
生駒市図書館
GALLERY
2026年5月2日にリニューアルグランドオープンを迎えた生駒市図書館は、奈良県生駒市に根ざした公営図書館。単なる本の貸し出し施設にとどまらず、著名作家の講演会・書評合戦・社会人向けゼミナールなど、地域の知的交流拠点として数多くの独自企画を展開しているのが大きな特徴だ。
ビブリオバトルの聖地・全国大会開催地
生駒市図書館が全国的に注目を集める理由のひとつが、ビブリオバトル(書評合戦)への本格的な取り組みだ。2021年には「Bibliobattle of the Year 大賞」を受賞し、その実績が評価されて「ビブリオバトル全国大会 in いこま」を複数回開催している。2025年8月には第11回大会の参加団体を募集し、2024年には第10回大会の決勝スペシャルゲストに作家の森見登美彦氏を迎えた。毎月開催される「ビブリオバトル in いこま 定例会」は第130回を超えており、生駒が全国有数のビブリオバトル文化の発信地であることを物語っている。
著名作家の講演会
リニューアルオープン記念のオープニングイベントでは、人気ミステリー作家・京極夏彦氏の講演会を開催。定員に達し申込受付を締め切るほどの盛況ぶりで、地域の読書熱の高さを示した。過去には「ヒトが育ち、学ぶということ―ポストコロナ社会に生きる次世代人類に向けて」をテーマにした講演会も実施するなど、時代のテーマに切り込む企画が継続的に行われている。
働く大人の週末ゼミナール
「働く大人の週末ゼミ」は、仕事帰りや週末に学び直したい社会人向けに開催されるシリーズ企画。「北斎が描いた江戸の病」「大河ドラマで話題の蔦屋重三郎を学ぶ」など、時事トピックや文化・歴史をテーマにした教養講座が定期的に開かれており、読書にとどまらない「学びの場」としての性格を打ち出している。
電子図書館と若い世代の選書
生駒市電子図書館では、スマートフォンやタブレットから電子書籍を読める「読み放題」コンテンツを提供。選書の一部は本好きの10代・20代が活動する「本活部」部員によって行われており、若い世代の感覚が反映された品ぞろえもユニークな点だ。蔵書検索・予約機能はスマートフォン対応しており、来館前に資料を確認して取り置きすることもできる。
館内設備と学習支援
本館には児童室・自習室・レファレンスサービスコーナーを設置。調べ物のサポートを司書に依頼できるレファレンスサービスは、学校の課題から仕事上の調査まで幅広く活用されている。コロナ禍の2020年には「図書館司書と文通をしませんか」という特別サービスを実施したエピソードが示すように、利用者との対話を大切にする姿勢が館の文化として根付いている。中・南・西・地下の各駐車場を備えており、車でのアクセスも快適だ。
アクセス
生駒市辻町238番地
営業時間
午後8時迄
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