
海洋堂ホビー館四万十
GALLERY
高知県四万十町の山間部に、日本どころか世界のホビーファンを驚かせるミュージアムがひっそりと佇んでいる。その名も「海洋堂ホビー館四万十」。自ら「へんぴなミュージアム」と名乗るこの施設は、日本を代表するフィギュアメーカー・海洋堂が手がける、他に類を見ない体験型ホビー文化の殿堂だ。
海洋堂の歴史を集大成した「世界一のコレクション」
館内の核心をなすのは、海洋堂が長年にわたって積み上げてきたコレクションの全貌だ。「門外不出・世界一」と自称するプラモデルコレクションをはじめ、最新フィギュアまでを一堂に集めた展示は、ホビー史を俯瞰するかのようなスケール感を持つ。有名造型師たちが手がけた恐竜から美少女まで、ジャンルを横断した作品群が並ぶ様は、フィギュアという表現媒体の広がりを改めて実感させてくれる。見たことも聞いたこともない、という形容がふさわしい空間だ。
情景作家・金子辰也の世界と体験教室
現在開催中の特別展「情景作家 金子辰也"ストーリー"ジオラマの世界」は、プロモデラーとして知られる金子辰也氏の作品世界を深く掘り下げる展示だ。さらに金子氏みずから講師を務める「ミニジオラマ製作教室」も追加開催が決定しており、作品を鑑賞するだけでなく、プロの技を直接学べる貴重な機会となっている。特別展に連動したこうした体験プログラムは、ホビー館の大きな特色の一つだ。
声優・小野大輔による館内放送
エンターテインメントの演出にも抜かりはない。人気声優・小野大輔さんによる館内放送は来館者に好評を博し、延長が決定したほど。フィギュアや造形の世界に馴染みのある来館者にとっては、展示と声の両面からホビー文化に浸れる仕掛けになっている。
シマントミュージアムビレッジの拠点として
海洋堂ホビー館四万十は、「海洋堂シマントミュージアムビレッジ」の中核施設として位置づけられており、隣接する「海洋堂かっぱ館」などと合わせて訪れることで、より多角的にホビー・カルチャーを体感できる。四万十の豊かな自然の中に点在する関連施設を巡る体験は、都市部の商業ミュージアムとは一線を画す、唯一無二の時間を提供してくれる。あえて「へんぴ」な場所を選んだことが、訪れることへの特別感を生んでいるともいえる。
アクセス
高知県高岡郡四万十町打井川1458-1
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