
宗像大社神宝館
GALLERY
宗像大社神宝館は、「海の正倉院」とも称される沖ノ島から出土した8万点の国宝を中心に、宗像大社に伝承されてきた重要文化財を収蔵・展示する施設です。沖ノ島は世界文化遺産にも登録された、古代から神の島として人の立ち入りが厳しく制限されてきた島。そこで数百年にわたり積み重ねられた奉献品が、ほぼ手つかずのまま現代に伝わっており、神宝館はそれらを間近で鑑賞できる唯一の場所となっています。
8万点の国宝が語る、古代の祈り
宗像大社の御祭神は天照大神の三女神で、沖津宮・中津宮・辺津宮の三宮にそれぞれ祀られています。そのうち沖津宮が鎮座する沖ノ島は、古代の航海者たちが朝鮮半島・大陸へ渡る際に航海の安全を祈った島。奉献された品々は大陸との交易や外交を示す貴重な遺物であり、神宝館ではそれらが系統立てて紹介されています。
展示品──国宝の多彩な顔
館内に並ぶ品々は、材質も形状もきわめて多彩です。金属工芸では、金銅製唐草文透彫金具や金銅製心葉形杏葉・棘葉形杏葉・杏葉付辻金具など、細密な透かし彫りや鍍金技術を駆使した馬具・装身具の数々が目を引きます。金銅製雛形五弦琴や金銅製龍頭一対といった楽器・装飾具も国宝に指定されており、古代の美意識の高さを伝えています。
玉類も見どころのひとつです。硬玉製丁子頭勾玉・滑石製子持勾玉・硬玉・水晶・瑪瑙・碧玉製勾玉に加え、ガラス製小玉・瑪瑙玉・真珠玉など、異なる素材の玉がまとめて展示されており、古代の装身文化や交易ルートを視覚的に理解できます。
須恵器の分野では長頸壺や有孔土器・埦・有蓋坏が並び、焼き物の形式から当時の生活・祭祀の様式を読み取ることができます。さらに奈良三彩小壺は大陸文化の影響を色鮮やかに示す一点です。石製品では滑石製舟形・滑石製大形円板・滑石製臼玉・車輪石・石釧など、用途の解釈が今も研究者の間で議論される謎めいた遺物も展示されています。馬具では鉄製鞍金具(前輪)の磯金具が、古代の騎馬文化との関わりを物語ります。ほかにも金製指輪・銅製桛・金銅製高機・金銅製歩揺付雲珠・金銅製香炉状品と、一つの島から出土したとは信じがたいほど多種多様な国宝が一堂に会しています。
重要文化財としては木造狛犬一対・石造狛犬一対も収蔵されており、神社建築・彫刻の歴史を知る上でも見逃せません。
拝観案内
開館時間は9:00〜16:30(最終入館16:00)で、年中無休。拝観料は一般800円・高校生および大学生500円・小学生および中学生400円です。20名以上の団体(一括払い)および満65歳以上(シルバー手帳等提示)は200円引きとなります。療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・特定疾患医療受給者証など各種医療手帳を提示の方は無料で入館できます。
周辺の見どころ
神宝館に隣接するかたちで、世界文化遺産の普及・研究活動を担う海の道むなかた館があります。沖ノ島や宗像の海洋文化をより広い視野で学べる施設として、神宝館と合わせて訪れると理解がいっそう深まります。
アクセス
福岡県宗像市田島。最寄駅・徒歩分は公式サイトに記載なし。
営業時間
9:00~16:30(最終入館 16:00) 定休日:年中無休
料金目安
拝観料:800円(一般)/ 500円(高校生・大学生)/ 400円(小学生・中学生) 団体(20人以上)・65歳以上:200円引き 各種手帳提示:無料
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店舗詳細
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