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古民家ゲストハウス碧

古民家ゲストハウス碧

※写真はイメージです。

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宿泊ゲストハウス・民泊島根県隠岐郡隠岐の島町

隠岐の島の西南、西郷港からほぼ真反対に位置する久見地区。人口の少ない集落の一角に、築100年以上の古民家を丁寧に改修したゲストハウス碧(-ao-)はある。家族で切り盛りするこの宿は、外見だけでなく、宿の哲学そのものが「島の田舎らしさ」を体現している。

「時計のない宿」という選択

碧の館内には時計が置かれていない。これは見落としではなく、意図的な演出だ。「島時間」と呼ばれるゆったりした時間の流れを体で感じてほしいという、オーナー一家の思いが込められている。スマートフォンに頼らなければ時刻がわからない環境が、日常のペースをいつのまにか緩めてくれる。オーナー家族の子どもたちは夜に帰宅するため、宿には家庭的な空気が流れている。

本物の「ディープな田舎」

久見は空港・フェリー乗り場のある西郷とは島のほぼ反対側にある。徒歩圏内には店がなく、車で10分ほど走って初めて商店とGOKA温泉にたどり着く。コンビニや観光施設が集中する市街地とは切り離された、飾らない島の集落暮らしを体験できる立地だ。

海・星・黒曜石——久見の自然

宿から歩いて1分で夕日の名所である海岸に出られる。水平線に沈む夕日を眺め、夜になれば光害のない空に満点の星が広がる。運が良ければ、海岸で黒曜石を拾うこともできる。久見は山・海・川に囲まれた地形で、ただ海を眺めるだけでなく、地層や自然の痕跡を肌で感じられる環境が整っている。

地域の祭りと神事

隠岐の島には牛突き(10月)、相撲(11月)、馬入れ神事(6月)といった固有の伝統行事がある。碧のある久見地区では7月に久見神楽、8月に七夕・盆踊りが催され、地区の人々と同じ空間で祭りに立ち会うことができる。シーズンを合わせて訪れると、観光パンフレットには収まらない隠岐の文化に触れる機会になる。

移住相談と長期滞在

オーナーは地域おこし協力隊として活動した経験を持ち、その在任中に移住ガイドブック「五箇地区版集落の教科書」を作成した実績がある。隠岐の島町全般の相談に応じるほか、五箇地区については特に詳しく話を聞いてくれる。長期滞在も歓迎しており、短期旅行では得られない島の日常を体験しながら移住の可能性を探ることができる。また、一定期間の滞在を通じて宿の運営に関わる「フリアコ(フリーアコモデーション)」の受け入れも行っており、旅行者ではなく「島の一員」に近い立場で暮らしを試してみたい人にも門戸が開かれている。

cafe & bar「もぐら」

2026年5月より、碧に併設するかたちでcafe & bar「もぐら」がオープンした。宿泊者以外も利用できる可能性があるため、詳細は公式サイトの最新情報を確認したい。久見の静けさの中に、くつろぎの場が加わった。

アクセス

隠岐の島町久見。西郷港(フェリー乗り場)から対岸の位置、タクシー等で約10分

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