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il filo(イルフィーロ)

il filo(イルフィーロ)

※写真はイメージです。

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グルメイタリアン・フレンチ青森県弘前市

青森県弘前市の城下町に、狩猟免許とソムリエ資格を併せ持つオーナーシェフが腕を振るうイタリアンレストランがある。「il filo(イルフィーロ)」は、自ら山野に入って獲った野生鳥獣を調理し、青森の四季と大地の恵みを一皿に凝縮する、この土地ならではのレストランだ。

「糸」が結ぶ、ジビエとワインの世界観

「il filo」とはイタリア語で「糸」を意味する。シェフ・林隆寛が店名に込めたのは、「ジビエとの出合い、そして人とのつながりを大切にしたい」という思いだ。一枚の皿を通じてゲストと食材を、そして人と人をつなぐ一本の糸——そのような存在でありたいというコンセプトは、店の隅々まで息づいている。弘前城近くの城下町に静かに佇むこの小さなレストランは、本格イタリアン・ジビエ料理と自家製シャルキュトリー、そして厳選ワインという三つの柱で、唯一無二の食体験を提供している。

「ジビエを身近に感じてほしい、そしてワインをカジュアルに」というスタンスが、訪れる人々への気負いのない歓迎につながっている。ジビエと聞くと敷居が高く感じるかもしれないが、il filoが目指すのはあくまで心地よい日常の延長線上にある豊かな食事の時間だ。初めてジビエに触れる人も、ワイン通も、地元の常連客も、それぞれの楽しみ方でこの空間に溶け込んでいく。

オーナーシェフ・林隆寛が積み重ねた技と経験

1991年、弘前市生まれのシェフ林隆寛は、弘前実業高校の農業経営科を卒業後、地元・弘前の料理専門学校へと進んだ。食材と真摯に向き合うことを学んだ彼は、卒業後に上京し、東京・祖師ヶ谷大蔵のフィオッキをはじめ複数の店舗で腕を磨く。その後、故郷・弘前に戻り、地産食材とイタリア料理の融合で知られる名店「ダ・サスィーノ」で約7年間にわたって修行。ここでワイン造り、チーズ製造、そして生ハムやサラミといったシャルキュトリーの製法を深く習得したことが、今日のil filoの礎となっている。

料理技術と並行して、林シェフは2018年に狩猟免許を取得。自ら青森県内の山野に入り、野生の鹿や猪を追う経験を積むことで、食材の命と直接向き合う姿勢を身につけた。さらに2021年にはソムリエ資格も取得し、料理・ワイン・食材調達の三方向から磨き上げられた技術を携えて、2022年3月に「il filo」を独立オープン。30歳での独立は、長年の修行と確固たる哲学の結実であり、その実力はCHEF-1グランプリの青森代表として北海道・東北予選に出場したことでも証明されている。

ランチ:週替わりパスタと特製オムライス

昼のil filoは、気軽に本格イタリアンを楽しめる食空間として機能する。ランチメニューの中心となるのは、毎週変わる2種類のパスタと、シェフが腕を込めた特製オムライスだ。週替わりのパスタは、そのときどきに旬を迎える青森の食材を活かして組み立てられており、定期的に通う地元の常連客にも飽きさせない工夫が施されている。素材の風味を引き出すパスタの茹で加減、ソースの組み合わせには、東京での修行と弘前での長年の経験が培った確かな技術が宿っている。

特製オムライスは、イタリアンの技法を持つシェフが洋食の定番に向き合った一皿だ。ふんわりと仕上げた卵の中には、青森の食材を使ったライスが収まり、ひとさじごとに丁寧な仕事が伝わってくる。価格帯は比較的手頃で、ランチタイムは観光の合間の食事にも、地元のビジネスランチにも適している。初めてil filoを訪れる方には、まずランチで雰囲気を掴んでから、ディナーコースへと足を運ぶのもよいだろう。

ディナー:青森の大地が育んだジビエコース料理

夜のil filoはより深い食体験の場となる。ディナーは、青森県産食材を主体に使用したコース料理・単品料理に加え、シェフが自ら狩猟したジビエ料理という、il filoでしか味わえない構成で展開される。

コースの随所に登場する自家製シャルキュトリーは、il filoの象徴的な存在だ。ダ・サスィーノ時代に習得した製法を礎に、青森のジビエや素材を活かして仕込まれる自家製の生ハムやサラミは、市販品には出せない野趣と繊細なバランスを持つ。これをソムリエが選んだワインとともに楽しむアペリティフの時間は、特別な食事の幕開けにふさわしい。

ジビエ料理は、シェフが青森県内で狩猟した野生の鹿や猪を素材に、イタリア料理の技法で仕上げたものだ。丁寧な下処理によってジビエ特有の力強い風味はしっかりと残しつつも、クセの少ない仕上がりとなっており、ジビエ初体験の方でも食べやすい。季節によって素材が変わるため、訪れるたびに異なる青森の自然を皿の上で感じることができる点も、リピーターを惹きつける理由のひとつだ。

弘前の四季と周辺観光を組み合わせた旅へ

il filoが位置する弘前市は、青森県内でも特に豊かな四季の彩りで知られる城下町だ。春には弘前公園の約2,600本の桜が城堀を薄紅色に染め、国内屈指の花見スポットとして全国から観光客が訪れる。夏には「弘前ねぷたまつり」の大きな扇形ねぷたが市内を練り歩き、街が祭りの熱気に包まれる。秋には岩木山を背景に弘前城周辺の紅葉が色づき、冬には雪に覆われた城郭が幻想的な景観を見せる。

こうした四季の弘前を訪れる旅に、il filoでの食事を組み込むことで、視覚と味覚の両面から青森を満喫する体験が完成する。弘前公園の散策後にランチへ立ち寄り、弘前城見学を終えてからディナーコースへ——そんな旅程も自然に組み立てられる立地だ。市内には津軽藩ねぷた村や藤田記念庭園など、歴史と文化を感じるスポットも多く、食と観光を組み合わせた充実した旅が楽しめる。

アクセス・予約・お問い合わせ

il filoへの予約・問い合わせは電話(0172-55-9979)にて受け付けている。弘前市の城下町エリアに位置し、弘前城や弘前公園周辺の観光スポットからのアクセスも良好だ。人気店のため、訪問前に予約を入れておくと安心して食事を楽しめる。なお、企業向けの仕出しお弁当サービスも提供しており、社内ランチや会議での手配にも対応している。

弘前を旅するなら、ぜひ一本の「糸」を手繰り寄せてほしい。狩猟から調理までを一貫して担うシェフの姿勢と、青森の四季が育んだ食材の物語が重なるとき、il filoの料理は単なる食事を超えた体験となる。

アクセス

JR弘前駅から徒歩約16分、弘南鉄道中央弘前駅から徒歩約5分

営業時間

【Lunch】11:30〜14:30(L.O. 14:00)【Dinner】18:00〜22:00(L.O. 21:30)定休日:水曜日

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店舗詳細

決済方法
クレジット / IC決済 / QR決済
対応言語
日本語 / 英語

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