
渚の博物館
GALLERY
房総半島の南端、千葉県館山市の港沿いに立つ「渚の博物館」は、海とともに生きてきた房総の漁民たちの文化を今に伝える、観覧料無料の博物館です。館山港交流拠点「渚の駅」たてやまの中核施設として、2011年(平成23年)2月5日に開館しました。
旧県立博物館から生まれ変わった地域の記憶庫
この施設のルーツは、千葉県立安房博物館にあります。2009年(平成21年)4月、館山市が県から移譲を受けたことを機に、博物館機能を核とした複合交流拠点「渚の駅」たてやまとして再出発しました。旧安房博物館が長年かけて蓄積したコレクションをそのまま引き継いでいる点が、この施設の大きな強みです。
国が認めた漁撈文化の集積
展示の中心を占めるのが、国の重要有形民俗文化財に指定された「房総半島の漁撈用具」です。2階の常設展示室では、網漁・潜水・釣漁に用いられた道具や、漁師の日常生活・信仰に関わる資料を体系的に見ることができます。また、県有形民俗文化財「房総半島の万祝及び製作関連資料」も紹介されており、漁師が晴れの場で纏った万祝(まいわい)という染め物文化に触れることができます。
木造漁船と捕鯨の痕跡を間近に
1階の収蔵展示室には、和船の造船技術で建造された木造漁船とその関連資料、そして房総の捕鯨にまつわる資料や大型資料が収蔵されています。普段は収蔵庫として管理されているこのスペースは、年に数回、公開日を設けて一般に開放されます。実物大の木造漁船を目の前にすると、機械化以前の海仕事の規模と職人技が肌で伝わってきます。なお、館山市公式YouTubeチャンネルでは「5分でわかる房総の船」という解説動画も公開されており、訪問前後の予習・復習にも役立ちます。
伝統工芸と安房ゆかりの美術
2階の企画展示室では、旧安房博物館時代から受け継がれた「安房の伝統工芸」のコレクションを紹介するとともに、安房地域にゆかりのある画家の絵画作品も展示されています。漁業史という枠にとどまらず、この地の手仕事や美術にも目を向けられる構成が、ひと味違う奥行きを生んでいます。
アクセス
〒294-0036 千葉県館山市館山351-2 城山公園内。詳細なアクセス方法は渚の駅たてやまのページを参照
営業時間
午前9時~午後4時45分(入館は午後4時30分まで)
料金目安
無料
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店舗詳細
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