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猪名川町立図書館

猪名川町立図書館

※写真はイメージです。

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猪名川町の住民に長年親しまれてきたこの町立図書館は、本の貸し借りや情報提供にとどまらず、「認知症になっても安心して暮らせるまち猪名川」というビジョンを運営方針の柱に据えた、福祉と文化が交差するユニークな施設だ。蔵書の充実はもとより、さまざまな利用者へのきめ細かい配慮が随所に見られる。

認知症にやさしい図書館を目指して

2022年から打ち出されたこの方針は、猪名川町が町ぐるみで推進する認知症支援施策の一環だ。認知症の方やその家族が気後れなく図書館の扉を開けられるよう、対応や環境面に工夫が凝らされている。「居場所」としての図書館のあり方を問い直すこの取り組みは、この館の大きなアイデンティティとなっている。

読書バリアフリーへの実践的なサポート

2025年1月から貸し出しを始めたリーディングトラッカー(読書補助具)は、行を見失いやすい方や視覚的なサポートを必要とする方の読書をアシストする道具だ。無料で借りられるこのサービスは、高齢者や読字に困難を感じる方にも図書館を使いやすくするための具体的な一歩となっている。同時期にはリサイクル本コーナーも設置され、本との新たな出会いの場が広がった。

子どもから大人まで楽しめるイベントと展示

館内では月ごとにテーマを変えた展示が行われているほか、子ども向けの行事や上映会が定期的に開催されている。絵本の読み聞かせや映像上映など、本に親しむ機会を多角的に提供しており、子育て世代が子どもとともに気軽に足を運べる場として地域に定着している。

来館しなくてもつながれるデジタルサービス

インターネットから蔵書の検索・予約ができるオンラインサービスを整備しており、マイページから自分の貸出状況を管理することも可能だ。2025年4月からは「返却予定日お知らせメール」の配信もスタートし、うっかり返却期限を忘れがちな利用者への便利な仕組みが加わった。さらに「おうちとしょかん」サービスにより、自宅にいながら図書館の機能を活用できる環境も整えている。

地域に溶け込む移動図書館と雑誌オーナー制度

移動図書館の運営によって、図書館まで足を運ぶのが難しい町内の方々にも本を届けている。また、雑誌オーナー制度として協力者を募っており、地域の人々が館の運営に関わる参加型の仕組みも特徴のひとつだ。新聞・雑誌コーナーも充実しており、情報収集の場としての機能も担っている。町内の学校関係者向けの専用サービスも設けられており、地域の教育を幅広く支える拠点として機能している。

アクセス

川辺郡猪名川町白金1丁目74-16

営業時間

午前10時~午後6時。休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第1木曜日(資料点検日)、年末年始

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