
ラ・ランコントル
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長野市の歴史ある街並みに佇む「ラ・ランコントル」は、築150年の古民家という唯一無二の舞台で現代フランス料理を提供する完全予約制レストランです。信州の豊かな食材とフランス料理の技が交差する、ここだけの「出合い」を体験しに訪れる価値のある一軒です。
築150年の古民家が紡ぐ、特別な食の空間
「ラ・ランコントル」の名は、フランス語で「出合い」を意味します。人との出合い、信州の食の恵みとの出合い、そして料理の技との出合い——この三つのテーマを一枚の皿にのせることをコンセプトとした、明確な哲学を持つレストランです。
その舞台となるのが、築150年という歴史を持つ古民家。長い年月が積み重ねてきた木材の質感や空間の重厚さは、訪れた瞬間から日常とは異なる時間の流れへと気持ちを切り替えてくれます。日本の伝統的な建築様式が持つ静謐さと、フランス料理という洋の文化が織りなすコントラストそのものが、「出合い」というコンセプトの体現です。食事の場としての機能を超え、空間自体が一つの体験として成立しているレストランといえるでしょう。
信州の大地が育む、季節の恵みを皿へ
「ラ・ランコントル」の料理において、地元・信州の食材への深いこだわりは欠かせない要素です。長野県は日本有数の農業県であり、標高差のある地形が生み出す豊かな気候のもと、四季折々に多彩な食材が育まれます。高原野菜、山菜、きのこ類、河川で育つ魚、そして信州の畜産品など、季節ごとに表情を変える食材の宝庫です。
シェフはこうした旬の食材を余すところなく活かすことにこだわり、フランス料理の技術を駆使しながら素材が本来持つ香りや味わいを最大限に引き出します。注目すべきは「食材と食材の意外な組み合わせ」を突き詰めるアプローチです。予想を超えた組み合わせの妙が一口ごとに新しい驚きをもたらし、「ここでしか味わえない食」を生み出す——それが「ラ・ランコントル」の料理が常に目指している境地です。季節によってメニューの内容は大きく変わるため、訪れるたびに新しい出合いが待っています。
シェフ・瀬下努が歩んできた道のり
「ラ・ランコントル」の料理を支えるシェフの瀬下努氏は、1977年、長野県生まれ。地元への思い入れを心に持ちながら、高校卒業後は東京の調理専門学校で料理の基礎を習得します。その後就職先として選んだのが、日本のフランス料理界を長年にわたって牽引してきた名店「オテル・ドゥ・ミクニ」でした。
そこでの修業期間はじつに12年。フランス料理の技術と精神を徹底的に磨き上げた後、伊豆の「オーベルジュアルカナイズ」や世界自然遺産・屋久島の高級リゾート「サンカラホテル&スパ」など、各地の名だたる宿泊施設で料理長を歴任します。それぞれの土地の食材と真摯に向き合いながら経験と感性を重ね、2016年12月、ついに故郷・長野に戻り「ラ・ランコントル」を自らオープンさせました。
ミクニで培った確かな技術、各地で磨いたテロワールへの感受性、そして信州への深い愛情——そのすべてが、この一軒のレストランに凝縮されています。料理の背景にあるシェフの経歴を知れば、一皿一皿がより深く、豊かに感じられるはずです。
コース構成と予約について
「ラ・ランコントル」は完全予約制のレストランです。前日までの予約が必要で、当日の飛び込み来店には対応していないため、訪問前の予約手配は必須です。予約・問い合わせは電話番号026-217-0162へ。
営業はランチとディナーの2部制です。ランチは12時スタートで所要時間は約2時間30分、ディナーは18時30分スタートで所要時間は約3時間30分が目安となっています。いずれも、食事の時間をゆったりと楽しんでもらうことを前提としたコース構成になっています。時間に追われることなく、料理・空間・会話のすべてをじっくりと味わうための設計です。訪問の際は時間に余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
価格帯や最新のメニュー詳細については、公式サイトや予約時に直接確認するのが確実です。季節と食材によってコース内容が変わるため、そのときどきの最新情報を店舗から得ることで、より期待感を持って当日を迎えることができます。
シェフズテーブルという特別な選択肢
2025年3月、「ラ・ランコントル」の公式サイトに「シェフズテーブル」の案内が掲載されました。シェフズテーブルとは、シェフのそばに設けられた特別席でのダイニング体験で、料理が生まれる過程をより間近に感じながら食事ができるスタイルです。一般的なダイニングとは一線を画した距離感の中で、シェフとのやり取りや食材に関する説明を聞きながら食を楽しめる、没入感の高い体験となっています。
接待、記念日、特別なお祝いなど、「普段とは違う食の体験」を求める方にとって、シェフズテーブルは非常に魅力的な選択肢です。詳細や予約可否については店舗への直接問い合わせをおすすめします。また、公式オンラインショップでは「おうちで楽しむラ・ランコントル」として、自宅でもシェフのエッセンスを味わえる商品を展開しており、遠方からのファンや来店前後のお楽しみとしても活用できます。
長野観光と組み合わせて楽しむ
「ラ・ランコントル」は長野市内に位置しており、長野を代表する観光スポットとセットで訪れるプランが魅力的です。長野市の中心部には、日本三大厄除け霊場の一つとして名高い善光寺があります。「一生に一度は善光寺参り」と古くから語り継がれてきた信仰の地であり、壮麗な本堂と風情ある参道の佇まいは、長野を訪れる旅人が必ず足を運びたい場所です。参道周辺には土産物店や茶房が軒を連ね、散策の楽しみも豊富です。
ランチタイムに「ラ・ランコントル」で信州食材の現代フランス料理を堪能した後、善光寺や松代の史跡を訪ね、長野の歴史と文化をひとつの旅程でまとめて楽しむことができます。長野市は戸隠や飯綱高原、志賀高原など信州を代表する自然景勝地へのアクセス拠点でもあり、季節ごとに異なる信州の自然を満喫しながら、その土地の食材の旨みを「ラ・ランコントル」の皿の上に見出す——そんな旅が、このレストランを訪れる最良の楽しみ方のひとつかもしれません。
アクセス
長野県長野市大字長野東之門町328
営業時間
ランチ 12:00~15:00 (L.O.13:00) ディナー 18:30~23:00 (L.O.19:30) 定休日: 月・不定休
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