
タイレストラン サバイ
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東北の庄内平野に広がる山形県鶴岡市。日本で初めてユネスコ食文化創造都市に認定されたこの「食の都」に、全国のタイ料理ファンが足を運ぶ一軒の名店がある。それが「タイレストラン サバイ」だ。地元に根ざしながらも、他県からのリピーターが絶えない東北屈指の本格タイ料理店である。
30年の歳月が育てた、本物の「サバイ」の味
「サバイ(SABAI)」はタイ語で「快適」「心地よい」「気持ちいい」を意味する言葉。その名に込められたのは、訪れたすべての人に、料理とともに心地よいひとときを過ごしてほしいという、店主・斎藤浩一とシェフのガーンの願いだ。
サバイの料理を支えるのは、30年以上にわたってタイ料理の研鑽を積み続けてきたタイ人シェフの技術と経験。鶴岡での営業13年の間も、その探究心は衰えるどころか、メニューの幅と味の深みは年々増し続けている。本場タイから直接仕入れたスパイスや食材を惜しみなく使いながら、辛みをほどよく抑えて日本人の口に合う味付けに仕上げる――本物の風味を損なうことなく、幅広い人が楽しめるバランスを実現している点が、サバイの大きな魅力だ。
その実力は食べログの評価にも表れている。2022年の百名店に選出され、全国のタイ料理店2,240店中31位、東北地方1位(2023年2月時点)という高い評価を獲得。口コミが広まり、他県からはるばる訪れる客も非常に多い。
名物を制す二大看板「ガパオライス」と「タイラーメン」
サバイで必ず注文したいのが、ガパオライスとタイラーメンの2品だ。店舗での提供はもちろん、イベントへの出店時にも行列ができるほど支持されている、サバイを代表するメニューである。
ガパオライスは、バジルの芳醇な香りと旨みを凝縮したひき肉炒めをご飯の上に盛った、タイの国民食ともいえる一皿。サバイのガパオライスは本場の風味を大切にしながら、辛さはやや抑えめで仕上げられており、タイ料理が初めての人にも受け入れやすい。カジュアルな昼食にも、旅の疲れを癒す夕食にも自然に馴染む、間口の広さが人気の秘訣だろう。
タイラーメンはスパイスが溶け込んだスープが印象的で、日本のラーメンとは異なる独自のコクと香りが口いっぱいに広がる。一度食べれば忘れられない、サバイのもう一つの顔だ。
注文を受けてから調理を始めるため、料理が届くまで少し時間がかかることもあるが、これこそが常に作りたてを提供するというサバイのこだわりの証。待つ時間さえも、タイの食文化をじっくりと感じるひとときとして楽しんでほしい。
本場を体感する、多彩なメニューたち
サバイのメニューは看板の2品に留まらず、タイ料理の幅広い魅力を存分に体感できる構成になっている。
グリーンカレーとレッドカレーは、タイから仕入れたスパイスで丁寧に仕上げた本格派。グリーンカレーは青唐辛子のフレッシュな辛みとハーブの清涼感が特徴で、レッドカレーは赤唐辛子の深みある風味が際立つ。二種を食べ比べてみるのも、サバイならではの楽しみ方だ。
トムヤムクンは、レモングラスをはじめとしたタイの香草をふんだんに使ったスープで、酸味と辛みの絶妙なバランスが印象的。本場タイの食材を使うからこそ生まれる、複雑で奥深い風味が魅力だ。
ガイヤーンは鶏もも肉を丸ごと一枚、タイのスパイスで一晩かけてしっかりと漬け込み、網でじっくりと焼き上げた料理。肉はやわらかくジューシーで、噛むたびに香ばしさが広がる。タイ風スペアリブは、スパイスで風味豊かに仕上げた骨まわりがほろほろとほどける食感が魅力で、お酒との相性も抜群だ。
探究心旺盛なシェフが生み出す豊富なメニューは、何度訪れても新しい発見があるバラエティを誇る。
テイクアウトと「サバイフーズ」で、遠方にも本物の味を
店内での食事のほか、テイクアウトにも対応しているのがサバイの便利なところだ。観光の途中や仕事帰りに気軽に立ち寄り、作りたての料理を持ち帰ることができる。
さらに、遠方に住むタイ料理ファンのために「サバイフーズ」というネット通販サービスも展開している。保健所の惣菜販売許可を取得したうえで、作りたての料理を真空パックして急速冷凍し、全国へ届けるというこだわりのサービスだ。「こんな田舎で地元の方だけに愛される店ではもったいない」という思いから生まれたサバイフーズは、鶴岡に来られない全国のタイ料理ファンとサバイを繋ぐ架け橋となっている。
ラインアップはガパオライス、グリーンカレー、レッドカレー、トムヤムクン、ガイヤーン、タイ風スペアリブ、タイラーメン、タイジャスミンライス(カオホンマリ)と充実しており、各商品は1品あたり600円程度(店内の1品約1,000円と比べてお得な価格)。すべて調理済みのため、袋ごと湯煎するだけで本場の味が再現でき、賞味期限は1年間。合計3,000円以上の購入で送料無料となるため、まとめ買いがおすすめだ。
アクセスと周辺の見どころ
タイレストラン サバイは山形県鶴岡市に位置する。電話での問い合わせや予約は0235-25-1550まで。料理はすべてオーダーを受けてからの調理となるため、特に混雑時は時間に余裕を持って訪れることをおすすめしたい。
鶴岡市はユネスコ食文化創造都市として知られる食の都。その豊かな食文化の地で、本場のスパイスと30年の技術が織りなすタイ料理を楽しめるサバイは、地元グルメとは一味違う異国情緒あふれる体験を提供してくれる。
出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)への参拝や庄内エリアの観光と組み合わせた旅の計画を立てる際には、ぜひサバイを食事の一コマに組み入れてほしい。家族連れ、カップル、グループ旅行と、どんなシーンにも対応できるメニューの多彩さが、サバイのもう一つの強みだ。東北を旅するなら、わざわざ足を運ぶ価値がある一軒として、タイレストラン サバイをぜひ訪れてみてほしい。
アクセス
山形県鶴岡市道形町33-25
料金目安
テイクアウト商品 600円程度(ガパオライス、各種カレー、スペアリブ等)。レストラン食事は1,000円程度
店舗詳細
- 価格帯
- $$
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