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あなごのねどこ

あなごのねどこ

※写真はイメージです。

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宿泊ゲストハウス・民泊広島県尾道市

尾道の細い路地を歩いていると、ふと目に飛び込む古い町家の扉。そこが「あなごのねどこ」の入口です。瀬戸内の港町・尾道に根ざしたこのゲストハウスは、旅人たちの間で静かな人気を集め続けています。

空き家再生プロジェクトが生んだ、尾道の宿

「あなごのねどこ」を運営するのは、NPO法人「尾道空き家再生プロジェクト」です。坂が多く、高齢化も進む尾道では、手つかずのまま朽ちていく空き家が課題となっていました。そうした建物に新たな命を吹き込もうという活動の一環として、土堂地区に残っていた古い町家をリノベーションし、宿泊施設として再生させたのがこのゲストハウスの始まりです。

建物の改修にあたっては、もとの構造をできる限り活かすという方針が貫かれています。太くて黒光りした梁、土壁の質感、急な木の階段。そういった昭和の生活空間が持つ素材感が、館内のあちこちに残されています。新しい設備と古い建物が程よく共存した空間は、チェーンホテルでは絶対に味わえない独特の佇まいを持っています。

宿名の「あなごのねどこ」は、間口が狭く奥に細長い町家の形を「うなぎの寝床」と呼ぶ言葉遊びから来ています。「うなぎ」を尾道の名産「アナゴ」に置き換えた、地元らしいユーモアのある命名です。実際に館内を歩いてみると、玄関から奥へ奥へと空間が続き、まるで小さな迷宮を探検しているような感覚があります。

客室と館内の雰囲気

ゲストハウスらしいシンプルな内装でありながら、古民家ならではの居心地のよさが詰まった空間です。ドミトリー(相部屋)タイプと個室タイプが用意されており、一人旅の旅人から、カップル、友人グループまで、さまざまなスタイルの宿泊に対応しています。

ドミトリーは清潔に保たれており、旅の途中で出会う他のゲストと自然と言葉を交わせる雰囲気があります。個室は古い建具や障子が残るものもあり、和の空気感の中でゆっくりと過ごせる造りになっています。シャワーやトイレなどの水回りは共用ですが、使い勝手よく整えられており、長期滞在者にも利用しやすい環境です。

館内のあちこちに、古い建物への愛情と、来訪者への思いやりが感じられる工夫が施されています。本や尾道の観光情報が置かれたスペースでは、スタッフや他のゲストと情報交換をしながら、翌日の旅の計画を立てることもできます。

しまなみ海道サイクリングの拠点として

尾道はしまなみ海道の起点として知られています。本州と四国を結ぶ約70kmのサイクリングルートは、瀬戸内海に点在する島々を橋でつなぎながら走るコースで、国内外のサイクリストから高い人気を誇ります。「あなごのねどこ」はそのスタート地点である尾道駅のすぐそばに位置しているため、しまなみ海道を走ることを目的とした旅人の宿泊拠点として非常に便利です。

レンタサイクルの取り扱い情報や、コースに関する情報なども近隣で手に入れやすく、初めてしまなみ海道に挑戦する人でも安心して準備を整えられます。前日に尾道入りして体を休め、翌朝早く出発するというパターンで利用する旅人も多く、宿としての立地の良さが際立っています。

坂の街・尾道を歩く

しまなみ海道だけが尾道の魅力ではありません。尾道は「坂の街」「映画の街」とも呼ばれ、独自の文化と景観を持つまちです。尾道水道を見下ろす斜面には、石段や細い路地が複雑に入り組み、古寺や昭和の商家が点在しています。林芙美子や志賀直哉、大林宣彦監督といった文人・映画人たちが愛したこの街の風情は、歩いて初めて体感できるものです。

「あなごのねどこ」は土堂地区に位置し、千光寺公園や猫の細道、各種寺院など、徒歩圏内に尾道らしい見どころが多く集まっています。宿から歩いてすぐの場所でも、古い石畳の路地や海を望む絶景スポットに出合えるため、観光の拠点としても申し分ありません。尾道の商店街も近く、地元の食材を使った飲食店や個性的な雑貨店が軒を連ねる通りを散策する楽しみもあります。

アクセスと利用シーン

JR尾道駅から徒歩圏内という立地は、公共交通機関を使って旅する人にとって大きな魅力です。広島市内からはJR山陽本線で約1時間20分、新幹線を利用すれば福山駅乗り換えでよりスムーズにアクセスできます。車での来訪の場合も、尾道ICから市内へのアクセスは比較的容易です。

「あなごのねどこ」が向いている旅のスタイルは実に幅広いです。しまなみ海道を走るサイクリスト、古い街並みや文化財を巡る文化的な旅、一人でゆっくり旅する一人旅、国内外の旅人との交流を楽しむバックパッカー的な旅。どのスタイルにも自然に馴染む懐の深さが、この宿の大きな強みです。

予約や問い合わせは電話(0848-38-1005)でも対応しています。旅の計画の段階から、地元に詳しいスタッフへの相談ができる宿は、やはり旅人にとって心強い存在です。尾道の街を深く知りたいなら、ぜひ一泊の宿として「あなごのねどこ」を選んでみてください。

アクセス

JR尾道駅より徒歩15分 長江口バス停より徒歩3分

営業時間

チェックイン16:00~、チェックアウト~11:00(素泊まりのみ)

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