
串本海中公園
GALLERY
本州最南端、潮岬の海に抱かれた串本海中公園は、日本で初めて「海中公園」に指定された海域を舞台にした複合施設だ。黒潮が一年を通じて運び込む温かく豊かな水が、サンゴ礁や熱帯魚、ウミガメといった南国の生態系を本州の地に育んでいる。ラムサール条約にも登録されたこの海を、船・塔・水族館という三つのアプローチで体感できるのが最大の特徴だ。
海中観光船「ステラマリス号」と海中展望塔
ラムサール条約登録海域を巡る海中観光船「ステラマリス号」では、船底の窓越しに串本でしか出会えない熱帯・温帯の生き物たちの暮らしを観察できる。一方、沖合140m・水深6.3mに建てられた海中展望塔は、360度にわたって海中をぐるりと見渡せる独特の構造を持つ。コンディションの良い時期にはチョウチョウウオやメジナをはじめ70種以上の魚が塔の周囲に集まり、運が良ければアオウミガメが静かに泳ぎ過ぎる場面にも遭遇できる。展望塔では自然のメジナの群れへのエサやり体験も毎日実施されており、魚たちが一斉に寄ってくる瞬間は大人も子どもも思わず歓声を上げる。
世界初の偉業を誇る水族館
施設の核を担う水族館は、目の前の海から直接くみ上げた海水と実際に採取した生き物で構成された「串本の海の再現」がコンセプトだ。各担当飼育員が専門ゾーンを受け持ち、みずから海に潜って調査・採取・繁殖まで手がけるスタイルが貫かれている。なかでも特筆すべきは、世界で初めてアカウミガメの「2世代・3世代」にわたる繁殖に成功した実績だ。ここで生まれた子ガメは毎日12:30〜14:30の時間帯に申し込み不要・無料で触れ合えるタッチング体験として公開されており、ウミガメパークでは100kgを超える大型個体へのエサやり体験も毎日9:00〜16:30を通じて楽しめる。産卵期にはYouTubeライブでウミガメの産卵シーンも配信される。
飼育員と学ぶ専門プログラム
観るだけでは物足りない人には、専門スタッフが案内する体験プログラムが充実している。土・日・祝日の11時と14時には飼育員が水族館の裏側を案内する約30分のミニツアーを開催。さらに事前予約制の「水族館飼育体験」(2時間)では水槽の仕組みや飼育の現場を実際に体験でき、「磯観察体験」(2時間)では世界的にも珍しい地形を持つさびうら海岸の磯場を飼育員の解説付きで歩く。学校向けの出前授業も受け付けており、施設全体が海洋教育の場としても機能している。
アートと研究が交差する場所
「マリン・アート・ギャラリー」では串本の海にちなんだ芸術作品の特別展を定期的に開催。2026年6月〜9月には第34回串本海中フォトコンテストの受賞作品展が行われており、プロ・アマ問わず海中写真の名品が並ぶ。施設内には錆浦研究所も設けられ、周辺海域の生態調査や保全活動を継続的に実施。その成果は年6回発行の機関誌「マリンパビリオン」として無料PDFで公開されている。
ダイビングパークとレストラン
宿泊コテージを備えた串本ダイビングパークは目の前にビーチダイブポイントが広がる環境で、ダイバーの拠点としても使われている。園内のレストラン アクロポーラではマグロや近海の鮮魚、和歌山ラーメンといった地域の味を提供しており、海を見て、触れて、食べてという一日をここだけで完結させることができる。
アクセス
JR串本駅から無料送迎シャトルバス利用。車の場合はすさみ南ICから国道42号線で約20分。住所:〒649-3514 和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
営業時間
水族館:09:00〜16:30
料金目安
海中観光船メイン:大人3,200円、小中学生2,000円、幼児1,000円。海中展望塔・水族館セット:大人2,000円、小中学生1,000円、幼児400円。体験プログラム別料金。現金のみ。
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店舗詳細
- 価格帯
- $$
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- 現金
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- 日本語
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