
下呂温泉 小川屋
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日本三名泉のひとつに数えられる下呂温泉。その湯の街に、明治時代から地域の旅人を迎えてきた老舗旅館「下呂温泉 小川屋」がある。宿泊から日帰り入浴まで、さまざまな旅のスタイルに対応しながら、温泉・食・くつろぎの三拍子揃った滞在を提供し続けている。
千年の歴史が宿る名湯、下呂温泉とは
下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉とともに「日本三名泉」と称される、わが国を代表する湯処のひとつだ。飛騨川沿いの温泉街に湯けむりが漂うその光景は、訪れる人の心をやわらかくほどく。泉質はアルカリ性単純泉で、泉温は最高84度。無色透明でクセがなく、肌にまろやかになじむことから「美肌の湯」として古くから愛されてきた。
この名湯の恵みを存分に楽しめる場として、下呂温泉 小川屋は地元に深く根ざした存在感を持つ。温泉街の中心部、下呂駅からも近い立地に構え、訪れる人を飛騨の文化と自然が溶け合った空間へと誘う。
多彩な客室タイプ――15種類から選ぶ自分だけの空間
小川屋の客室は全15タイプと、旅館としては異例ともいえる豊富なバリエーションを誇る。贅を尽くしたスイートルームから、リーズナブルに過ごせる和室まで、旅の目的や人数、予算に応じて自由に選べるのが大きな魅力だ。
最上位に位置するのが「碌間(ろくま)」シリーズのスイート客室。飛騨地域の文化と伝統からインスピレーションを受けたデザインが随所に施された、和モダンかつラグジュアリーな空間は、他に類を見ない。記念日や特別な節目の旅に最適で、非日常の贅沢を心ゆくまで堪能できる。
「温泉付ラグジュアリー」客室は、その名のとおり客室に温泉が備わったワンランク上のタイプ。職人の技が光るこだわりの意匠に包まれながら、プライベートな湯浴みが楽しめる。客室を出ることなく名湯に浸れる贅沢さは、長旅の疲れを芯から解きほぐしてくれる。
「飛騨川を望む特別客室・和室」は、窓の外に清流飛騨川の流れと四季の移ろいを感じられる川側の客室だ。春は新緑、夏は清流、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節ごとに異なる表情が楽しめる。「別館ゆらぎ」は2タイプから選べるつくりとなっており、カップルやご夫婦のふたり旅にも適している。「山・街側客室」はコストパフォーマンス重視の旅行者向けで、シンプルな造りからレトロな雰囲気の大部屋まで揃い、グループや学生旅行にも対応する。
温泉三昧の醍醐味――大浴場3か所・貸切風呂9種
小川屋の温泉設備は、その充実ぶりにおいても際立っている。館内には趣の異なる大浴場が3か所あり、合計5種類の浴場を館内湯めぐりとして楽しめる。
なかでも特に名高いのが、100畳という広大な空間に畳を敷き詰めた大浴場だ。浴室に畳という異色の組み合わせが、足元から柔らかな安心感を生み出す。「白鷺の湯」「薬師の湯」といった趣ある浴場のほか、新たに設けられた温泉スパ「汕(さんず)」では、地球のエネルギーを体感できるとされる独自の入浴体験が提供されている。露天風呂からは飛騨川の雄大な流れを望むことができ、四季折々の自然を感じながら入浴できる開放感が格別だ。
さらに、完全プライベートで楽しめる貸切風呂も本館・別館合わせて9種類用意されている。別館ゆらぎの7つの貸切風呂は「霞」「山吹」「山葵」「利休」「菫」「琥珀」「瑠璃」と名付けられ、いずれも源泉かけ流し。本館には「硯湯(すずりゆ)」「絣湯(かすりゆ)」という、黒と白の対比が美しい2つの貸切風呂がある。家族連れ、カップル、友人グループを問わず、気兼ねなくゆっくり過ごせる環境が整っている。
飛騨の恵みを味わう――創作和食と飛騨牛
食事もまた、小川屋滞在の大きな楽しみのひとつだ。飛騨の大地と清流が育んだ旬の食材を活かした創作和食会席は、季節ごとにお品書きが改められる。春はタラの芽や山菜、秋はきのこや飛騨の新米など、その土地ならではの食材が食卓を彩る。
特に評価が高いのが飛騨牛の料理。小川屋では、使用する飛騨牛をA4等級以上の厳選品に限定している。霜降りの美しいきめ細かな肉質と豊かな旨みは、一度味わえば記憶に刻まれる格別の美味しさだ。
夕食・朝食ともに、温泉付ラグジュアリー客室の宿泊者にはお部屋または個室食事処での提供となり、よりプライベートな空間で料理を楽しめる。下呂の地に根ざした郷土の味と、旬の食材を活かした料理人の技が融合した食体験は、この宿に泊まる理由のひとつとして十分に値する。
日帰り入浴・アクセス・周辺観光
小川屋は宿泊者だけでなく、日帰り利用者にも温泉を開放している。大浴場と露天風呂を利用でき、大人1,500円(税込)、小人1,000円(税込)という料金設定だ。月・水・金曜は12時から19時(受付18時まで)、火・木曜は13時から19時(受付18時まで)、土日祝は12時から15時(受付14時まで)の営業で、下呂観光の立ち寄りスポットとしても活用できる。
下呂温泉街には、合掌造り集落を模した「下呂温泉合掌村」や、下呂温泉の歴史と文化を学べる「下呂温泉博物館」、温泉街のシンボルである「噴泉池」など見どころが多い。足湯も点在しており、散策しながら名湯を気軽に体験できる。
アクセスはJR高山本線「下呂駅」から徒歩圏内。名古屋駅からは特急ひだで約1時間40分、高山駅からは約50分とアクセスしやすい立地にある。送迎サービスも用意されているため、事前に宿へ確認のうえ活用するとよい。なお、日帰り入浴利用者向けの駐車場はなく、市内の有料駐車場の利用が案内されている点に注意が必要だ。
こんな旅に最適――利用シーン別のすすめ
下呂温泉 小川屋は、さまざまな旅のシーンに対応できる懐の深さが持ち味だ。記念日や誕生日などの特別な日には、最上級スイートや温泉付きラグジュアリー客室でとびきりの非日常を演出できる。カップルや夫婦の旅では、貸切風呂でふたりきりの時間を過ごし、料理で語り合う夜が心に残るだろう。
子ども連れのファミリーや三世代旅行では、大部屋タイプや温泉設備の充実ぶりが強みになる。赤ちゃんや小さな子どもを連れた旅行にも対応しており、家族全員がゆったりと過ごせる環境が整っている。グループや学生旅行には、コストを抑えた客室タイプが選べる柔軟性も魅力だ。
「温泉でじっくりリフレッシュしたい」「飛騨の味をたっぷり楽しみたい」「大切な人と特別な時間を過ごしたい」——そのどれを叶えたいという旅人にも、下呂温泉 小川屋は誠実に向き合い続けている。
アクセス
下呂駅から徒歩圏内
営業時間
【月曜・水曜・金曜】12:00~19:00(受付締切18:00)【火曜・木曜】13:00~19:00(受付締切18:00)【土曜・日曜・祝日】12:00~15:00(受付締切14:00)※日帰り入浴の時間
料金目安
¥1,000 〜 ¥1,500
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