
カメヤ食品
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昭和22年(1947年)、静岡県清水町新宿に夫婦二人三脚で「漬物屋」として産声を上げたカメヤ食品。柿田川湧水群と水脈を同じくする富士山の伏流水という、清澄な水の恵みを拠り所として始まったこの会社は、今や伊豆を代表するわさび専門食品メーカーとして知られ、自社の直営店7店舗を静岡県東部に構えるまでに成長しました。
天城山麓の自園わさびと「水・苗・管理」の哲学
カメヤ食品のわさび製品の核心は、伊豆市湯ヶ島・上船原・筏場など天城山麓に自社が持つ4つのわさび沢にあります。「わさび栽培で重要なのは、1に水、2に苗、3に管理」という信条のとおり、天城山は全国でも有数の降水量を誇り、豊富な雨水が火山活動によって生まれた軽石堆積層へと浸透し、養分と酸素を豊富に含んだ状態で湧き出します。年間を通じて12〜13℃という安定した水温が保たれ、栽培農家による徹底した管理と相まって、高品質なわさびが育つ環境を作り出しています。「静岡水わさびの伝統栽培」は世界農業遺産としても認定されており、その産地に自園を持つことはカメヤ食品の大きな強みです。
最新設備と手しごとの融合
製品づくりの現場では、最新鋭の設備を活用しながらも、人の手による工程が随所に生きています。原料の細かな汚れを一つひとつ包丁でそぎ落とす下ごしらえ、素材を目で確かめながら手で選り分ける仕込み作業、原料を混ぜ合わせる工程や煮炊き、袋詰め・充填に至るまで、機械と人の手が丁寧に組み合わさっています。食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000も取得しており、品質管理への姿勢は国際的にも認められています。
「わさび漬」が観光みやげの定番になるまでの歴史
昭和36年(1961年)に個人商店から資本金100万円の株式会社へと発展した頃から、わさび漬は伊豆の観光みやげとして爆発的に売れ始めます。昭和39年(1964年)の東海道新幹線開通は三島駅前の土産物需要をさらに押し上げ、カメヤ食品はその翌年に清水町第二工場を完成させました。現在もこの第二工場はわさびの一次加工工場として稼働しており、創業から続く製造の拠点となっています。
創業時の家屋を生かした亀屋本店と7つの直営店
清水町にある亀屋本店は、創業当時の家屋をそのまま活用した直営店として、自社の贈答品を中心に販売しています。静岡県東部に7店舗を構える直営店網を通じ、わさび製品、漬物・佃煮、海産品、贈答品と幅広いラインアップを展開。「創業初期から作り続けているわさび漬や金山寺みそ」という変わらない味と、時代に合わせた新商品の両方が揃っています。箱根西麓の新鮮な野菜や駿河湾の海の幸を使った製品化にも注力しており、地域素材を余すところなく活かす姿勢が根づいています。
地域とともに歩む企業としての評価
カメヤ食品はその活動が高く評価され、経済産業省と農林水産省から地域産業資源活用事業計画の認定を受けるとともに、2018年度には経済産業省より「地域未来牽引企業」にも認定されています。漬物・発酵・ドライフーズの技術を軸に、地域活性化への貢献を続けるこの会社の姿勢は、「水とつくる 地域一の漬物屋&世界一のわさび屋」というコーポレートメッセージに凝縮されています。
アクセス
静岡県駿東郡清水町新宿815-2
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店舗詳細
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