田寛治 ―ポエジイとレアリスム 一九三〇年協会設立100年」(2026年10月10日〜12月13日)が控えており、一九三〇年協会の設立から100年という節目に合わせた大型企画展として注目されている。
コレクション展――多彩なテーマ展示
コレクション展は複数のテーマを同時進行で展開している。「石谷コレクションの陶芸」「清水九兵衛」(〜2026年9月6日)では陶芸と彫刻、「岡村吉右衛門さんが描いた動物たち」(〜2026年9月27日)では親しみやすい動物画の世界を楽しめる。「受贈記念 福井貞子展 ―絣につつまれて」(〜2026年9月27日)は、日本の伝統織物・絣(かすり)に焦点を当てており、美術品寄贈という地域とのつながりにも光を当てた展示だ。
現代デジタルアートの分野では「pook 光ゆうらん-触れる・眺める・光のデジタルアート」(〜2026年10月7日)を開催中。触れて・眺めて体感できるインタラクティブな光の演出は、初めてアートに親しむ人にも開かれた体験を提供している。
建築ツアーとギャラリートーク
毎月定期的に行われる建築ツアーでは、美術館の設計や空間構成について解説を受けながら館内を歩くことができる。企画展・コレクション展のそれぞれで定期開催されるギャラリートークでは、ボランティアスタッフや学芸員の案内のもとで作品への理解が深まる。
アート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)と多彩なイベント
館内のアート・ラーニング・ラボ(A.L.L.)では、子どもから大人まで参加できるワークショップを定期実施。七宝焼きキーホルダー製作や、「スクリーントーンってなぁに?」といったマンガ技法体験講座など、実践的なプログラムが豊富に揃う。2026年秋には、メディアアーティスト・落合陽一によるワークショップ&スペシャルトーク(10月24日・25日)や、現代美術作家・安部泰輔によるワークショップ「とっとりのもり」も予定されている。
「ひとつのかさ 2026 鳥取の工芸と、食と、音と」では鳥取の工芸・食文化・音楽を組み合わせたイベントが展開され、ミュージアムピクニックや音楽ライブも館内外で開催されている。
地域とともに育つ美術館
屋外エリアでは「オープン・フォレストひらけ!創作の森 ーアーティストとはじめる あたらしい場所」(2026年9月6日)として屋外作品の完成を記念するイベントが開催予定。毎年9月12日の「とっとり県民の日」にはコレクション展の無料観覧機会を設けており、地元住民が日常的に立ち寄れる美術館として地域に根ざしている。館内にはミュージアムカフェとミュージアムショップも備えており、鑑賞の余韻を楽しんだり展覧会関連グッズや美術書を手に取ったりと、訪問の締めくくりにも充実した時間を過ごせる。
アクセス
倉吉駅から徒歩約30分
営業時間
9:00〜17:00、定休日: 月曜日
料金目安
500円~1,000円
外部予約・検索サイトで探す
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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