
窪田織物株式会社
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鹿児島市に拠点を置く窪田織物株式会社は、日本三大紬のひとつに数えられる本場大島紬の製造・販売を手がける織物メーカーです。和の文化を礎にしながら洋の文化とのコラボレーションを積極的に推進し、着物だけにとどまらない大島紬の新たな可能性を切り拓いています。
鹿児島の大地が育む、ふたつの染色
窪田織物の大きな特徴が、土地の素材や風土に根ざした染色技術です。屋久島を象徴する樹木・屋久杉を用いた「屋久杉染」と、鹿児島固有の植物であるさねん(車輪梅)を使った「さねん染」の二本立てで、鹿児島の自然そのものを色として布地に定着させています。奄美群島・大島を発祥とする大島紬に、薩摩・鹿児島の植物が染め重なるという、産地の重層的な個性がこの会社の染め物には宿っています。
「15マルキ・18マルキ」への挑戦
大島紬の品質は「マルキ」という単位で語られます。経糸を構成する束の数を示すもので、数が大きいほど細かい絣模様を表現できる高度な織りとなります。窪田織物は技術向上を目指して「15マルキ」「18マルキ」という高度な仕様の開発に取り組んでおり、伝統の継承にとどまらず、技術そのものを前進させようとする姿勢が際立っています。
着物を超えた日常使いの大島紬
同社が力を入れているもうひとつの軸が、大島紬の「日常化」です。着物という枠を超えて、ストールやバッグといった洋装にも合わせやすいアイテムを製造しており、普段の暮らしの中に大島紬を取り入れる入口を広げています。オンラインショップでも購入できるため、鹿児島を訪れなくても手に取ることが可能です。
体験で知る、ものづくりの現場
見学・体験・イベントのプログラムも充実しています。屋久杉を使ったハンカチ染め体験、実際に織機に向かう織り体験、大島紬の製法に欠かせない泥染め体験と、工程ごとに異なる魅力に直接触れることができます。商品を購入するだけでなく、どのような工程を経て布が生まれるかを体感できる点は、量産品では得られない価値です。
受賞・メディア掲載が示す評価
2023年10月には鹿児島県特産品コンクールで入賞を果たし、2023年3月には社長とともに新聞にも掲載されています。また2025年7月には2025大阪・関西万博の公式ライセンス商品の発表も行われており、地元の伝統工芸が全国・国際的な舞台へと発信されています。伝統を守りながら時代と対話し続ける窪田織物は、鹿児島の織物文化を体感できる場として注目に値します。
アクセス
鹿児島県鹿児島市東開町13-12
営業時間
土・日曜日 定休
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