
徳島県立博物館
GALLERY
徳島県文化の森総合公園の緑のなかに佇む徳島県立博物館は、展示・教育にとどまらず、自然史と民俗分野の調査・研究を担う県の研究機関でもある。標本や考古資料を日々収集・分析するスタッフが館内に在籍し、その成果が常設展示や研究報告として来館者に還元されるのがこの博物館の大きな特徴だ。
常設展示を支える三つのコレクション
常設展示室は「自然史コレクション」「歴史・文化コレクション」「県民コレクション」の三つの柱で構成される。自然史コレクションでは化石・植物・動物・鉱物など多岐にわたる標本を展示。歴史・文化コレクションでは考古資料から民俗資料まで阿波地域の歩みを深く掘り下げる。県民コレクションは地域住民が収集した資料を紹介するユニークな枠で、「坂東コレクション(クモ)」「徳島鉱石クラブコレクション」「県南の魚」など、市民の熱意が生んだ多彩な切り口が楽しめる。
常設展内で続く「ミニ企画」の連打
常設展示室は固定された展示ではなく、各コレクションのコーナーごとに頻繁に展示替えが行われる。自然史コレクションでは「魚類化石展」「ドイツの化石」「サトイモ科の植物展」「東北の植物」「徳島の野鳥」など植物・動物・地質を横断するテーマが次々と入れ替わり、歴史・文化コレクションでも「発掘!阿波の城」「阿波の郷土史家 浪花勇次郎」「戦後80年 戦争の記憶を伝える」「守住貫魚・勇魚」など地域史の多面的な角度から展示が組まれる。何度訪れても新しい発見があるのはこのサイクルの速さゆえだ。
四国の恐竜研究最前線
徳島県立博物館が自然史分野で特に力を入れるのが、勝浦町での恐竜化石発掘調査だ。令和7年度の発掘調査では新たに恐竜化石2点が発見され、その報告が公式サイトで公開された。さらに2026年3月には、四国初記録かつ分布の北限記録となる希少魚類「ハヤセボウズハゼ」の発見をプレスリリースで公表するなど、学術的な発見が現在進行形で続いている。こうした研究成果は年1回刊行・公開される「研究報告」にも収録される。
恐竜化石発掘体験とボランティアへの参加
博物館が一般市民に開いているプログラムも多彩だ。夏を中心に文化の森総合公園内で「化石発掘体験」が開催されており(土日祝日実施、一部金曜も対応、事前予約制)、子どもから大人まで本物の化石発掘の感触を体験できる。また勝浦町で行われる本格的な恐竜化石発掘調査への「ボランティア研修」参加者も毎年募集しており、プロの調査に加わることができる。さらに「博物館イベントボランティア」として館のイベント企画に職員とともに携わる道も開かれている。
企画展示室が呼ぶ全国規模のコンテンツ
別室の企画展示室では特別展・特別陳列を随時開催。2025年秋冬には巡回展「ポケモン化石博物館」が開催され、「発掘ピカチュウ」グリーティングも実施するなど、全国規模のコンテンツを地域の自然史研究と接続させた展開も行われた。「板東俘虜収容所」展、「アイヌ工芸品展」など地域史・他文化をテーマにした陳列も定期的に組まれ、展示の射程は徳島にとどまらない。
アクセス
徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
営業時間
9:30~17:00(休館日:月曜日[祝日の場合は翌日]、12月29日~1月4日)
料金目安
常設展観覧料:大人400円、高校・大学生200円、中学・小学生100円
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店舗詳細
- 決済方法
- 現金
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- 日本語
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