
来待ストーン
GALLERY
島根県松江市宍道町に位置する来待ストーンは、国指定の伝統的工芸品「出雲石灯ろう」の原材料として知られる「来待石」を軸に据えた複合文化施設です。ミュージアム・来待石工房・陶芸館という三つの棟が一体となっており、学ぶ・観る・つくるを一箇所で完結できる構成になっています。
来待石とは何か――ミュージアムで辿る石の物語
ミュージアムは、来待石の「歴史」「文化」「地質」(ジオ)という三つの視点から来待石を掘り下げる常設展示が中心です。石の成り立ちから製品加工の変遷に至るまでの資料に加え、石の匠たちが手がけた造形オブジェも並びます。シアター映像では、石灯ろうが原石から完成品になるまでの一連の製作工程を映像で追うことができ、職人技の繊細さをリアルに体感できます。
なお、来待ストーンは島根県半島・宍道湖中海(国引き)ジオパーク推進協議会とも連携しており、ミュージアムは地域の地質学習の拠点としての側面も持ちます。定期的に企画展が開催され、2026年夏には「島根の化石大集合!!」展が実施されるなど、リピーターにも新しい発見を提供しています。
来待石工房――予約不要で石彫りに挑戦
来待石工房では、来待石を素材とした彫刻体験をその場で気軽に楽しめます。ペンダント作り体験と時計作り体験の複数プログラムが用意されており、いずれも予約なしで参加できるのが大きな特長です。完成した作品は当日そのまま持ち帰れるため、旅の記念品として手元に残ります。石を直接削る感触は、展示を見るだけでは得られない体験です。
陶芸館――来待釉薬が生む独自の風合い
陶芸館では粘土から器や花器を成形する陶芸体験と、素焼きの器に絵を施す絵付け体験の両方に対応しています。注目は、来待石の粉末から調合された「来待釉薬(きまちゆうやく)」を使える点です。この釉薬はここならではの素材であり、来待ストーン固有の風合いをまとった作品に仕上がります。館内では地元の陶芸作家が制作した陶器の販売も行っており、体験だけでなくショッピングの場としても機能しています。
来待石製たぬきMAP と施設周辺の楽しみ方
施設内外には来待石で作られたたぬきが60匹点在しており、配布されているMAPを片手に探して回る「たぬき巡り」も来待ストーンならではの楽しみです。敷地内にはフレンチレストラン「ナチュール」も併設されており、体験後の食事まで一体的に過ごせます。
周辺には菅原天満宮・来待湯治村・松江市宍道ふるさと森林公園といった観光スポットが点在し、来待ストーンを拠点に宍道エリアを半日から一日かけて周遊するプランが立てやすい立地です。
研究・コンテスト・ワークショップで広がるコミュニティ
客員研究員らによる来待石に関する考古・民俗・地質・産業の調査研究書が刊行されており、学術的な関心を持つ訪問者にも応える情報発信が行われています。また、彫刻コンテストや絵付けコンテストが定期開催され、来待石鉢と苔玉作りのような季節限定ワークショップも随時実施されます(人気プログラムは定員に達することがあるため、公式サイトやSNSで事前確認を推奨します)。
アクセス
島根県松江市宍道町東来待1574-1
営業時間
9:00~17:00
料金目安
1,500円~4,000円
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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