
タイカレーレストラン シャム
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京都・中京区に静かに佇む「タイカレーレストラン シャム」は、京都で初めてタイカレーを専門に扱う店として誕生し、地元グルメシーンに確かな足跡を刻み続けてきた一軒だ。本場タイが認めた自家製カレーペーストの香りが店内に漂う瞬間、日常の雑踏から切り離された異国の空気が広がる。
京都初のタイカレー専門店が誇る、自家製ペーストの哲学
シャムの料理の根幹をなすのが、店独自の自家製カレーペーストだ。タイから取り寄せた生ハーブをひとつひとつ丁寧にすりつぶし、手間ひまを惜しまずに仕上げるこのペーストは、香りの鮮度を最大限に保つために1週間ごとに仕込み直される。市販の既製品では到底再現できない、複雑でみずみずしいハーブの香気こそが、シャムの料理をほかのカレーと一線画す最大の理由だ。
「研究に研究を重ねて作り出した」というオーナーの言葉は、単なる謙遜ではない。タイカレーはペーストに使うハーブの種類・比率・すりつぶし方によって、同じ材料でも驚くほど異なる表情を見せる料理だ。シャムのペーストが本場タイでも認められたという事実は、その完成度の高さを物語っている。週ごとに仕込むことで常にフレッシュな状態を維持し、来るたびに同じ感動を届ける——この愚直なまでのこだわりが、長年にわたって固定ファンを生み続けている理由だ。
看板メニュー:グリーン・レッド・イスラムカレーの三本柱
シャムのメニューの中心を担うのは、グリーンカレー・レッドカレー・イスラムカレーの三種類だ。いずれも自家製ペーストを軸に据えており、カレーごとに個性がはっきりと異なる。
グリーンカレーは、青唐辛子・バジル・コブミカンの葉などのフレッシュハーブをふんだんに使ったペーストをベースに、ナンプラーの旨みとたっぷりのココナッツミルクを合わせた一皿。爽快な辛さのなかに、ほのかなフルーティーな甘みとクリーミーなまろやかさが共存し、後を引く奥深い味わいが特徴だ。タイカレー入門としてまず選びたいのはこの一杯で、初めてでも「また食べたい」と思わせる中毒性がある。
レッドカレーは赤唐辛子を主体としたペーストに複数のスパイスが重なり合い、グリーンよりもやや深みのある力強い辛さを楽しめる。コクのあるソースがご飯にしっかりと絡み、食べ終わった後の満足感は格別だ。辛さとうまみのバランスが絶妙で、辛党にも食べやすい辛さのまとまりを持っている。
イスラムカレーは、マレーシアやタイ南部のムスリム文化に根ざした一品で、クミン・スターアニスなど乾燥スパイスが主役となる個性的な味わいが持ち味だ。ハーブよりもスパイスの奥行きが際立ち、グリーン・レッドとは明らかに異なる世界観を持つ。三種類を食べ比べることで、東南アジアのカレー文化の多様さを一つの場所で体感できるのも、シャムを訪れる醍醐味のひとつだ。
各メディアが認めた実力と長年の評価
シャムの評価は、訪れた人の口コミだけでなく、多数のメディアや賞によって繰り返し証明されてきた。食べログでは2009年と2010年、登録ユーザーが急速に増加していた時期に2年連続で「ベストレストラン」に選出された。数十万の登録店舗のなかから選ばれるこの称号は、当時の京都グルメシーンにおいてシャムがいかに突出した存在だったかを示している。
関西グルメ界の重鎮的存在である「あまから手帖」では「今、行きたい料理店 京都100選」として取り上げられ、「まっぷる京都グルメ いま人気のおいしい店」「最新京都美味ガイド(著・関谷江里)」「meets Regional別冊 LOVEカレー」「UOMO 9月号」といった、ジャンルを超えた多様な媒体にも掲載された。
テレビでも、関西テレビの人気情報番組「よ~いドン!」の人気コーナー「プロが教えるとっておき本日のオススメ3」に登場し、グルメのプロからも高く評価されている。同コーナーのグルメ本第3弾「プロが教えるとっておきオススメ300 赤版」にも収録されており、放送から時間が経っても色あせない実力の証として店内に歴史を重ねている。
テイクアウトで広がる楽しみ方
シャムではイートインに加えてテイクアウトにも対応しており、自家製ペーストを使ったカレーを自宅やオフィスに持ち帰って楽しめる。観光で訪れた際に、京都市内の公園や宿泊先で味わうという使い方も可能で、旅の記憶をより鮮やかにする一品になるはずだ。
また、シャムとは別に「タイカレーラーメン専門店シャム」もオープンしており、タイカレーのフレーバーをラーメンという形式で楽しめる新展開も話題を呼んでいる。タイカレーの魅力にすっかりはまった人は、こちらの姉妹業態もチェックしておきたい。
アクセスと訪問前に知っておきたいこと
シャムは京都市中京区に位置し、京都の中心部からのアクセスが良好なエリアに店を構えている。周辺には二条城、錦市場、三条・四条の繁華街などの観光スポットも点在しており、京都観光のルートに組み込みやすい立地だ。観光の合間に立ち寄り、本格タイカレーで腹ごしらえをするという使い方も自然にできる。
昼の営業時間は11:30〜14:30で、ラストオーダーは14:00となっている。人気店のため混雑することが多く、店側から「多くのお客様に待ち時間なくご利用いただくため、1時間までのご利用にご協力をお願いいたします」とアナウンスされている点は、あらかじめ理解しておきたい。回転率を上げることで多くの人がスムーズに利用できる仕組みなので、ゆっくり長居するというよりも、シャムの味をしっかりと堪能してから次の目的地へ向かうスタイルが馴染みやすい。
臨時休業や営業時間の変更など最新情報はFacebookとInstagramで随時発信されているため、訪問前に確認しておくと安心だ。電話でのお問い合わせは075-822-1119まで。京都でタイカレーを食べるなら、まず一度はシャムへ足を運んでほしい。
アクセス
京都市中京区西ノ京西鹿垣町6番地
営業時間
11:30~14:30(LO 14:00)
店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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