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レストランあさひや

レストランあさひや

※写真はイメージです。

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岩手県一関市千厩町に根ざして70年以上、「ポピュラーな洋食から本格派フランス料理まで」を旗印に地域と遠方の客を迎え続けてきたレストランあさひや。帝国ホテルで腕を磨いたシェフが料理人人生47年をかけて積み上げた技と、岩手南部の豊かな食材への深いこだわりが、この店の揺るぎない個性をつくっている。

帝国ホテル仕込みの2代目が守る「創業の味」

昭和29年(1954年)、現シェフの先代が「あさひや食堂」を千厩の地に開いたのが始まり。現シェフはテレビで見た帝国ホテルの料理人の姿に憧れて上京し、修業を経て昭和53年(1978年)に店を引き継ぎ、「レストランあさひや」として再スタートを切った。洋食部門の核となるデミグラスソースは創業以来の味を脈々と受け継ぎ、グラタンやパスタ、特製カレーピラフ、オムハヤシライス、スタミナライスなどの名物料理は長年の常連客に支えられながら育ってきた。コーンポタージュやベシャメルソースも「いつもの通りの味」として揺らがない。「基本に忠実」というシェフのモットーが、食べるたびに安堵感を呼ぶ料理に結実している。

岩手南部のテロワールを活かすフランス料理

シェフが「あさひや風フレンチ」と呼ぶフランス料理の哲学は、フォアグラ・トリュフ・キャビアに頼らないことだ。四季の山々から届く新鮮な野菜や果物、安全安心ないわて南牛・いわい鶏・館ヶ森ポークをはじめとする畜産物、山女魚や鮎などの天然川魚、そして隣接する宮城・気仙沼の海産物——「日本でも稀な食材の宝庫」と語る岩手南部の恵みを、フランス料理の基本に沿って丁寧に仕上げる。欧風と表現するのが正確とシェフ自身が言うように、この地のテロワールが最大の主役だ。ソムリエが厳選したリーズナブルなワインも揃え、料理と酒の調和にも気を配る。

ケーキと特別なイベントという楽しみ

甘いものを目当てに訪れる人も多い。常時4〜5種類の手づくりケーキが用意され、テイクアウトも可能。女性誌でも紹介されたデザート盛り合わせは「一皿で身も心も幸せにしてくれる」と評されている。年末には洋風おせちも登場し、エスカルゴプレートやフランスパン、特選ワインを加えたオプションとともに地方発送にも対応する。さらに年2回開催される「グルメの会」では、ソムリエ厳選ワインとピアノなど音楽の生演奏をバックに、地場の旬食材を使った本格フレンチが供される。60回を超えるこの会は誰でも参加でき、一関エリアの食文化の一端を担ってきた。

建物と空間——和と洋が溶け合う舞台

洋食店としては全国的にも珍しい日本庭園と池を敷地内に持ち、大きな鯉が泳ぐ光景が出迎える。メインフロアは20席、2階の日本間(6畳二間)は宴会にも対応する座敷16〜20席。別館「サン・ロワイヤル」は茶・白・赤を基調にシャンデリアが輝くバンケットルームで、着席45席・立食70名まで収容できる。フレンチのコースをシェフの卓越した技とともに楽しむ場として、地域の冠婚葬祭や企業の会合でも長く利用されてきた。

料理人としての矜持と地域への恩返し

柔道6段を持ち、嘉納治五郎の「精力善用 自他共栄」を人生の礎とするシェフは、東日本大震災後に炊き出しや仮設住宅での料理教室、小中学校での「シェフのスーパー給食」を精力的に行った。現在はフランス発祥の「味覚の授業」を通じた小学校での食育にも注力しており、五味・五感を伝える活動を続けている。岩手県知事からの「岩手の名工」認定(平成22年)を筆頭に、厚生労働大臣表彰、日本エスコフィエ協会ディシプル章、令和8年には岩手日日文化賞(地域振興部門)を受賞するなど、料理の腕だけでなく地域に根ざした姿勢が高く評価されてきた。「やっぱり来て良かった!」という言葉を目指して、3代目とともに今日も厨房に立ち続けている。

アクセス

岩手県一関市千厩町千厩字宮敷43-8

営業時間

11:00~20:00、定休日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

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店舗詳細

個室
あり

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