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ジオパークと海の文化館

ジオパークと海の文化館

※写真はイメージです。

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兵庫県香美町香住区に位置する「ジオパークと海の文化館」は、山陰海岸ジオパークを学び、体験する拠点施設だ。地球の歴史が刻まれた大地の成り立ちを知る展示から、香住の漁業・食文化を手で体感するワークショップまで、幅広い世代が訪れる総合文化体験の場となっている。

1階 ジオパークフロア──太古から読み解く大地の歴史

1階はジオパークフロアとして構成されており、山陰海岸がどのようにして形成されたかを探るジオパークコーナーが設けられている。専門的な講座が開かれるセミナールームや、子どもたちが地球の不思議を体験を通じて理解できるキッズコーナーも備わっており、家族連れから研究者まで受け入れられる設計になっている。

2階 海の文化フロア──北前船と漁業の記憶

2階の海の文化フロアでは、日本海が育んだ豊かな生き物と香住地域の伝統漁業を深く掘り下げる。様々な漁法に関するコーナーでは地域の漁業の多様性を知ることができ、北前船と漁業の歴史コーナーでは、かつての海の交易を通じた文化交流の歴史が展示されている。香住が日本海のネットワークの中でどのような役割を担ってきたかを、体系的に学べる構成だ。

焼ちくわ・一夜干しを自分の手で──トライ体験

ワークショップコーナーのトライ体験では、焼ちくわや魚の一夜干しといった、香住の海産物を活かした郷土の味を実際に作ることができる。地域の食文化を頭だけでなく手と感覚で学べる時間として設けられており、子ども向けのプログラムとしてタグにも掲げられている体験の核となっている。

館外へ広がる自然体験──ジオカヤックから但馬牛まで

施設はアウトドア体験の窓口としての役割も担っている。地質学的な価値を感じながら海を探索するジオカヤック、渓流の自然に挑むシャワークライミング、樹上での体験活動であるツリーイング、冬季にはスキー・スノーボードと、四季を通じたアクティビティが揃う。

香美町が誇る「但馬牛」もこの施設が紹介するテーマのひとつだ。日本農業遺産に認定され、「99.9%のルーツ」とも称される但馬牛は、香美町小代区の豪雪地帯の秘境・熱田地区で育まれてきた歴史を持つ。「ジオガストロノミー」と題した体験型イベントでは、但馬牛の歴史・文化を学びながら実際に調理して食べる機会が設けられている。日本海が育む松葉ガニも、この地域を代表する味覚として紹介されている。

地域の学びと交流の拠点として

当館は観光客の受け入れにとどまらず、自然学校の受け入れ、ガイド養成講座や研修、ガイド同士の交流の場としても機能している。専門家と共にフィールドを歩く磯観察会では、香住の磯にすむ生きものや海の環境変化について講演とフィールド観察を通じて学ぶことができる。地域作家の写真展や作品展といった企画展示も定期的に行われており、山陰海岸ジオパークを活用した香美町のまちづくりを推進する文化的な核として、自然・漁業・食・歴史が一堂に集まる場所となっている。

アクセス

兵庫県美方郡香美町香住区境1113

営業時間

9:00~17:00

料金目安

500円~1,000円

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