
石州和紙会館
GALLERY
島根県浜田市三隅町に建つ石州和紙会館は、ユネスコ無形文化遺産にも関連する重要無形文化財「石州半紙」を守り伝えるための研修・体験・発信拠点です。入館料無料で、和紙づくりの歴史と技術を間近に感じられる施設として地域に根ざした存在となっています。
6,000軒から4軒へ――会館が生まれた背景
明治時代、石州和紙の産地である浜田・益田周辺では6,000軒を超える事業所が紙を漉いていました。しかし産業構造の変化とともに担い手は年々減少し、現在では4軒のみが命脈を保っています。こうした危機的な状況を受け、技術の断絶を防ぎ次世代へつなぐ拠点として、平成20年10月に石州和紙会館が開館しました。単なる観光施設ではなく、現役の職人育成と生産活動の支援を一体的に担う場として位置づけられています。
工房で学ぶ石州和紙の全工程
会館の工房内では、石州和紙製造に関わるすべての作業工程を実際に見ることができます。原料の処理から紙漉き、乾燥まで、職人が受け継いできた手すき技術の一連の流れを体感できるのが大きな魅力です。紙漉き体験は要予約で参加でき、伝統的な技法を自らの手で試す機会が得られます。
展示室と名刺作成サービス
展示室には多種多様な石州和紙製品が一堂に展示されており、実際に手に取って品質を確かめながら購入することができます。また、上質な石州和紙を素材にしたオリジナル名刺の作成サービスも提供されており、旅の記念や贈り物としても喜ばれています。
地域と連携したイベントと情報発信
会館は産地の保護にとどまらず、石州和紙を国内外に広める発信拠点としての役割も担っています。夏休みには子ども向けワークショップ「WASHI×DECO」を開催するなど、次世代への普及活動にも積極的です。毎年恒例の「うちわアート展」(2026年は第13回)では来館者の作品も募集・展示され、地域住民とともに和紙文化を楽しむ企画展として定着しています。石州和紙会館新聞の定期発行を通じた情報共有も続けられており、伝統産業の今を伝え続けています。
アクセス
島根県浜田市三隅町古市場589
営業時間
9:00〜17:00、定休日: 月曜日(祝日の場合翌平日)、年末年始(12/28~1/4)
料金目安
入館料: 無料
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店舗詳細
- 価格帯
- $
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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