
乳頭温泉郷 蟹場温泉
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蟹場温泉(がにばおんせん)は、乳頭温泉郷を構成する7軒のうちの一つで、「深山の宿・離れの露天風呂」というキャッチコピーが示す通り、秘境の静けさと原生林の自然美を体感できる温泉宿です。温泉名は、宿の周辺を流れる沢に蟹が多く生息していたことに由来しており、その素朴な命名からも、この土地と自然が深く結びついた歴史がうかがえます。
原生林の奥に佇む離れの露天風呂
蟹場温泉の最大の見どころは、宿舎から約50メートル離れた原生林の中に設けられた露天風呂です。建物から少し離れた場所に湯船があるという、ほかではあまり見られないロケーションで、木立に包まれながら静寂の中で湯に浸かる体験は、訪れた人の印象に強く残ります。雪深い冬も含めた四季それぞれの表情を、湯の中から直接感じられるのが、この宿ならではの魅力です。
泉質と効能
泉質は単純硫黄泉。糖尿病や皮膚病への効能が知られており、かつてから湯治目的の滞在者を受け入れてきた歴史があります。環境省が指定する国民保養温泉地である乳頭温泉郷に属していることも、その湯質の信頼性を裏付けています。日帰り入浴は800円で利用でき、通年営業(水曜定休)のため、季節を問わず訪問できます。
宿泊と施設規模
宿泊料金は消費税・入湯税込で9,870円~14,190円。和室17室・収容76人という規模は、乳頭温泉郷の宿の中では中堅に位置します。大型リゾートとは一線を画す落ち着いた湯治宿の雰囲気が、温泉本来の過ごし方を求める旅人に好まれています。
七湯めぐりで乳頭温泉郷を一巡
乳頭温泉郷の組合加入7軒(鶴の湯・妙乃湯・蟹場・大釜・孫六・黒湯・休暇村)では、宿泊客向けに「湯めぐり帖」(2,500円、こども1,000円)と「湯めぐりマップ」(1,000円)を販売しており、各宿のフロントで購入できます(支払いは現金のみ)。七湯それぞれが異なる泉質と個性を持ち、複数の温泉を梯子することで「万病に効く」とも言われる湯治体験が完成します。江戸時代から続く鶴の湯、渓流沿いの妙乃湯、廃校校舎を転用した大釜温泉など、個性豊かな宿が点在する乳頭温泉郷をめぐる際の拠点宿としても、蟹場温泉は利用しやすい立地にあります。
アクセス
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林。最寄駅の情報は公式サイトに記載なし
営業時間
9:00~16:00、定休日: 毎週水曜
料金目安
日帰り入浴 800円、宿泊 9,870~14,190円、湯めぐり帖 2,500円
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