公立鳥取環境大学
鳥取市の丘陵地に広がる緑豊かなキャンパスを舞台に、環境と経営の二つの視点から未来を切り開く人材を育てる公立鳥取環境大学。2012年に公立大学法人へ移行し、地域と連携しながら独自の環境教育を展開しています。
鳥取から環境と経営の未来を学ぶ2学部構成
公立鳥取環境大学は、「環境学部」と「経営学部」の2学部体制をとる公立大学です。2001年に鳥取環境大学として開学し、2012年に公立大学法人へ移行して現在の名称となりました。「環境」をキーワードに、自然科学から社会科学、さらには経営学まで幅広い学問領域をカバーしているのが大きな特徴です。大学院として環境学研究科も設置されており、学部教育から大学院研究まで一貫した学びの場を提供しています。
在籍学生数は比較的少なく、少人数制の教育環境のもとで、教員と学生の距離が近く、個別の指導や相談がしやすい雰囲気が根付いています。大規模な総合大学では得られにくい、きめ細かいサポートと密なコミュニティが、この大学の大きな魅力のひとつといえます。また、公立大学として鳥取県や鳥取市との連携も強く、地域課題の解決に向けた実践的な教育プログラムが展開されています。
環境学部:人と自然の共生を探るフィールドワーク中心の学び
環境学部では、地球環境や生態系、地域の自然資源など多角的なテーマを扱います。カリキュラムの特徴は、フィールドワークや実習を重視した実践的な学習スタイルにあります。鳥取県は日本有数の自然環境を誇り、鳥取砂丘をはじめとする砂漠型生態系、日本海沿岸の豊かな海洋環境、そして中山間地域の農山村生態系など、多様な「生きた教材」が揃っています。これらのフィールドを活用したリアルな調査・研究の経験は、環境を学ぶ学生にとってかけがえない財産となるでしょう。
環境問題を科学的に分析する視点とともに、社会・政策・コミュニティの側面からも課題解決を考える力を養う教育が行われています。気候変動、生物多様性の保全、再生可能エネルギー、持続可能な農業など、現代社会が直面するテーマを横断的に学びながら、問題解決に向けた思考力と実践力を身につけていきます。卒業後は環境関連の行政職や環境コンサルタント、民間企業の環境部門、NPO・NGO、さらには大学院進学など、多様な進路が開かれています。
経営学部:サステナビリティを軸にしたビジネス教育
経営学部では、現代の企業経営や地域経済、マーケティング、会計などビジネスの基礎から応用まで体系的に学びます。環境大学ならではの視点として、環境経営やサステナビリティを意識した経営学教育が取り入れられているのが特色です。社会的責任(CSR)や環境への配慮を組み込んだビジネスのあり方を学び、企業の持続的な成長と社会・環境の調和を探求します。
地域の中小企業や自治体との連携を通じた実践的なプロジェクト学習も充実しており、学内での理論学習を実社会の課題解決に直結させる機会が豊富です。地域ブランディングや観光振興、農産品の販路開拓など、鳥取ならではのビジネス課題に向き合いながら実践力を磨きます。卒業後は地元の中小企業や地方銀行、行政機関、流通・小売業など幅広い分野で活躍する卒業生を輩出しています。
緑に囲まれた落ち着いたキャンパス環境
若葉台北地区に位置するキャンパスは、市街地からほどよく離れた丘陵地にあり、自然に囲まれた落ち着いた雰囲気が特徴です。緑豊かな環境の中で学ぶことができるため、環境学・経営学の学びとキャンパスの環境が一体となった体験ができます。図書館や実験・実習施設など学習インフラの充実に加え、学生生活をサポートする施設も整っています。
小規模校ならではの強みとして、学生同士のつながりが深まりやすく、学年を超えた交流が生まれやすい環境です。課外活動やサークル活動も盛んで、学問だけでなく多様な課外活動を通じた人間形成の場としても機能しています。自然環境の中でのびのびとした学生生活を送ることができる点は、都市部の大学にはない大きな魅力です。
地域社会との連携と充実した就職支援
公立大学として鳥取県との連携を密にし、地域課題の解決に取り組む研究・教育プログラムを積極的に展開しています。自治体や地元企業、農業・観光産業などとの共同プロジェクトに学生が参画する機会も多く、在学中から地域貢献の実践を積むことができます。こうした地域に根ざした教育方針は、学生の社会人としての意識や実践力の早期育成につながっています。
就職支援においても、地域ネットワークを活かしたきめ細かいサポートが提供されています。県内就職を志す学生には地元企業との太いパイプを活かした支援が受けられ、県外・全国を目指す学生にも対応したキャリア支援が整っています。少人数制の強みを活かし、学生一人ひとりの希望やキャリアプランに合わせた個別相談も充実しています。
アクセスと鳥取での学生生活
キャンパスへはJR鳥取駅からバスを利用してアクセスできます。鳥取市は山陰地方の中心都市であり、生活利便性と豊かな自然環境が程よくバランスした都市です。市内には商業施設や飲食店も揃っており、学生生活を送るうえで不便を感じることは少ないでしょう。一方で、鳥取砂丘、大山、日本海の海岸線など、豊かな自然が身近にあるため、アウトドアや自然体験も気軽に楽しめる環境です。
県外からの進学者向けには、周辺の住居情報などのサポートも提供されており、初めて一人暮らしをする学生も安心してキャンパスライフをスタートさせることができます。物価が比較的穏やかな鳥取での生活は、経済的な負担を抑えながら充実した学生時代を過ごすうえでも魅力的な選択肢です。鳥取という地に根ざした4年間の学びは、環境・経営の専門知識とともに、地域を愛し社会に貢献する姿勢を育む貴重な時間となるでしょう。
アクセス
鳥取県鳥取市若葉台北1-1-1
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