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国立歴史民俗博物館

国立歴史民俗博物館

※写真はイメージです。

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千葉県佐倉市に位置する国立歴史民俗博物館(通称「歴博」)は、先史時代から現代にいたる日本の歴史と民俗文化を一堂に集めた総合博物館です。単なる展示施設にとどまらず、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構の一員として最先端の歴史研究を牽引する機関でもあります。

6つの常設展示室が語る、日本通史の旅

歴博の核心は、時代ごとに構成された6つの展示室です。第1展示室「先史・古代」では、最新の考古科学が解き明かした縄文・弥生・古墳時代の実像を提示。第2展示室「中世」は国風文化の成熟からヨーロッパとの出会いを経て戦国時代に至るダイナミックな変遷を追います。第3展示室「近世」では、人・もの・地域が縦横に交流した江戸時代の活力が体感できます。

第4展示室「民俗」は、現代の暮らしにも息づく民俗文化の連続性と変容を丹念に見せ、第6展示室「現代」は戦争・高度経済成長・そして今日へと続く近現代の経験を多角的に検証します。そして2026年3月17日にリニューアルオープンした第5展示室「近代」は、「光と陰」というキーワードのもと、様々な人々の経験から近代という時代を問い直す新たな展示として注目を集めています。

くらしの植物苑――暮らしを支えた植物と向き合う

館外に広がる「くらしの植物苑」は、日本の伝統的な植物利用を「食べる」「治す」「織る・漉く」「染める」「道具をつくる」「塗る・燃やす」の6テーマで系統的に植栽した実物の植物園です。薬草や染料植物、工芸素材となる植物が季節ごとに表情を変え、座学では得られない五感の学びを提供します。夏には「伝統の朝顔」特別企画が開催され、江戸時代から続く園芸文化の粋を体感できます。

研究と市民をつなぐ多彩なプログラム

歴博の特色のひとつは、研究最前線と一般来館者を結ぶ豊富なイベント群です。歴博講演会(例:「市民とAIが協力して古文書を解読―みんなで翻刻の世界」)、歴博フォーラム(例:「園芸の文化と科学」)、植物苑観察会など、専門家が直接語りかける機会が定期的に用意されています。特集展示「くらしを彩る 漆絵のうつわ」のように、特定テーマを深掘りする企画展示も常に開催中です。

「じぶんにつながる」博物館という哲学

歴博が掲げるのは、モノと自分が「ビビッとつながる」出会いの場というコンセプトです。展示品を眺めるだけでなく、気分やテーマで選べる来館者向け3コースや「知ッ得!れきはく」といったガイドコンテンツが整備されており、歴史の専門知識がなくても自分なりの問いを持って館内を巡れる工夫が随所に施されています。

学術機関としての研究活動

大学共同利用機関としての側面も見逃せません。科学研究費による学術変革領域研究「歴史情報学の創成」を推進し、古文書のデジタル解読や歴史情報の記録・活用手法の高度化といった最前線の研究成果を定期刊行物(研究誌)で発信しています。館内には図書室も設けられており、より深い調査研究にも対応できる環境が整っています。

アクセス

JR佐倉駅北口から徒歩約15分 JR酒々井駅から徒歩約15分

営業時間

開館時間:3月~9月 9:30-17:00、10月~2月 9:30-16:30 / 休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始

料金目安

入館料は公式サイト参照

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