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城山神社

城山神社

※写真はイメージです。

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城山神社は、鳥取県鳥取市鹿野町の鷲峯山北側に鎮座し、石段と山道を数百メートル登った城山の頂上近くから鹿野の町を見下ろす、歴史と自然に包まれた神社です。戦国期から続く深い由緒と、県指定の無形民俗芸能を今に伝える隔年大祭が、この社の大きな魅力となっています。

戦国期に根ざす深い由緒

城山神社の起源は慶長年間(1596〜1615年)にさかのぼります。当時の鹿野城主・亀井茲矩が在城中に鎮守として祀ったのが始まりで、もとは「妙見宮」と称されていました。寛永10年(1633年)には藩主・池田氏から社領5石7斗5升が寄進され、藩の保護を受けながら地域信仰の中心として育まれてきました。

明治初年に「城山神社」へ改称されたのち、明治12年には出雲大社から大國主命を、昭和15年には津和野神社から亀井茲矩命を勧請・合祀。須佐之男命・大國主命・亀井茲矩命という三柱の祭神が祀られる現在の形が整いました。旧来は加知彌神社の摂社であり、旧鹿野町民の崇敬神社として受け継がれてきた社です。

安政6年建立の本殿と精緻な彫刻

現在の本殿は安政6年(1859年)に建立されました。社殿の造作と彫刻は精緻を極め、その技巧は市の保護文化財に指定されるほどの価値を持っています。境内面積は356㎡とこぢんまりしていますが、古木に囲まれた空間は年月の重みを静かに伝えます。社殿周囲にはタブノキやシイの古木が茂り、参道脇にはヒノキ・ケヤキ・ツバキ・カシの大木が並んで、山上の神域らしい厳かな雰囲気を醸し出しています。

隔年に蘇る壮麗な「鹿野祭り」

城山神社の名を鳥取県内に広く知らしめるのが、隔年(2年に一度)開催される「鹿野祭り」です。例祭は4月15日(第2土日)ですが、大祭の年には神輿と屋台4台、榊、武者行列が町中を練り歩き、獅子舞が各戸を一軒一軒回るという、町を挙げての大規模な祭礼となります。

宵宮に催される提灯祭は幻想的な美しさで知られ、翌日の行列の壮麗さとともに、地域住民にとって隔年ごとの大きな楽しみとなっています。深夜に執り行われる御旅所神事も、この祭礼の重要な構成要素のひとつです。獅子舞と祭礼行事はともに昭和34年(1959年)に鳥取県の無形民俗芸能に指定されており、数百年にわたって受け継がれてきた文化遺産として保護されています。

参道を彩るサクラとモミジ

城山の頂上へと続く参道には、サクラとモミジが多く植えられています。春には桜の花が石段を染め、秋には紅葉が山道を彩り、季節ごとに表情を変える参拝路として訪れる人々を迎えます。山上から鹿野の町並みを見渡す眺望とあわせて、歴史ある神社の参拝に自然散策の趣きも加わる場所です。

アクセス

鷲峯山北側の城山頂上付近。石階と山道を約数百メートル上った位置

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