
手打そば さくらぎ
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武家屋敷の町として名高い角館に、地元の旬素材とそば粉にこだわり毎日手打ちを続ける本格そば店がある。秋田駒ヶ岳の雪解け水を源泉とする清冽な湧き水で仕込まれた一杯は、旅の疲れを癒す風味豊かな味わいだ。
清冽な湧き水が育てる、本格手打ちそば
「手打そば さくらぎ」の最大の特徴は、秋田駒ヶ岳の長く厳しい冬を越えた雪解け水を源とする、田沢の清冽な湧き水を使ってそばを仕込んでいる点だ。水質がそばの風味に直結することを熟知した店主は、この湧き水にこだわり続けてきた。毎朝丁寧に手打ちされるそばは、透明感ある色合いと豊かな香りが特徴で、のど越しのよさも格別である。
メニューの中心となるのは二八そばと十割そばの二種類。二八そば(ざる770円)は小麦粉のつなぎを加えることで滑らかなのど越しを実現し、十割そば(ざる870円)はそば本来の風味と香りをストレートに楽しめる。どちらを選ぶかは好みによるが、100円追加で二八から十割に変更できるのもうれしい配慮だ。地元常連客から観光客まで幅広く支持を集め、食べログの評価は4.3(189件)と高水準を維持している。
四季を彩る、季節限定の美味
さくらぎの魅力のひとつが、季節ごとに変わる限定メニューだ。春は更科粉を使って薄紅色に仕上げた「桜そば」が登場し、角館の桜並木とともに春の訪れを告げる。夏には檜木内川で採れた「殿さま鮎の天ぷら」がそばに添えられ、清流の恵みを一緒に味わえる。
秋には、日本一大きいと称される「西明寺栗」を使ったデザートが楽しめる。栗の渋皮煮と栗ようかんのセット(550円)は秋限定の逸品で、仙北が誇る銘産品の風味をそばの後に味わえる。冬になれば、心も体も温まる「鴨南蛮そば」が登場し、厳冬の角館を訪れる旅人を温かく迎えてくれる。こうした季節のしつらえひとつひとつに、地元食材への深い愛着と、食を通じて四季を届けたいという店の姿勢が表れている。
豊富なメニューと、多彩な楽しみ方
そば一本に絞ることなく、多彩なラインナップを揃えているのもさくらぎの強みだ。天ぷらそば(1,250円)や天ざるそば(1,250円)、つけとろろそば(900円)、地鶏南蛮そば(1,100円)など、定番からアレンジものまで幅広く揃う。秋田県産地鶏を使った地鶏メニューは、地元の食材をふんだんに活かした看板の一つで、そばとの相性も抜群だ。
秋田の名産である「稲庭うどん」(冷・温970円)も用意されており、そばが得意でない同行者にも対応できる。また「そば屋のカレーライス」(900円)や「そば屋の中華そば」(650円)といったユニークなサイドメニューも揃い、グループでの訪問にも対応しやすい。丼ものは親子丼(800円)・天丼(950円)もあり、そば以外の選択肢も充実している。
さらに、コース料理(3,000円・4,000円・5,000円)も用意されており、少人数の会食や特別な食事会にも対応可能だ。創作そば料理を軸に、先付、前菜、お造り、焼物、煮物などが季節に合わせて組み込まれ、そばの奥深さをコースを通じて堪能できる構成になっている。予約は2日前までに電話にて受け付けており、事前のご相談も歓迎している。
落ち着いた店内と、旅のひとときに溶け込む雰囲気
店内はテーブル席14席とカウンター4席のこぢんまりとした構成で、落ち着いた和の空間が広がる。席数が限られているため、とくに観光シーズンの昼時は混雑することも多い。角館の武家屋敷通りや桜並木を歩いた後、ほっと一息つくような感覚で訪れる観光客の姿が多く見られる。
一人での昼食やカップルでのランチ、家族旅行の昼休憩など、あらゆる利用シーンに対応しやすい雰囲気だ。価格帯は770円〜1,350円(単品そば類)が中心で、コース料理を除けばリーズナブルに本格そばを楽しめる。大盛りは各種200円増しで対応しており、食べ盛りでも安心だ。
純米吟醸のオリジナル酒(3,070円)も用意されているので、そばと地酒を合わせて楽しむのも粋な過ごし方だ。手打ちそばの風味と秋田の地酒が合わさる時間は、観光の疲れを忘れさせてくれる。
アクセスと予約情報
住所は秋田県仙北市角館町川原町20-6。秋田内陸縦貫鉄道の角館駅からも徒歩圏内に位置し、桜並木通りのそばにある好立地だ。車の場合は駐車場の確認を事前にしておくとよい。
営業時間は11:00〜15:00ころで、定休日は不定休となっている。観光地に隣接するため、行楽シーズンには早めの訪問か事前の電話確認をおすすめしたい。予約はお電話(0187-54-2155)にて2日前までに受け付けており、コース料理や大人数での利用はとくに早めの連絡が望ましい。
また、公式サイト(http://soba-sakuragi.com/)では最新情報を確認できるほか、手打ち二八そば5食セット(タレ付き・2,700円税込、送料別)の全国発送も対応している。旅の思い出を自宅で再現したい方や、贈り物としても喜ばれる一品だ。
角館観光とあわせて訪れたい
さくらぎが位置する角館は、江戸時代の武家屋敷や蔵の町並みが今も残る「みちのくの小京都」として知られる。春には樺細工の老舗や武家屋敷通りの枝垂れ桜が見頃を迎え、秋には紅葉が城下町を彩る。仙北市立角館樺細工伝承館や西宮家など、文化・歴史施設も充実しており、食事の前後に立ち寄るコースを組むと半日から一日たっぷり楽しめる。
田沢湖も車で20分ほどの距離にあり、日本一の深さを誇る湖畔の散策とセットで仙北エリアを回るプランも人気だ。そばを味わいながら、秋田の自然と歴史文化に浸る旅は、東北観光の中でも特別な体験となるだろう。角館を訪れる際にはぜひ、さくらぎの手打ちそばを旅の一コマに加えてほしい。
アクセス
角館駅から徒歩約15分
営業時間
11:00〜15:00(定休日: 不定休)
料金目安
¥770 〜 ¥1,250
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