
佐世保朝市
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戦前から佐世保市民の食卓を支えてきた「佐世保朝市」は、港の玄関口・万津町で今も毎朝欠かさず開かれる早朝マーケットだ。観光スポットとして取り上げられる機会も増えているが、その本質は地元の人々の「日常の買い物場所」にある。夜明け前から立ちのぼる潮の匂いと活気は、一度足を踏み入れると忘れられない佐世保固有の体験だ。
戦前発祥、昭和46年に現在地へ
佐世保朝市の歴史は古く、その発祥は戦前にさかのぼる。現在の湊町(アルバカーキ橋付近)の川沿いで自然発生的に始まったとされ、やがて昭和46年に現在の万津町73番地へ移転。以来、敷地内に各店が売り場を広げる露店スタイルが定着し、長年にわたって佐世保市民の台所であり続けている。
朝3時スタートの非日常体験
開場は午前3時。まだ街全体が眠りについている時間帯から市場は動き始め、港に届きたての鮮魚介類や採れたて野菜が次々と並べられていく。朝市夏祭りなどのイベント時には朝6時から振る舞いやプレゼント企画も開かれる。買い物に最も適した時間帯は午前5時〜7時とされており、その時間帯には商品の種類が最も豊富に揃う。日によって並ぶ品が変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力だ。
鮮魚・野菜から陶器まで、品揃えの幅広さ
取り扱う商品は食品にとどまらない。鮮魚・野菜・果物・干物・生花といった生鮮品から、衣料品・お菓子・陶器などの日用品まで、生活に必要なものがひとつの場所で揃う。食材の買い出しが目的の常連客と、掘り出し物を探す観光客が同じ空間に混在しており、それ自体が朝市ならではの風景を生み出している。
全国でも珍しい「一般参加型せり市」
朝市の名物イベントが、毎月第2・第4土曜日の午前6時30分から開催される「せり市」だ。一般の来場者が誰でも参加できるオークション形式で、市場に並んでいた商品を競り落とすスタイルは全国的にも珍しい。通常の市場価格を大きく下回る値段で商品が落札されることもあり、地元住民はもちろん遠方からのリピーターも少なくない。
NEO朝市——歴史ある市場の新しい楽しみ方
定期開催の朝市と並行して、不定期ではあるが「NEO朝市」と呼ばれるマルシェイベントも行われている。全国各地から集まった新しい出店者と歴史ある朝市とが融合した催しで、従来の朝市とは異なる層の来場者を引きつけている。港の目の前という立地を生かした雰囲気は、早起きしてでも足を運ぶ価値を感じさせる。
アクセスと利用のポイント
佐世保朝市はJR佐世保駅から徒歩約10分、佐世保みなとターミナルやさせぼ五番街のすぐそばに位置する。車の場合は佐世保中央ICから約8分、佐世保みなとICから約7分。専用駐車場はないため、周辺の有料駐車場を利用することになる。バスで訪れる場合は佐世保駅前バスセンターまたは佐世保駅前ターミナルからいずれも徒歩約14〜15分ほどかかるため、早朝という時間帯を考慮すると徒歩か車での来場が現実的だ。
アクセス
【電車】佐世保駅より徒歩10分 【車】佐世保中央ICより約8分、佐世保みなとICより約7分 【バス】佐世保駅前バスセンターより徒歩約15分
営業時間
月〜土 3:00〜9:00(お買い物に最適な時間: 5:00〜7:00) せり市: 毎月第2・4土曜日 6:30開始
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