
あぐー・石垣牛 琉球しゃぶしゃぶ 純
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沖縄本島北部・やんばるの森に抱かれた古民家で、県産ブランド食材の頂点に立つ「あぐー豚」と「石垣牛」を一度に味わえる。それが「あぐー・石垣牛 琉球しゃぶしゃぶ 純」の最大の個性だ。しゃぶしゃぶという一つの鍋の中で、全く異なる二つの旨味が展開される体験は、沖縄の食を知り尽くした店主だからこそ実現できる。
石垣牛のしゃぶしゃぶは、なぜ貴重なのか
沖縄でしゃぶしゃぶといえばあぐー豚、というイメージは根強い。だが、石垣牛のしゃぶしゃぶを専門的に提供する店は、実は沖縄でも驚くほど少ない。「純」はその希少な一軒だ。一口目から口に広がる和牛の圧倒的な旨味は、豚肉のそれを超えてくると店は言い切る。一方、あぐー豚は一般的な白豚に比べて旨味とコクが1.5倍ともいわれ、その脂はさっぱりしているため食べ飽きない。この二者を「どちらか選ぶ必要はない」という姿勢で同時に提供するのが、「純」ならではの誇りだ。国産素材にこだわった黄金スープと三種類のタレが、それぞれの肉の個性を丁寧に引き出す。
取り壊し寸前だった古民家の「生き直し」
店内に一歩入ると、沖縄の古い民家がそのまま生きていることに気づく。天井がやや低く、トイレの配置が現代の感覚とは異なり、増築の痕跡が間取りに残る。不思議な空間だが、それこそが意図的だ。この古民家はかつて取り壊しの計画があった。長い間沖縄の人々とともにあったこの場所が消えることへの「言いようのない寂しさ」から、店はリノベーションと補強に多くの費用をかけながら再生の道を選んだ。不便さも含めて、本物の沖縄の温かみを感じてほしいという思いが、空間の隅々に宿っている。
やんばるの自然が、皿の外からも味を完成させる
窓の外に広がるのは、やんばるの森と海。2021年に世界自然遺産に登録されたやんばる国立公園の自然エリアの中にあり、「東洋のガラパゴス」とも称される生態系の豊かさが日常から隔絶した空気感を生む。夜はライトアップされた庭が幻想的な演出を添える。店は自らを「都会のネオンにはない静かな場所、宿り木のような存在」と表現する。テーブルに着く前から、やんばるの深呼吸は始まっている。
15年の実績と、資格を持つスタッフ
「純」を運営するのは、那覇市で焼肉店「疾風ホルモン」三店舗と精肉店「I LOVE BEEF OKINAWA」を15年にわたり経営してきたチームだ。独自の仕入れルートと確かな目利きが、食材の品質を支える。その実績はグルメサイトにも反映されており、食べログ百名店に2020・2022・2023・2024年と複数回選出されている。さらにスタッフにはソムリエ・利き酒師・Sake Diplomaの有資格者が在籍し、飲み物とのペアリングにも対応できる体制を整えている。
予約と周辺で楽しめること
来店は予約制。LINEからの予約に対応しており、モバイルオーダーのデモ確認やメニュー閲覧もLINEから可能だ。電話予約(0980-43-8205)も受け付けている。店に隣接する「I LOVE BEEF OKINAWA NAKIJIN」では精肉や惣菜の購入のほか、バーベキューや焚き火体験も楽しめる。やんばるの自然の中で、食事前後も時間を使い切れる立地だ。
アクセス
沖縄県国頭郡本部町伊野波
営業時間
11:30~22:00(LO 21:00) 年中無休(社内イベントでの休みあり)
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