
金森洋物館
GALLERY
函館港を彩る赤レンガの倉庫群——その一角に佇む「金森洋物館」は、歴史と個性が溶け合うショッピング空間として、国内外の旅行者から長く愛されてきた函館観光の定番スポットです。
150年の歴史が息づく名前の由来
金森洋物館という名称には、単なる商業施設の枠を超えた深い意味が込められています。金森倉庫グループの創業者である初代・渡邉熊四郎が、150余年前に函館の地で開業した「金森洋品店」——西洋の文物をいち早く取り入れ、異国の夢を売り続けた商いの精神が、現代の館名に脈々と受け継がれています。
函館は江戸末期の開港以来、日本で最も早く西洋文化を受け入れた都市の一つです。港に集まる異国の船が運んできた珍しい物品や洋風の暮らしぶりは、当時の函館市民の目に新鮮な輝きをもって映ったことでしょう。そうした開港都市の歴史的背景と、創業者の先見性が結実したのが「金森洋品店」であり、今日の金森洋物館へと時代をまたいでつながっています。館名を知ってから赤レンガの外壁を眺めると、表面に刻まれた時代の痕跡がいっそう雄弁に語りかけてくるように感じられるでしょう。
2棟の倉庫に広がる多彩なショップ群
金森洋物館の最大の魅力は、2棟の歴史的倉庫を存分に活用した広大な館内に、20を超える個性豊かなショップが集結していることです。カテゴリも実に幅広く、生活雑貨・インテリア、アート・クラフト、ファッション、ジュエリー・アクセサリー、菓子・土産、カフェ・レストランと、訪れるたびに新しい発見があります。
インテリアや雑貨に目を向ければ、「OZIO YN+(オジオワイエヌプラス)」「プラスティック」「アートウェーブ」「Potte函館店」「あおい森」などが並び、日常に彩りを添えるアイテムをゆっくりと選ぶことができます。ジュエリーやアクセサリーを探すなら「チアフル」「宝石と真珠のお店 チャートハウス」「ボナーフィル 金森赤レンガ倉庫店」「函館煉瓦工場 金森赤レンガ倉庫店」「石ころ館 箱館」といった専門店が充実しています。
ファッション系では北欧風テイストを打ち出す「ドクターヘミング・グランパ」や、こだわりの革製品を扱う「手作り鞄の専門店 水芭蕉函館店」、さらに「アルカヤ®靴店 函館赤レンガ」「にっぽんCHACHACHA 函館ストア」などが並び、普段使いからギフト用途まで幅広いニーズに応えます。また函館ならではの土産として名高い洋菓子の「函館洋菓子 スナッフルス」、胡麻の専門店「杵つき金ごま ごま福堂函館店」、独特の素材感が話題の「函館蒟蒻しゃぼん」なども人気が高く、買い物の楽しさをさらに引き立てます。免税対応の店舗も複数あるため、海外からの旅行者にとっても買い物しやすい環境が整っています。
港の風景と一体になった空間づくり
赤レンガ倉庫ならではの重厚な石造りと木の梁が織りなす館内は、どこか懐かしく温かみのある雰囲気に包まれています。石畳の通路を歩きながらショップをめぐると、ただの買い物ではなく"散策"という感覚が自然と生まれてきます。函館港を望む立地も格別で、窓の外には穏やかな海と行き交う船が見え、港町らしい開放感が空間全体に漂っています。
館内には「甘味処 鎌倉 函館赤レンガ倉庫店」のような休憩にぴったりの飲食店も入っており、買い物の合間に一息つきながら函館の味を楽しむことができます。季節や天気を問わず屋内でゆっくりと過ごせるため、雨の日の観光コースとしても重宝されています。夜になると建物全体がライトアップされ、水面に映る赤レンガの光景が幻想的な雰囲気を醸し出します。昼夜ともに異なる表情を見せるのも、金森洋物館の大きな魅力の一つです。
アクセスと周辺の見どころ
金森洋物館は函館駅から徒歩約15分ほどの距離にあり、路面電車(函館市電)の「十字街」電停を利用すると徒歩約5分と便利です。レンタサイクルを借りて港沿いをサイクリングしながらアクセスするのも、函館らしい楽しみ方の一つ。周辺には「BAY はこだて」「函館ヒストリープラザ」「金森ホール」など金森赤レンガ倉庫グループの各施設が隣接しており、一帯をひとつの観光エリアとして半日〜1日かけてめぐることができます。
近隣には函館山や元町・教会群エリア、函館市旧英国領事館、八幡坂といった函館の定番観光スポットが点在しています。金森洋物館でショッピングを楽しんだあとに坂の街をぶらりと歩くコースは、函館の歴史と自然を一度に体感できる定番の旅程です。また体験型の「カネモリブリックラボ」では、ショッピングとは一味違う楽しみ方も提供されており、子ども連れのファミリーや友人グループにも喜ばれています。
こんなシーンにおすすめ
金森洋物館は、旅のさまざまな場面でその価値を発揮します。函館を訪れたら必ず立ち寄りたいお土産スポットとして、または函館ゆかりの品を丁寧に選びたい方のためのクラフト・雑貨の宝庫として、幅広い層から支持されています。友人や家族へのプレゼント選びから、自分へのご褒美の一品探しまで、時間をかけてじっくりめぐるほど新たな発見が待っています。
外国語対応の免税店も複数揃っているため、インバウンド旅行者が安心してショッピングを楽しめる体制も整備されています。電話番号(0138-27-5530)で事前に各店舗の営業状況を確認してから訪問すると、より計画的に時間を使えるでしょう。函館観光のハイライトとして、また港町の歴史に触れる文化体験の場として——金森洋物館は何度訪れても新しい魅力を発見できる、懐の深いスポットです。
アクセス
函館駅から徒歩圏内
営業時間
10:00~21:00
料金目安
無料~5,000円
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