
中華そば きた倉
GALLERY
青森市青柳にある「中華そば きた倉」は、煮干し文化が根強い青森のラーメンシーンに「鰹出汁」という新たな軸を持ち込んだ一軒だ。地域の活力源になることを掲げた店主の姿勢は、二本柱のメニューと独自のサービスに色濃く滲み出ている。
二本柱のメニュー:鰹と煮干し
看板メニューは「中華そば 鰹」と「中華そば 煮干」の二択。どちらも並780円・700円からと入りやすい価格帯で、並盛りがすでに一般的な大盛り相当のボリュームというのがこの店のスタンスだ。
鰹ラーメンは鰹を軸に鯖・焼干し・大量の野菜を組み合わせ、仕上げに鰹の香味油を回しかける。香りの立ち方が他の魚介系と一線を画し、濃厚ながら重すぎない奥行きが生まれる。店主が真っ先に勧めるトッピングはワカメ(120円)とバター(80円)の組み合わせ。バターのコクがスープの甘みを底上げし、ワカメの磯香が鰹の風味を後押しする。
煮干しラーメンは季節ごとに産地を変え、そのときもっとも旨みが乗った煮干しを厳選する。さらに焼干しと帆立貝柱を加えることで、煮干し一本では出せない奥深い香りとほのかな甘みを引き出した一杯に仕上げている。こちらの推薦トッピングはバラ肉チャーシュー(250円)とバラ干し海苔(120円)。脂ののったバラ肉がスープの旨みと溶け合い、干し海苔の香ばしさが余韻を長く引く。
「やさシステム」という気配り
公式サイトが特記するユニークな取り組みが「やさシステム」だ。並盛りで一般的な大盛りサイズを提供しつつ、麺の量を少なめに調整できるサービスで、食べきれるか不安な人や体調に合わせて量をコントロールしたい人への配慮が込められている。大食い向けに振り切らず、幅広い客層を受け入れようとする店の姿勢が表れたシステムだ。
四季を通じた限定メニュー
通年の二本柱に加え、冬季には味噌らーめん、春季には塩らーめん、夏季には冷やし中華と、季節ごとに顔を変える限定メニューが登場する。素材の産地や配合を季節で変える煮干しラーメンと同様、旬に合わせて一杯を作り替えるスタイルは、通いつめるほど新しい表情を見せてくれる。青森の食材文化に根ざしながら独自の鰹出汁で差別化を図る「きた倉」は、煮干し激戦区の青森でリピーターを着実に増やしている一軒だ。
アクセス
青森県青森市青柳1-7-29
料金目安
鰹ラーメン 並780円/大880円、煮干ラーメン 並700円/大800円、トッピング(ワカメ120円、バター80円、バラ肉チャーシュー250円、バラ干し海苔120円)
店舗詳細
- 価格帯
- $$
RELATED SPOTS
関連するスポット(8件)
NEARBY
周辺のスポット(8件)















