
ラッキーピエロ ベイエリア本店
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函館を訪れたなら、一度は足を運んでほしい場所がある。金森赤レンガ倉庫のすぐそばに構える「ラッキーピエロ ベイエリア本店」は、1987年の創業以来、地元の人々と旅行者の双方に愛され続けてきた函館グルメの聖地だ。ハンバーガーチェーンでありながら、その個性は全国どこを探しても見つからない。
ラッキーピエロ発祥の地、ベイエリア本店とは
ラッキーピエロ ベイエリア本店は、函館市内に複数展開するラッキーピエロの第一号店として、1987年にオープンした。北海道函館市末広町23-18、金森赤レンガ倉庫の隣という絶好のロケーションに位置するこの店舗は、チェーン全体の原点であり、ブランドの精神が最も色濃く残る場所だ。
店名「ラッキーピエロ」は、創業者である王一郎会長が大好きなサーカスにちなんで命名した。子どもたちがわいわいと集まるサーカスのような、にぎやかで楽しい店にしたい——その思いは今もベイエリア本店の空間に息づいている。当初はテイクアウト中心の小さな店舗としてスタートしたが、その後スペースを拡大し、現在のような座席を備えたレストランスタイルへと進化を遂げた。
Googleマップ上でも評価4.3(4,477件)と高評価を維持しており、観光客・地元客問わず幅広い層から支持されていることがわかる。
「森の中のメリーゴーランド」という唯一無二の空間
ベイエリア本店を語るうえで欠かせないのが、その独特な店内装飾だ。コンセプトは「森の中のメリーゴーランド」。扉を開けると、一般的なファストフード店とはまったく異なる世界が広がる。
天井から吊り下げられたブランコ席、メリーゴーランドの馬の置物、そして自然を感じさせる木のインテリア——まるで森の中に迷い込んだような不思議な感覚を覚える。「ちょっとレトロな雰囲気」と公式サイトでも表現されているように、創業当初からの歴史がそのまま空気になじんでいる。
中でも一番人気のスポットがブランコ席だ。上から鎖で吊られた本物のブランコに腰かけると、床から足を離した瞬間に前後左右へとゆっくり揺れる浮遊感を体感できる。テレビ番組でも何度も紹介され、多くの芸能人も座ってきた名物スポットとして知られる。ベイエリア本店主任の高柳由美さんも「ぜひブランコに乗って、函館旅行のひと時を楽しんでください」と来店客に勧めているほどだ。
座席数は32席とゆったりとした空間で、観光の合間にゆっくり休憩するのに最適な規模感となっている。
函館グルメの代名詞「チャイニーズチキンバーガー」
ラッキーピエロといえばやはりハンバーガー。そしてその中でも圧倒的な人気を誇るのが「チャイニーズチキンバーガー」(通称「チャイチキ」)だ。
ジュワッと肉汁があふれ出る大ぶりの鶏唐揚げが3個もバンズに挟まれたこのバーガーは、ボリュームと味のどちらも妥協なし。函館に来たらまず食べるべき一品として、観光ガイドや旅行ブログに繰り返し登場し、観光客からの支持が特に厚い。
スイーツ部門で人気を集めているのが「シルクバニラソフト」だ。肌にも健康にも良いとされるシルク成分配合のクリーミーなソフトクリームで、ドライブや観光で歩き疲れた体を癒すのにも最適。観光エリアを歩きながら片手に持つ姿が、ベイエリア周辺でよく見られる光景となっている。
ハンバーガー以外にも、カレーや焼きそば、オムライスなどバラエティに富んだメニューが揃っており、幅広い好みに対応している。価格帯はファストフードとしてリーズナブルで、観光中の食事としても利用しやすい。
地域に根ざした人情ある接客
観光地に位置する店舗だけに、ベイエリア本店を訪れる客の多くは初めて函館を訪れた旅行者だ。そうした来店客一人ひとりに「函館のいい思い出になれるように心を込めて接客しています」と語るのは、ベイエリア本店主任の高柳由美さん。普段は厨房にいることが多いが、お客が帰る際には必ず一言声をかけることを心がけているという。
こうした温かい接客が積み重なり、一度訪れた客がリピーターになるケースも多い。「高校時代にベイエリア本店をよく利用していたが、結婚した今は我が子と一緒に利用しています。幸せです」というお客からの便りが届いたこともあるという。一人の人間の成長とともにある店——それがラッキーピエロ ベイエリア本店の姿だ。
創業者の王一郎会長も「ベイエリア本店はラッキーピエロの原点なので、大事にしていきたい」と語っており、スタッフ全員がこの店の持つ意味の重さを理解して働いている。チェーン店でありながら、個人経営の食堂のような人情味が漂うのはそのためだろう。
アクセスと周辺観光情報
ベイエリア本店へのアクセスは非常に良好だ。函館駅から車で約3分という近さで、ロープウェイまでも車で5分ほどの距離にある。函館の観光の主要スポットが密集するエリアに位置しているため、観光の動線上に自然と組み込めるのが嬉しい。
最寄りの観光スポットである金森赤レンガ倉庫は、19世紀末に建てられた歴史的建造物を改装した複合商業施設で、ショッピングやカフェ巡りを楽しめる函館随一のデートスポットだ。函館ベイ地区の夜景とともに歩けば、北海道ならではの情緒を満喫できる。
また、函館山ロープウェイも近く、標高334メートルの山頂から眺める函館の夜景は「世界三大夜景」のひとつとも称される絶景。ロープウェイ乗車前後の腹ごしらえにも、ベイエリア本店はうってつけの立地だ。
駐車場は設けられていないため、車で訪れる際は周辺のコインパーキングを利用しよう。ベイエリア周辺は観光地として整備されており、駐車場の選択肢も豊富だ。
営業時間は午前10時から午後9時まで(ラストオーダーは食事20時30分、ソフトドリンク20時45分)。観光で遅くなっても夜の部でも利用できるのは旅行者にとってありがたい。予約は不要で、席数は32席とそれほど多くないため、繁忙期の昼時は待ち時間が発生することも。時間に余裕を持って訪れるか、混雑を避けて午前中の早い時間帯や夕方以降に行くのがおすすめだ。
電話番号は0138-26-2099。詳しい情報は公式サイト(luckypierrot.jp)でも確認できる。函館を旅するなら、チャイチキとブランコ席という特別な体験が待つラッキーピエロ ベイエリア本店を、ぜひ旅程に加えてみてほしい。
アクセス
函館駅より車で3分
営業時間
10:00~21:00(ラストオーダー20:30、ソフトドリンク20:45)
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