
山陰労災病院
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鳥取県米子市にある山陰労災病院は、独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)が全国に設置する労災病院のひとつです。「信頼・優しさ・安全」を理念に掲げ、働く世代の健康を守ることを柱とした専門医療を提供しています。勤労者医療に軸足を置きながら、地域全体の医療水準向上にも積極的に関わっている点が大きな特徴です。
3つの専門センターが支える勤労者医療
同院の中核を担うのが、「勤労者医療総合センター」「勤労者脳卒中センター」「アスベスト疾患センター」の三本柱です。勤労者医療総合センターでは、産業保健の視点から働く世代の健康課題に幅広く対応します。勤労者脳卒中センターは、脳卒中の急性期から回復期までを見据えた専門的な診療体制を持ちます。アスベスト疾患センターは、石綿(アスベスト)関連疾患の診断・治療に特化しており、労働環境に起因する疾患の専門窓口として機能しています。いずれも、一般の地域病院では対応が難しい産業・職業由来の健康問題に対処する専門性が強みです。
先進的な診療設備と新たな治療実績
画像診断の領域では、3D画像解析システム(SYNAPSE VINCENT)や医用画像情報システム(SYNAPSE)、全身用X線CT診断装置、3次元カラーマッピングシステムといった先進設備を導入しています。内視鏡センターも設置されており、消化器疾患のスクリーニングや精密検査に対応しています。
2026年7月には治療抵抗性高血圧に対する「腎デナベーション」治療への成功を発表しており、薬物療法が奏功しにくい難治性の高血圧患者に対する新たな選択肢として注目されています。
健診・人間ドックと予防医療への取り組み
定期的な健診・人間ドックの受診が可能で、予防医療モデル事業も実施しています。疾病の早期発見・早期対処を通じた健康維持を支援しており、就労者が継続的に働き続けられる環境づくりにも貢献しています。
また、治療と仕事の両立をサポートする「治療就労両立支援事業」にも取り組んでおり、闘病しながら就労を続けたい患者とその職場をつなぐ橋渡し役を担っています。産業保健研修会「職場における感染症対策」など、企業・事業所向けの啓発活動も継続的に行われています。
地域に開かれた病院づくり
受診の利便性向上として、デジタル診察券「とりりんりん」による受付システムを導入しています。地域住民向けの「オープンホスピタル&夕涼み会」を開催するなど、病院を身近に感じてもらう取り組みも積極的です。2026年の熊本地震では支援活動に参加するなど、広域的な医療支援にも貢献しています。
初期臨床研修医の受け入れも行っており、次世代の医療人材を育成する教育病院としての役割も担っています。地域医療連携室を通じた他施設との連携体制も整っており、紹介・逆紹介のスムーズな受け渡しにも対応しています。
アクセス
JR米子駅から徒歩約10分
営業時間
診療受付 月~金 午前8:15~11:00、土日・国民の祝日・12月29日~1月3日 休診
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