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大神山神社奥宮

大神山神社奥宮

※写真はイメージです。

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霊峰大山の中腹に鎮まる大神山神社奥宮は、古代から「大神岳(おおかみのたけ)」と呼ばれた山への信仰が連綿と息づく場所です。地元の人々が今も「だいせんさんのおかげ」と親しみと敬意を込めて口にするように、この神社は単なる観光地にとどまらず、生活に根ざした聖地として崇められ続けています。

「日本最初の医療」を伝える御祭神・大己貴神

御祭神の大己貴神(おおなむちのかみ)は、大国主神のお若いときのお名前です。記紀神話の「因幡の白兎」伝説では、赤裸になった兎に「ガマの穂を敷き詰めてその上に寝転がりなさい」と傷の治し方を教えたとされ、これが日本最初の「医療」エピソードとして語り継がれています。産業発展・五穀豊穣・牛馬畜産・邪気退散など幅広い御神徳を持ちますが、なかでも病気平癒は最も篤く信仰されてきた御神徳であり、山陰有数の医療都市・米子市をはじめ近隣から多くの参拝者が健康長寿を願って訪れます。

もひとり神事と大山の薬草

当社に伝わる特殊神事「もひとり神事」では、大山頂上に群生する薬草が採取されます。この薬草は古来より万病に効くとして重用されてきたもので、現代でも古式祭当日に参拝者へ頒布されています。また、社頒布の病気平癒守にはこの薬草の一片が封入されており、参拝者が守護を身近に持ち帰れる形で神徳が受け継がれています。毎年7月14・15日に斎行される古式祭では、15日午前8時の正祭に一般の方も参列でき、頂上で採取した御薬草を授かることができます。

日本一長い自然石の参道と四季の景観

奥宮へと続く参道は、日本一長い自然石の参道として知られています。大山寺の旅館街から徒歩約15分の道のりは、春の桜、梅雨どきの紫陽花、初夏の瑞々しい新緑、秋の紅葉と、季節ごとに異なる表情を見せます。社務所では毎年の奥宮参道の状況を発信しており、特に新緑の季節は紅葉と並ぶ美しさと案内されています。境内では花手水も作製され、季節の花が手水を彩る風景も参拝の楽しみのひとつです。

大山両社詣りで「大山さんのおかげ」を

大神山神社は、大山中腹の奥宮と大山山麓・米子市尾高の本社という二社の総称です。両社を合わせてお参りする「大山両社詣り」が古来より推奨されており、二社を巡ることで大山の御神徳をより深く受けられるとされています。本社境内では6月に紫陽花が見ごろを迎えることでも知られており、あじさいの名所としても親しまれています。

令和の御造営と大山夏山開き祭

現在、奥宮では国指定重要文化財である社殿の修繕事業「令和の御造営」が進行中です。この国宝級の文化財を次世代へ伝えるための一大事業に、全国から奉賛が寄せられています。また、毎年6月最初の週末には「大山夏山開き祭」が開催され、その前夜祭として行われるたいまつ行列は2026年に第80回の記念大会を迎えました。古代から変わらぬ大山信仰の営みが、現代の祭礼として生き続けている様子を目の当たりにできる機会です。

アクセス

JR米子駅から車で40分 JR伯耆大山駅から車で30分 大山寺バス停から徒歩約15分(参道利用)

営業時間

午前9時~午後16時(受付時間・天候により変動あり)

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