
新潟県埋蔵文化財センター
GALLERY
「まいぶん」の愛称で親しまれる新潟県埋蔵文化財センターは、新潟市秋葉区の「花と遺跡のふるさと公園」の中に立つ文化施設だ。開館から30年以上にわたり、県内の埋蔵文化財を調査・研究・公開し続けてきた拠点であり、2026年度には開館30周年を記念した企画展「地域に開いた歴史の扉」が5月30日から8月23日まで開催されている。
公園内に残る国史跡・古津八幡山遺跡
センターが魅力的なのは、建物の展示だけで完結しない点にある。敷地内の「花と遺跡のふるさと公園」には、国史跡に指定された古津八幡山遺跡と古墳が実際に保存されており、室内の展示で学んだ内容を屋外の遺跡で立体的に確かめることができる。ガラスケースの向こうの出土品と、実際に足を踏み入れられる史跡が隣り合う体験は、ここならではのものだ。
年度ごとに変わる企画展
常設展示に加えて、毎年テーマを変えた企画展が開催される。過去には中世柏崎の生活と信仰を出土品から探る「金箔付木製塔婆と渡来銭」展、施釉陶磁器の鮮やかな世界を紹介した「キラキラ☆施釉陶磁器の世界」、県内各地の最新発掘成果をまとめた「発掘!新潟の遺跡」シリーズなど、考古学の幅広いテーマが取り上げられてきた。年に複数回の展示替えで、何度訪れても新たな発見がある。
子どもから研究者まで楽しめるプログラム
教育普及活動が充実しているのもセンターの特長だ。キッズ考古学教室では、勾玉づくりや古代のゲーム「かりうち」など、手を動かして古代文化を体感できるプログラムが提供されている。また、まいぶん祭りとして年に複数回、体験会や特別イベントが行われ、家族連れにも人気がある。
研究者・愛好家向けには、県内各地の発掘現場で行われる現地説明会も定期的に開催。柏崎・南魚沼・村上・上越などの遺跡を実際に訪れ、調査担当者から最新の発掘成果を直接聞ける貴重な機会だ。年度末には「遺跡発掘調査報告会」や「発掘こぼれ話」といった報告の場も設けられている。
資料室と広報誌「埋文にいがた」
センター内の資料室(図書室)では、埋蔵文化財に関する専門書籍や発掘調査報告書の閲覧・貸出ができ、研究者から一般の歴史愛好家まで幅広く利用されている。また、広報誌「埋文にいがた」を定期刊行しており(2026年3月にはNo.129を発行)、最新の調査情報やイベント案内を伝え続けている。世界遺産「佐渡島の金山」登録を機にしたシンポジウムや講演会など、県内外の文化財行政とも連携したイベントが組まれる点も見逃せない。
アクセス
新潟県新潟市秋葉区金津93-1
営業時間
9:00~17:00(休館日:12月29日~1月3日)
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店舗詳細
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