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ラ・ジータ
※写真はイメージです。

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三重県北部の山あいに佇む菰野町で、本場イタリアの食文化を気取らずに楽しめる一軒がある。「バール・トラットリア ラ・ジータ」は、地元の人から湯の山温泉を訪れる観光客まで幅広く愛されてきた小さなトラットリアだ。イタリアの郷土料理とワインを、あたたかな空間のなかでゆっくりと味わえる場所として、菰野の食文化を静かに支えてきた存在でもある。

「小旅行」という名のコンセプトと店内の空気

「ラ・ジータ」はイタリア語で「小旅行」や「遠足」を意味する。三重県菰野町にいながら、ひとときのイタリアへの小旅行を体験してほしい——そんな願いがこの店名には込められている。

店内は小ぢんまりとした構成ながら、落ち着いた雰囲気に整えられている。カウンター席からはオープンキッチンの様子をうかがうことができ、料理が生まれる現場を間近に感じながら食事を楽しめる。テーブル席はゆったりとした間隔で配置されており、連れとの会話が自然と弾む空間だ。

店のコンセプトは「イタリア人のように会話を楽しみながらワイワイと食べる」こと。イタリアでは食事とは単なる栄養補給でなく、家族や仲間との時間そのものだ。ラ・ジータでもその精神を大切にしており、食事を通じて人と人がつながるような場所でありたいという姿勢が、料理にも接客にも滲み出ている。

看板は肉と内臓——イタリア郷土料理の核心

「イタリアンといえばパスタ」と考えている方は、ラ・ジータで少し発見をすることになるだろう。この店が最も力を注ぐのは肉料理と内臓料理だ。

トスカーナ、ラツィオ、ピエモンテといったイタリア内陸地方では、牛・豚・鶏の内臓を使った料理が古くから日常的に食べられてきた。「クチーナ・ポーヴェラ(貧しい人の料理)」とも呼ばれるこの食の文化は、素材を余すことなく使い、シンプルな調理でうま味を最大限に引き出すという哲学を持つ。ラ・ジータはそのイタリア郷土料理の真髄を、三重の地でていねいに表現している。

肉本来のうま味をストレートに伝えるには、素材の質と調理技術の両方が問われる。シンプルに見える火入れと味付けの裏には、料理人の確かな目利きと経験が宿っている。内臓料理に馴染みのない方も、一度試してみれば「これがイタリアの食卓なのか」と気づかされる体験になるはずだ。手打ち生パスタも提供しており、パスタ目当ての来店者も十分に楽しめる構成になっている。

同じ大地で育まれたワインとのペアリング

肉料理・内臓料理に寄り添うのが、イタリア各地から揃えられたワインだ。ラ・ジータでは料理と同じ産地で造られたイタリアワインをペアリングで提案しており、この組み合わせがこの店の大きな魅力のひとつになっている。

トスカーナの料理にはキャンティやモレッリーノを、ピエモンテの料理にはバルベラやドルチェットを——料理と同じ大地のミネラルや気候を宿したワインを合わせることで、テロワールが重なり合い、互いの味わいが引き立つ。これはイタリアの食卓で何世代にもわたって自然に受け継がれてきたペアリングの知恵であり、ラ・ジータではそれを日本の食文化のなかで体験できる。

「ワインは詳しくないけれど飲んでみたい」という方のために、スタッフが親切に案内してくれる。その日の気分や好みを伝えるだけで、料理に合う一本を提案してもらえるため、初心者でも安心して楽しめる。グラスで数種類を飲み比べてみるのも、この店ならではの楽しみ方だ。

ランチとディナー——シーンに合わせた使い方

ランチタイムは11:00〜13:00(ラストオーダー)で、リーズナブルなコースが用意されている。週末のゆったりした昼食や、友人とのランチ会にぴったりの選択肢だ。ランチタイムは全席禁煙で、落ち着いた環境で料理と会話に集中できる。なお、小学生未満のお子様の入店は貸切利用の場合を除き対応していないため、事前に確認しておきたい。

ディナータイムは17:00〜21:00(ラストオーダー)。ゆったりと腰を据えてイタリア郷土料理とワインのペアリングを楽しみたい夜に最適だ。カウンター席ではシェフとの距離が近く、料理や食材についての話を聞きながら食事を楽しめる。ディナータイムはカウンター席のみ喫煙可となっている。なお、10歳以下のお子様の入店はできないため、ご家族での来店の際は注意が必要だ。

少人数のパーティー利用にも対応しており、誕生日や記念日、仲間との特別な集まりにも活用できる。プライベートな雰囲気のなかでイタリアの食文化を共有するひとときは、記憶に残る食体験になるはずだ。定休日は水曜日で、水曜日が祝日にあたる場合は翌日の木曜日が休みとなる。

菰野町の観光と組み合わせて

ラ・ジータが位置する菰野町は、鈴鹿山脈の麓に広がる自然豊かな町だ。御在所岳はロープウェイでアクセスできる山岳観光の拠点として知られ、春の新緑から秋の紅葉まで四季折々の景色を楽しむことができる。湯の山温泉には歴史ある旅館が並び、温泉と自然を目当てに訪れる観光客も多い。

御在所岳でのハイキングや湯の山温泉での湯浴みを楽しんだあと、ラ・ジータでイタリア料理とワインをゆっくり味わいながら一日を締めくくる——そんな過ごし方は、地元の人にも旅行者にも評判の高いプランだ。四日市市内からも車で30分圏内でアクセスでき、三重県内から日帰りで訪れることも十分可能だ。

アクセスと予約

住所:〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野2295-3 電話:059-394-7585 アクセス:近鉄湯の山線 中菰野駅より徒歩5分 営業時間:ランチ 11:00〜13:00(L.O)/ディナー 17:00〜21:00(L.O) 定休日:水曜日(祝日の場合は翌木曜日)

週末のディナーや特別な集まりでの利用は、電話での事前予約がスムーズだ。パーティー利用の相談も電話で受け付けている。初めての来店でも、料理とワインについてスタッフが丁寧に案内してくれるため、気負わずに扉を開けてほしい。

アクセス

近鉄湯の山線 中菰野駅 徒歩5分

営業時間

ランチタイム 11:00~13:00(L.O) / ディナータイム 17:00~21:00(L.O) / 定休日: 水曜日(祝日の場合は翌日木曜日)

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店舗詳細

個室
あり
対応言語
日本語

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