
La chocolaterie NANAIRO
GALLERY
島根県出雲市を拠点に、エクアドル産カカオと国産素材の出合いを追い求めるチョコレート専門店「La chocolaterie NANAIRO」。オンラインストアを中心に、工場見学やワークショップ、カスタムメイドといった多彩な接点でチョコレートの世界を広げているショップです。詩情豊かなコレクション名とともに展開される季節ごとの作品群は、一口食べるたびに物語を感じさせます。
非加熱搾油という、ゆずれないこだわり
NANAIROの製造工程で最も象徴的なのが、完全非加熱の搾油機を使ったカカオバターの抽出です。カカオ豆の約55%を占めるこの油分は、熱を加えずに搾ることで雑味が生まれず、美しい黄金色を保ちます。一般的な製法では避けにくい加熱工程を排することで、カカオ本来の揮発性の香気成分が損なわれにくく、原料の個性がそのまま口に届く仕上がりを実現しています。使用するカカオはエクアドル産のARRIBA種。産地・品種を限定することで、ロットごとの風味の変化もコレクションの醍醐味の一部として楽しめます。
「春の妖精」コレクションが描く複層的なフレーバー
春の訪れをテーマにした「Spring Ephemeral」コレクションのタブレット(Batch no.102、¥2,430)は、ARRIBA 70%のダークチョコレートです。そのフレーバーノートは一文では収まらないほど多層的で、はちみつとバターのトーストを思わせる甘さから始まり、カプチーノのほろ苦さとミルク感、青りんごや桜餅の可憐な香り、焼き芋とヘーゼルナッツの香ばしさへと移ろい、甘酸っぱいグアバ、クミンのほろ苦さ、干し草と野の空気を感じさせる余韻、そして最後にバニラのような甘い記憶へと着地します。これほど複雑な風景を一枚のタブレットに収めるのは、産地と製法への深い理解があってこそです。
黄金色のカカオバターが生む、白いチョコレート
同コレクションのホワイトチョコレート(¥2,700)は、カカオバター・全脂粉乳・砂糖の3素材だけで作られたシンプルな一枚です。非加熱搾油で得た黄金色のバターは固まると白くなり、真っ白な見た目でありながら野性的でカカオ本来の風味を宿しています。甘さは控えめで、シャリシャリとした独特の食感が特徴。一般的なホワイトチョコレートのイメージを覆す、カカオそのものを感じる体験です。ARRIBA 50%という表記が示すとおり、素材の配合比からも妥協がありません。
鳥取の希少苺が桜色の季節限定タブレットに
地元素材とのコラボレーションも、NANAIROが大切にするテーマです。「松原さんのとっておき苺のダークチョコレート」(¥3,240)は、鳥取県琴浦町のクローバー苺園で育てられた「とっておき」という品種を使った季節限定タブレット。鳥取県でしか栽培されない希少品種で、香りが高く強い甘味を持ち、土壌の風味まで感じられる個性的な苺です。乾燥させて砕くと果肉の白さが際立ち、淡いピンク色になることから、桜の季節にぴったりのビジュアルに仕上がります。産地まで特定できる素材を使うことで、チョコレートの向こう側にある風景まで想像できるのがNANAIROならではの魅力です。
ワークショップ・工場見学・カスタムメイドで深まる体験
購入はオンラインストアから可能なほか、工場見学やワークショップへの参加、カスタムメイドの依頼も受け付けています。「民俗学とチョコレートの会」といった特別企画も不定期に開催されており、食と文化を横断するユニークな試みが話題を呼んでいます。また、地元の製菓店とのコラボによるムースショコラや苺とホワイトチョコレートのパフェなど、NANAIROのカカオを使った広がりも見どころです。最新情報はInstagram(@la_chocolaterie_nanairo)で発信されているので、季節限定コレクションの発売情報はこまめにチェックを。
アクセス
島根県出雲市斐川町坂原1934
営業時間
平日 10:00~19:00(定休日なし)
料金目安
¥2,430(ECUADOR COLLECTION 70%)、¥2,700(White Chocolate)、¥3,240(Seasonal Tablet)
店舗詳細
- 価格帯
- $$$
- 決済方法
- クレジット
- 対応言語
- 日本語 / 英語
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