
のなみ
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徳島県の最南端近く、太平洋に面した海陽町。サーフィンと漁業の町として知られるこの地に、地元の人たちが何度でも足を運ぶ鉄板料理の名店がある。「のなみ」は、ボリューム満点のお好み焼きと名物かしわ焼きで、長年にわたり地域に愛され続けてきた存在だ。
鉄板で仕上げる、職人気質のお好み焼き
のなみのお好み焼きは、ほかではなかなか味わえない独特のスタイルで提供される。キャベツをたっぷり使った生地の中にソバを挟み込み、鉄板でじっくり丁寧に焼き上げるのが同店の流儀。一枚一枚をスタッフが手をかけて焼き、ちょうど食べ頃になったタイミングで席まで運んでくれる。
焼きたての香ばしい香りが鼻をくすぐり、鉄板から届いた瞬間から食欲が高まる。中のソバはもちもちとした歯ごたえが際立ち、ふっくらとジューシーな生地との相性も抜群だ。一枚で十分な食べごたえがあるため、「これ一枚で満腹になれる」という声も多い。地元の常連客がリピートし続けるのも、この完成度の高さがあってこそだろう。
焼きそばとそばめし——B級グルメの真髄
お好み焼きと並んで人気を二分するのが「焼きそば」と「そばめし」だ。焼きそばは弾力のあるモチモチ麺を鉄板でしっかりと炒め、仕上げに卵をトッピングするスタイルが定番。ソースと麺が絡み合う香ばしい風味は素朴でありながら奥が深く、何度食べても満足感がある。
「そばめし」はそばとご飯を鉄板で一緒に炒め合わせた一品で、こちらも独自の香ばしさが特徴だ。炒めるにつれてそばとご飯がひとつにまとまり、ソースの旨みが全体に行き渡る。シンプルな材料を鉄板の熱で引き出したこの一品は、のなみの技術が詰まったメニューのひとつといえる。ランチでも夕食でも、食べれば腹の底からじんわりと満足感が広がる。
名物「かしわ焼き」でお酒もすすむ
のなみのラインナップのなかでひときわ個性を放つのが「かしわ焼き」だ。鶏肉(かしわ)と玉ねぎをにんにくとソースで炒め上げたこのメニューは、シンプルな構成でありながら風味豊か。にんにくの香りとソースのコク、やわらかく仕上がった鶏肉が三位一体となって、箸が止まらない一品に仕上がっている。
「お酒のアテとしてもGOOD」という評判のとおり、ビールや焼酎との相性は格別だ。サーフィンを楽しんだ後に立ち寄り、冷えたジョッキとともにかしわ焼きをつまむ——そんな過ごし方がここでは自然に生まれる。お好み焼きや焼きそばと組み合わせて注文すれば、食卓がいっそう賑やかになる。
地元とサーファーが集うアットホームな空間
店内にはテーブル席と落ち着いたお座敷があり、家族連れからひとり客、グループまで幅広く利用できる。全メニューはスタッフが鉄板で焼き上げてから席に届けてくれるため、お客は焼く手間を気にせず料理が来るのを待つだけでよい。出来たてをすぐに口にできるのは、この提供スタイルならではの嬉しさだ。
ただし、混雑する時間帯は焼き上がりまでに時間がかかる場合もある。特に週末のランチタイムや連休は込み合うことが多いため、余裕をもって訪れるのが賢明だ。アットホームな雰囲気の中、待ち時間もゆっくり会話を楽しみながら過ごせるのが、この店の心地よさでもある。
営業情報とアクセス
のなみはJR牟岐線および阿佐海岸鉄道の海部駅から徒歩3分という好立地にある。電車でのアクセスも容易で、車がなくても気軽に立ち寄れる。
- 住所: 徳島県海部郡海陽町奥浦西分28-2
- 電話: 0884-73-0662
- 営業時間: 11:00〜15:00 / 17:00〜20:00
- 定休日: 毎週火曜日・第4月曜日
昼と夜の2部制のため、閉店直前の来店は避け、時間に余裕をもって訪れたい。事前に電話で確認してから向かうと安心だ。
周辺の観光スポット
海陽町は徳島県の最南端に近く、豊かな自然と海文化が息づくエリアだ。近くには四国でも有数のサーフスポット「大里海岸」があり、良質な波を求めて全国からサーファーが集まる。室戸阿南海岸国定公園の一部にもなっているこの海岸線では、シーカヤックや海水浴、釣りなどのマリンアクティビティも楽しめる。
また、海部駅は世界初の「DMV(デュアル・モード・ビークル)」の始発駅としても知られ、鉄道と道路の両方を走るこの乗り物は鉄道ファンや観光客に大きな注目を集めている。のなみでたっぷりとお腹を満たしてから、このユニークな乗り物に乗って海岸線の旅を続けるのも、海陽町ならではの旅の楽しみ方だ。地元の味と個性的な観光資源が揃うこのエリアに、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
アクセス
海部駅から徒歩3分
営業時間
11:00〜15:00 / 17:00〜20:00、定休日: 毎週火曜日・第4月曜日
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